アメリカで英語面接を突破する!ビビリな私がやった米大手エアライン面接対策
アメリカに住んでいるから、いつかは米国企業で働きたい。
ジャパニーズレストランで働いているけどそこから一歩先を進みたい。
アメリカに暮らすようになってから、私は心の中でそう思ってきました。
でも英語の壁があったり、面接に行くこと自体が怖くてなかなか踏み出せなくて。それでも思い切って飛び出してみたのに、不採用で落ち込んだり。
でも去年、大手の米エアラインから客室乗務員としてオファーをもらいました。
今回はアメリカ企業の面接に向けて、私がどんな対策をしてきたかを書いていきます。
※いきなりここに辿りついたわけではなく、紆余曲折ありました。もしよければこちらもどうぞ→アメリカで客室乗務員に転職!留学経験ゼロから米系航空会社への就職
まず先に、私が大手エアラインの面接で不採用になったときの失敗例をあげていきます。
・採用の流れを確認しなかった→ネットで調べればいくらでも出てくるのにちゃんとしなかった
・どんなことを聞かれるかな?とあまりリサーチをしなかった→ちょろちょろっと基本的な質問を調べただけ
・面接の練習をあまりしなかった→やらなかったわけではないが、緊張したらスラスラ出てこなかった
・身だしなみをちゃんと整えていかなかった→客室乗務員の面接なら髪型はアップスタイルのほうが印象が良いが、下ろして行った
採用の流れを把握していっていないので、当日の会場でとなりになった受験生に「今日はグループ面接か1対1の面接か知ってる?」と聞いている始末。面接のときは、しどろもどろ、面接官は私に興味ないのがおもいっきりわかりました。
もちろん、結果は不採用・・。(私は日本でCAの経験あり、アメリカでも大手じゃないけど客室乗務員をしていたのに落とされました。)
なぜ、しっかりと対策をやらなかったかというと、英語で調べたりするのが面倒でした。面接の練習や企業研究は日本語すら面倒なのに英語となるとそれ以上。経験があるし、なんとかなるかもと、甘く考えていた部分がありました。
それと・・一歩踏み出すことによって、「うまく立ち振る舞えない自分」と向き合わなくてはいけないのが嫌だったのだと思います。面接の練習ですらスラスラ英語が出てこない自分、何度も言葉に詰まる自分。
でも・・次は同じ失敗をしたくない・・。
そう思った私は対策を練ることにしました。
自分がやってこなかったことをやれば、きっと合格へ近づくに違いない。自分の思いつく限り、自分がやれることでいいからをやってみよう。
そう思った私は
・企業研究
・採用の流れを確認
・面接で何を聞かれるのかをリサーチ
・その上で面接の練習
・どうしたら緊張しないか?
・身だしなみ対策(スーツを購入)
特に面接の練習にはものすごい時間を割きました。面接が苦手なので・・。次の項目でもう少し詳しく書いていきます。
・企業研究
これは企業のホームページを主に見ます。
細々としたところまで見る必要はないと思いますが、例えば本社がどこにあり、ハブはどこ空港か、社長の名前、他社との違いなどの基本情報は知っておきます。そのエアラインを使ったことがある、使っているなら自分が感じる会社への印象を面接で言うこともできますよね。この企業が力を入れていることを調べると、面接でもアピールしやすいと思います。
企業研究では、ホームページを隅々まで見る必要はないと私は思います。それよりも、面接に苦手意識があるなら、面接対策に力を注いだほうがいいと思います。
・採用の流れを確認
採用の流れは企業のホームページで確認するか、Glassdoorで確認します。
流れなんか知らなくても大丈夫でしょ?と思うかもしれませんが、知っている方が心構えができるし、時間を取ってしっかり準備していくことができますよね。
例えば、最初はグループ面接なのか、それとも1対1で行うのか?どのくらいの時間をかけて面接は行われるのか?採用方法は毎回微妙に変わっている気がするので、そこも注意です。
・面接で何を聞かれるのかをリサーチ
これも私はGlassdoorを使いました。
なるべく最新情報を見るようにして、できる限り過去まで遡っています。Glassdoorでは受験者の実際の体験談を載せているので、かなりお役立ち情報だと思います。
ここから面接で聞かれていることを拾って、パソコンに書き写していました。例えば、面接では「why did you choose our company?」と聞かれたと誰かが書きこんでいるのをglassdoorで見つけたら、そのお題を自分のパソコンに書き写して、自分だったらどう答えるかな?とまずはパソコンに書いてました。パソコンに書くことで自分の考えをまとめました。自分で考えても上手い言い方がわからないときは、ネットを使いました。アメリカ人はどういう言い回しで回答するのか調べました。
練習する過程で、もっと違う言い方にしたいとか、このほうが言いやすいなと考えが変わったときはその都度アップデート。
手書きでもいいと思いますが、書き直す必要があるときに面倒だったので、私はパソコンを使ってました。小さな紙の表にお題を書いて、裏に自分の回答を書いて覚えている人もいました。
・面接の練習
面接の練習をするにあたり、よく言われるのは「丸暗記はよくない」だと思います。
でも私は英語も苦手だし、面接も苦手意識がありました。なので私がやったのは、ほぼ丸暗記。
例えば、自己紹介してくださいと言われたときは、これとこれとこれを言う、という風に大まかに決めて答えるように最初はしてはいたのですが、それでも言葉がスラスラ出てこないことが多かったので、丸暗記をしよう!と思いました。
質問されそうなことをできる限り調べて、それに対して丸暗記するので、量が半端なかったです。時間を見つけては一人でブツブツ・・みたいなことを一時期はずっとやっていました。ソフトボールに例えるなら、100本ノックみたいな感じ・・。
このやり方は効率が悪いとは思うのですが、やって良かったことは、
・覚えるまで何度もやったので、自分の体に染み込んだ感覚(全部じゃないけど勝手に言葉が出てくるようになる。たとえ自分のアイディアではもともとなかったとしても、自分が本当に思っているかのように発言できる)
・丸暗記したことで逆に応用できるようになった(この言い回しは違う質問を聞かれたときでも使えるな、等)
・自信がついた(これは1番嬉しい)
必死に練習しても同じ質問がくるとは限りません。限らないんですけど、でもたくさん練習していると、似たような質問に対応できるようになるんですよ。少なくとも私は、予想外の質問をこれで乗り切りました。
例えば「なぜ御社を志望しているのですか?」という質問がきたとき、私は、「なぜ客室乗務員になりたいと思ったのか」と、「御社を志望した理由」をミックスでしか練習してきませんでした。似ている質問だけど、微妙に違う質問なわけです。こういったときは、「なぜ客室乗務員になりたいかも合わせて述べていいですか?」と切り替えして応答しました。
それから大量練習することで、この単語は言いにくいいから、違う言い回しにしようとか、この表現のほうがしっくりくるな〜とアイディアが出てきたりしました。
あと、面接の練習をしてくれる友達とか誰かがいれば頼ったほうがいいと思います。私は夫にお願いしようかなと思ったのですが、とにかく量をこなしたかったのと、家族だと甘えがでそうだったので、録画機能を活用しました。パソコンに向き合って自分を録画して、自分でチェック。自分で自分を指導する感じですが、これはかなり良かったです。目の動きとか、笑顔、声の大きさなどをチェックできるし、何分くらいで自分が回答しているかもわかります。
一人でもくもくとやるのが好きな人には、とても良い方法だと思います。
・どうしたら緊張しないか?を考えた
当日、リラックスした状態で面接ができればいいのですが、きっと緊張する・・どうしたら緊張を和らげるかをネットで調べたり、自分なりに考えました。
その答えの1つはやはり練習かなと思いました。「練習以上のことを本番で出せるはずがない」と自分に言い聞かせました。
あと、練習のときにいかに本番のような緊張感を出しながらやるか。いくら練習しても緊張感は練習で出せなかったんですよ。
対策としては、本番のようにスーツを着て、ちゃんとメイクをして、身だしなみも整えて練習するのが1つの手だと思います。
・身だしなみ対策(スーツを購入)
面接の為にスーツを購入しました。黒色の無難な2ピース。
会社によっては面接での服装について指定があるので注意です。例えばプロフェッショナルな服装で来てくださいなど。髪が肩より長い人はアップスタイルで行くことをお勧めします。最終面接のとき、面接管が私の姿を見て、「身だしなみがいいですね」といってくださったので、ビシっと決めて行くと印象がいいと思います。
黒色のスカート+白いワイシャツで面接に行ったこときは、失敗したと思いました。会社からの指定はビジネスカジュアルだったので、ジェケットを着ていなくても良かったとは思うのですが、周りの人たちはほぼスーツで、プロフェッショナルに見えました。私は髪をタイトにしていなかったので、ちゃんとしていけばよかったなあと思いました。
別にそぐわない服装ではなかったのですが、周りと比べるとどうしても・・。その時点で自分の気持ちが負けてしまいました。
自分に自信を持つためにも、現役客室乗務員に見えるような格好でいくことをお勧めします。
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練習しても緊張はしたのですが、でも面接管の質問に対してハキハキと端的に回答はできたと思います。練習した質問は本番で出てきたのもあるし、出てこなかったのもあります。
でも練習をしていたので、「質問は違うけど、練習してたこの回答でいけるかも!」と応用ができました。面接管の質問の意味がちょっと正確にわからないな・・という場面もあったのですが、それでももう1度言ってもらえますか?とお願いした上で、ハキハキ、堂々と答えてました。
あと他の受験者に会って、「この人は面接準備をまったくしてこなかったんだろうな」というのがすぐわかりました。特に、時間が限られている中でダラダラと話している人は、何を伝えたいのかわからなかったし、面接官も困っている感じでした。素人の私でもわかったので、面接慣れしている面接官はもっとですよね。それは練習をしてきたからこそわかったのだと思います。
Glassdoorで受験生が、アドバイスとして「当日の面接を楽しんでください!」と書いていたことに対して。これは一理あるのですが、準備をしっかりした上で楽しんでくださいという意味です。準備をした上で、当日に他の受験生やアシスタントの方と会話を楽しんだりするのは◎。
あと、よく考えたら日本語ですら上手く返答できるかわからないのに、ましてや英語なんて・・と思ってたんですけど、だとしたらもう英語で一生懸命考えてしまったほうがいいかと感じました。
例えば、「制服にはどんな意味があると思いますか?」と質問されたとして、日本語でも上手く返せない自分がいたので、もういいや、最初っから英語で考えよう!と思いました。
面接対策では「このチャンスを逃したくない!絶対に勝ち取りに行く」という気持ちで行っていました。畳み掛けたという感じで、一人面接の練習量は誰にも負けてなかったと思います。何より、自分自身に負けずにいられたのは良かったと思います。
自分で納得するまでやれば、仮にだめでも後悔はないのではないかと思いました。
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