クラス分けテスト受けただけでぐったり!アメリカの語学学校ESLの様子
アメリカに渡ってからどのように英語を勉強してきたかについて書きたいと思います。
近所にある、こじんまりとした学校に行くのを止めて、規模の大きい語学学校へいくことにしました。
規模の大きい学校のメリット
まず学校へ行き、手続きをしてリスニングと読解のテストを受けました。
リスニングと読解テストは共にボリュームがあるものだったので、終了後にとても疲れてしまいました。もうぐったりです。テスト受けただけで「今日は英語の勉強をたくさんしたな~!」と思ってしまいました。
こちらの学校の授業内容は発音を細かく勉強したり、リスニング、ライティング、もちろん会話もしますので、とても充実していた感がありました。カリキュラムがしっかりしている、というのはメリットの1つですね。
ある先生は質問に答えると小さなキャンディをくれたりして、最初は「大人にキャンディーなんか」って思っていたんですが、最後の方は質問に答えたので「キャンディください!」みたいな感じになっていました。(笑)
先生の授業の工夫でもありますよね。人を引き付ける先生でした。
夏は月曜から金曜までの午前中、8:20から12:20までの約4時間でしたが、夏が終わると、午前中のクラスに加え、お昼を挟んで15:00くらいまで授業があり、割と長い時間学校で過ごしていました。
もちろん最初の頃は1日中英語で過ごすこと自体がとても大変でした。
でも次第にそれも慣れてきて、新しい学校でも友達が出来たり、学校の食堂でランチを一緒に食べたりして学生に戻った様な気持ちでした。
私は30代ですが、英語を学ぼうとしている外国人が沢山きていて、40代、50代、60代の方もきていたのは驚きましたし、素晴らしい志だなあと思いました。何事も、何歳からでも遅くない!
クラスはレベル1から6まであり、私のスタートは4だったと思います。
定期的にテストがあり、自分の成長がわかります。
もちろん授業をサボって、テストの点数が下がればクラスも下がることもあります。
また先生のお勧めの英語教材なんかも教えてくれるので、そこもメリットだと思います。
レベル6まで終了すると語学中心では無く、高校レベルの内容を教えてくれる授業があり、それもとても楽しかったです。
もちろん先生は語学を教えるのでは無く、生物のクラスであれば生物を、歴史のクラスであれば歴史を教えます。
ぐんと英語が難しく感じ、中には「やっぱりついていけない、語学だけを学ぶクラスに戻る」という人もいます。
もちろん私にとっても最初はついていくのがとても大変でした。語学を学ぶクラスでは無いので、「その単語の意味は・・?」と聞けるような雰囲気でも無いですし・・。授業もどんどん進んでしまいます。宿題も結構ありました。
でもつらい分、確実に自分に英語力がついていきますよ。
歴史のクラスでは、アメリカの視点から歴史を教えているのも興味深かったです。
日本にいるときは、日本の視点から歴史を見ることが多かったので、戦争のテーマでも取り扱い方(捉え方)が違うのでそういったところも勉強になりました。
視点は違うこともありますが、日本で既に習っている内容なので「今、この時代のことを勉強しているんだな」とわかりますし、復習のような感じで学べるので、そういった所は助かりました。
コミュニティカレッジに行きたい、大学に行きたい場合はこちらの学校が生徒に補助金のようなお金を出して応援してくれるのも、メリットです。もちろん全額ではなかったですし、学校にもよるとは思うのですが、学びたい気持ちがある生徒にとっては大きな助けになりますよね。
規模の大きい学校のデメリット
デメリットはあるかな?と考えてみたのですが、クラスに20人、時に30人生徒がいても、先生の目は行き届いていると感じましたし、特に大きなデメリットはないと思います。家から少し遠かったのが私にとってはデメリットです。
日本とアメリカの授業の雰囲気は全く違う
アメリカでは授業でディスカッションさせることがとても多く、授業の中で生徒の発言回数がとても多いという印象を受けました。
自分が中学生の時や高校生の時の事を思い出すと、授業は先生が一方的に話していて、生徒は黙って聞いている、必死にノートをとっている、ということが多かったんですね。
アメリカの授業では、あなたはどう思いますか?と意見を問われることが多かったなと感じました。生徒同士が対立する意見を持っていた時はヒートアップします。でもどちらが間違っているとかどちらが正解とか、そういうことではないんですね。「あ、こんな意見・考え方もあるんだな」と学べます。逆に何にも意見を持ってないと、考えていない人と思われることもあります。
1年程こちらの学校に通ったのですが私はこの学校で親友と呼べる外国の友達が出来たので、本当に楽しかったですし、30代になって青春のような時間をこの学校で過ごしたので、「今後このような時間はもうないんだろうなあ」と卒業の時は寂しく感じました。
今振り返ると本当に充実した、楽しい時間でした。向き不向きはあると思いますが、私は規模の大きな学校に行ってよかったです。
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