アメリカ留学の場所・都市の選び方!日本人多い・少ないって大事だよ
アメリカ生活が数年経過して改めて思うのですが、アメリカは広いので住む場所によって生活環境が全く異なります。
日本人が多い地域もあれば超少ない地域もあって、その差がびっくりするぐらいありますし、州や都市により人種の割合も全く違います。宗教色の強い州もあります。「こんなに雨ばっかりふるのね」な地域もあれば、「雨が全然降らないわ」な気候の地域もあるわけです。
私の場合は結婚のために渡米したので最初は住む地域は選べませんでしたが、自分がどんなタイプの人間なのか、海外でどんなライフスタイルを望むのか、海外で何を優先事項とするのかを考えておくことは、その後の生活の快適性にも関わってきます。
例えば英語を絶対に話せるようになりたいから、辛くても日本人が少ない都市を選ぶのか、それとも自分は楽しさも求めるのか、自分の性格や英語力を考慮すると不安だから、最初から日本人全くいない所は選ばない、など。
そういった自分の適性や方向性がわかっていれば、目標を叶えやすいと思います。環境の威力って思っている以上に相当、強いです。
今回は日本人が多い場所に住むメリット・デメリット、日本人が少ない場所に住むメリット・デメリットを考えていきます。
まずは先に日本人が多い地域に住む良いところをあげてみます。
●日本人の友達ができやすい
●緊急時など何かあったら日本語サポートを使える
●日本食レストランや日本の店が身近にあるので便利
●大概は大都市なので日本へ直行便がある
ハワイやロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークは日本人が多い地域ですね。
日本人が多い地域では日本人の友達を見つけやすいですし、異国の地で心細くても心強い味方になってくれます。海外暮らしは思っている以上に大変ですし、ストレスもありますから、日本語を話せるというだけでもかなりの安心感があります。異国で乗り切る為の情報交換、精神的な支えになるというのが大きいですね。
ロサンゼルスやシアトルは日本の食材が買えるスーパーや100円ショップなどもありますし、日本で行列ができるような飲食店がアメリカに店舗を出していたりもします。
シアトルに住んでいた時は日系スーパーが近くにあり、薄切りの豚肉牛肉が売っていて嬉しかった思い出があります。アメリカ系スーパーだと薄切りは売ってないので、日系スーパーに頻繁にいって買い漁ったり、刺身やゴボウを手に入れたりしてました。ロサンゼルスの日系スーパーなんかは、日本のスーパーとほぼ同じと言えるのではないでしょうか。
食べ物って意外と大事で、日本食が手に入るだけでも精神面が大きく変わると思います。小さい頃から慣れ親しんだものを口にすることで元気になれたりしますよね。
ロサンゼルスやサンフランシスコ、シアトルなどは乗り換えなしで日本から行けるので、飛行機に乗ったらすぐアメリカ、というのもかなりラクだと思います。精神的にも西海岸だと、まだ日本と近いなあという感覚がありますね。
次に日本人が多い場所に住むデメリットです。
●日本語を話すので日本語に頼ってしまう
●日本人同士の付き合いがメンドクサイ
●生活費がやや高い
日本人多いと日本語ばかり話してしまい、英語の上達に時間がかかると思います。人間はどうしてもラクな方へラクな方へと行ってしまうので、日本人同士でわざわざ英語話しましょうよって、ないですし。
また日本人同士の付き合いが生じると多少面倒な人づきあいや噂話も発生すると思います。集まりに来ませんかと誘われたりしますし、ちょっとメンドクサイ・・。
アメリカで出会う日本人は日本で出会う日本人よりも少ないわけで、そこからアメリカにいるというだけで友達になったりするので、何かこの人と合わないという事も起こります。そうするとそれがストレスになったりするんです。
便利で快適な場所はコストもかさんできます。特に家賃!日系スーパーで日本の食材揃えるのも、ちょっと高めにつくかな。
たけのこの里売ってる!買お~!って思ってもちょっと割高ですからね。
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日本人が少ない地域に住むメリットは
●英語を速いスピードで習得可能
●アメリカの文化に触れる機会が多い
●アメリカ人の友達ができやすい
●生活費が高くない
日本人が少ない地域の良いところは、やはり英語の上達が早い点にあると思います。1日24時間英語に触れていると覚えるスピードも速いですし、発音もかなり良くなってきます。自分で何とかするしかないので、そういった逆境の中で奮闘しながら英語や行動力、問題解決能力が向上します。
ソルトレイクシティにいた時は語学学校に行っても日本人が居ませんでした。たまーに日本人がましたが、多くても1人か2人。その為、現地の友達が比較的すぐに出来ました。
白人のホストファミリーと暮らしている場合は発音がかなり良くなると思います。コロンビア人の友達は白人と暮らしていましたが、英語の上達早い、発音綺麗で羨ましかったです。ホストファミリーと一緒に住むうえでそこのお宅では家族は一緒に行動するというルールがあった様なので、そこはちょっと面倒そうでしたが・・。
アメリカ文化を深く知ったり、アメリカの考え方・価値観をより身近に感じると思います。アメリカ人に接する機会は多いです。こいった場所はだいたい郊外とか内陸になるので、生活費は大都市と比べ安く抑えられる傾向にありますね。
日本人が少ない地域に住むデメリットを見ていきます。
●何かあった場合も英語で対応しなければならないストレス
●日本食や日本ショップが身近にない
●日本人が居ないので寂しいと感じやすい
●差別を受ける可能性がある
●馴染むまでに時間がかかる
日本語を使いたくても使えない、日本語を話したくても話す相手がいないとなるので、ストレスを感じたり孤独を感じたりしやすいです。あと語学って急に伸びるものではなくて、習得に時間がかかるものなので、長期戦で頑張っている間に心がポキっと行く場合もあります。
ソルトレイクシティでは1年くらいは日本人の友達も知り合いもいなくて、夫が日本人であっても日本人が恋しい病にかかった時期があります。先生に「この学校に日本人はいませんか?」と自分から尋ねていたくらいですからね。日本人の女性がその後やってきたときは超嬉しかったですよね。でもやっぱりそうするとついつい日本語でしゃべりまくっちゃいますが。
食べ物はアジアンマーケットがあったのでそこでどうにか手に入れてましたが、薄切り肉は冷凍しかなかったです。
差別についてですが、差別をしてはいけないとかそういうのがありますけど、実際問題として根強くあります。この国から差別が無くなることはないだろうと私は思ってますし、こんなに人種が入り混じっている以上、難しいことだと感じます。
で、アジア系が多い地域はその分差別されにくいと思います。私は表立って何かを言われたことはないですが、自分が気づいてないだけの場合もあったかもしれません。白人にはニコニコ愛想が良い人でも私の時は態度が違うというのはありました。でも黒人と白人の差別問題より、アジア人は全然ない方だと思います。
あと日本のものを食べたいなあと、と思っても気軽には手に入らないですし、アメリカの食べ物が口に合わないタイプの人にとってはツライかも。日本人の方で、アメリカの食べ物があまり体に合わず、どんどん痩せていった人もいましたし。
日本人が居なければいないほど、一人で価値観の違いや劣等感に苦しんだり、ストレスがものすごいと思います。
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日本人の多い地域、少ない地域どちらをとってもメリット、デメリットはあります。
自分が何を望むのか、何を最も優先とするのか、自分はどんなタイプなのかを考えて、少しでも快適に海外で過ごして欲しいと思います。
ちなみに私はですが、大変臆病で弱いので、日本人がいると頼ってしまう人間です。日本人が周りにいると一緒に流されてしまう自分に甘いタイプと分析しているので、英語を身に着けるのが目標なら日本人少ない環境の方が合ってますね。で、失敗したり恥かいたりしてそこからクソー!と思いながらやるタイプです。
都会が好きだから大きな都市に行きたいんですけど、でも目標が英語話せるようになりたいで性格を考慮すると、長期留学だったら地方都市あたりに行くと思う。学校あるときはガッツリ授業に集中して、休みの時に観光地とかへ遊びに行けばいいのかなと。
なので私はですけど、日本人少ない場所を選びます。
もちろん日本人いないと心のバランス取れないタイプもいるので、自分の願望やタイプを知った上で場所や都市を決めるのが良いと思います。
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