30歳を過ぎてからアメリカのコミュニティカレッジで学ぶ
前回に続き、アメリカに渡ってからでどのように英語を勉強してきたかのお話です。
語学学校、高校レベルの英語をある程度学び、
その後は近所のコミュニティカレッジへと進みました。
日本は大学に入るまでが大変で、卒業は簡単、
逆にアメリカは入学が簡単で、卒業が大変、
という傾向にあると聞いていましたが、本当にその通りでした。
コミュニティカレッジ
私が通ったコミュニティカレッジは
もちろん入学時にテストがありましたが、
日本のような、「合否の結果、入学!おめでとう!」というものでは無く、
極端に言えば、
「ある一定以上の学力があれば入れます」、
に近いように思います。
もし学力が一定以上無い場合は、
講義を受けるにはこのレベルの英語が必要だから、
その前段階でこのクラスのこの授業を取ってくださいね、
ということはある様でした。
私は日本で学士の資格があったので、
授業内容が似たような科目は
コミュニティカレッジへ日本での取得済み単位を移行することもできました。
とにかく課題の量が多い!
私は日本では文学部英文科でしたが、
ガラッと変えて、ビジネスを専攻することにしました。
全く異なる分野の専攻もできるというのが
とても良いと思いました。
その分、知識が無いので、授業についていくのに辛い面もありますけどね。
授業内容は専門性を増し、
とにかくボリュームが多かったです。
課題内容や課題を出す頻度は教授により異なりますが、
量が多いのはどの授業も同じかなと感じました。
例えば、
経済のクラスで、「小テストを毎週1回するのでテキストを読んで来てください」という指示を受けて、
テキストを読むんですが、
その量が毎回50~80ページと多かったですね。
しかも英語で書かれたテキストを読むわけですから、
それだけでも大変です。仕方がないので、辞書を片手に時間をかけて読みます。
この単語なんだったけ?と何回も辞書を引いているの頭に入らなかったり、量が多いので、始めの方で読んで学んだことを忘れたりします。情けない・・
また授業によっては
リサーチやディスカッションを求められます。
大学では読むことだけでなく、書くこともかなり求められます。
オンラインの授業を取ったこともあります。
オンラインのクラスであっても、ディスカッションってできるんですね。
与えられたテーマをパソコン上でチャットのように議論していきます。
毎日授業についていくのがとても大変でした。30歳過ぎの脳みそには負担が多すぎて発狂寸前でした・・
コミュニティカレッジでスピーキングも上達させたいと思っていましたが、
テキストを読んだり、エッセイを書いたりと、
そういった時間の方が圧倒的に多かったように思います(専攻内容によるとは思いますが)。
でも頑張ったせいか、取った授業はすべてAの評価を頂けました。
他州への引っ越しにより、卒業はしていないのですが、
チャンスがあればまた単位を移行して学びを深めたいと思います。学年ごとではなくて、アメリカでは単位を取り終えたら卒業になるので、そこも日本とはやや異なる部分ですよね。
日本の大学と、アメリカの大学のどちらが良いシステムか?
両方の大学を経験して、
個人的には、アメリカのシステムの方が、将来自分の役に立つのではないかと感じました。
日本は大学入学後、勉強せずに遊んでしまう人が多い様に思います。それでも卒業出来てしまうんですよね。入試の為に沢山勉強はしていますが、基本的には高校で習ったことが入試にでるわけですよね。
アメリカのシステムは大学で学ぶべき内容を大量に生徒に課します。テストの点数を数値化して、何点から何点の間はA、何点以下はD、など細かく決まっているのがほとんどで、点数が取れなければ容赦なく再履修になります。大学を辞めてしまう生徒も沢山います。辛いけど、本当に自分の役に立つのはアメリカのシステムなのではないか、と感じました。
どちらにいったとしても、本人のやる気!が一番大事なのは確実ですけどね。
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