アメリカに暮らしてわかった英語を話せない日本人が多い理由・原因

学校で英語を勉強しているのに日本人て英語話せない人多いですよね。

 

日本のことを割とよく知っているアメリカ人に

 

「学校で英語習ってたんでしょ?なんでスピーキング苦手なの?」

 

ってアメリカで暮らしていて、聞かれたことがあります。なんか的を得ていて、心にグッサー!っとくる質問でしたね。笑

 

そんなこともありまして、今回は勤勉な日本人が英語聞けない・話せない理由を3つお話したいと思います。

 

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◆理由その① そもそも量が足りてない

昔から学校で英語の勉強してきてるのに「英会話出来ないのはおかしいな」って思ってたんですよね。中学、高校、大学でも英語には触れているのに「なんでかな」って。

 

でも実はこれ、全然量が足りてないんだと思います。日本にいるときは気づきませんでした。

 

語学習得に何時間必要になるのか、というのはいろいろな説がありますし、何をもって習得というのかしっかりと線引きは出来ないのですが、大体、5000時間とか、10000時間かかるって言われているんですよね。

 

仮に10000時間だとして、

 

1日1時間英語に勉強したら、10000日=約27年かかる計算なんです。

1日3時間英語の勉強したら、約9年かかります。

 

毎日30分でも勉強って大変なのに、毎日1時間ですよ?仕事疲れていても、毎日休まずですよ?それを27年って気が遠くなっちゃいますね・・。

 

仮に、5000時間だとしても、1日1時間勉強したら、5000日=約13年です。13年でも大変な年月ですね・・。

 

だから語学の習得って簡単じゃないということ、そもそも時間がかかるものだということです。

 

しかも日本の勉強って読み書き中心の授業ですよね。日本式の勉強だと英会話が身につかないのは自然なことなんだと思います。

 

日本人が日本語を話せるのは小さいころから大量に日本語を浴びて、そしてたくさん話しているからですよね。

 

◆理由その② 生きた英語を学んでない

日本で聞くリスニング教材って、ハッキリゆっくり、丁寧に話されているものがほとんどです。それこそテストの為、受験の為の英語ですよね。

 

私自身も学生の頃「外国人と会話したいから英語の勉強する!」というより、テストの為、受験の為に勉強をしてました。外国人も周りにはいなかったですし。

 

実際の英会話は、雑音はいったり、省略があたりまえに起こります。話す速度も早いですし、もごもごしゃべったり、スラング使ったり、アクセントのある人もいます。

 

例えるなら、NHKアナウンサーの話し方と、自分のお母さんとか友達の話し方。

 

アナウンサーの話し方って聞きやすいですし、わかりやすくとても丁寧に話してますよね。

 

一方、自分のお母さんが話す時って、文法の事とかもちろん考えてないですし、主語が抜けてるとか、あれ、とかこれ、とか使ったりして話し方に癖があったり、話は飛んでくし、ちょっと理解難しかったりしますよね?

 

実際の英会話もそれくらい違いがあるんじゃないかなあと私は思います。

 

こういった実際の生きた英語を学ぶ機会、使う機会って日本ではほんとに少ないと思います。日本語だけで生活出来てしまいますし。それこそ学校で勉強しているので知識あるけど、でもそれを使う練習をしてない、という様な状態なのかもしれないですね。

 

もちろん実際の英会話って、相手はあなたの英語を採点したいわけじゃなくて、ただ意思疎通をはかりたいだけですよね。

 

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◆理由その③ 正しい文法とか正しいニュアンスに縛られる、恥をかきたくない、間違いが怖くて話せない

日本の授業で英語話すときや、声に出して読むときって、ネイティブみたいに発音よく話すことになんかすごく抵抗がありました。

 

「ネイティブみたいになり切って!」っていわれても、「自分の発音は正しくないし」とか、「他の生徒から笑われるんじゃないか」とか、そんなメンタルブロックがありました。それで結局日本人が聞きやすい、カタカナ英語になってしまう。

 

授業で帰国子女の人がテキストを読むように指されて、すごくきれいな発音でスラスラ英語を読んだ後に、自分が指されたときなんて、最悪ですよね。「先生、なんでよりによって帰国子女の後に私を指すんですか?恥かかせたいんですか?」っていう。笑

 

語学って間違えながら覚えていくんだと今ならわかるんですけど、「間違えたくない!恥かきたくない!」ってその時は思っていたから全然覚えなかったですね。

 

むしろ「恥かくぐらいなら、英語話したくない!」だったかな。だから使わない。

 

でも使わないと語学って絶対に身につかないですよね。

 

瞬間に頭の中で英語を組み立てられないっていうのもありました。

 

「この場合は、複数形だからSをつけるんだよね」とか、「三人称だから動詞にSをつけるんだっけ?」とか頭でごちゃごちゃ考えちゃって、結局これも「間違えたくない!」とかって思って、外国人いるのにだんまりしてるとか。

 

でも間違えた分だけ覚える、間違えた分だけ成長していくんだと今は思ってます。恥かかない為に黙っているより、間違えて恥かきながらも英語使って体感覚で身に着ける方が当然上達は速いですよね。恥ずかしい思いしたときの悔しい気持ちって、そのあと凄いやる気のエネルギーになったりもします。

 

◆じゃあどうすればいいのか

日本で行っている英語の勉強法と逆のことをすれば英語話せるようになるのかもしれませんね。

 

大量に使える英語聞いて、大量に話して、間違えながらでも使う。

 

日本でこの環境を自力で作り出すって難しいのではないかと感じますが、でもアメリカにいたとしても大量に、生きた英語に触れる、間違えながらも使って覚えることをしなければ、英語聞けたり話せたりするようにならないと思います。

 

かといって読み書中心にやってきたことが無駄だとは思いません。基本が出来ていれば英会話の上達は早いですし、語彙もありますよね。

 

語学習得には時間がかかるという前提で、生きた英語を恥かきながらでもどんどん使っていくというのが、上達のコツといえそうですね。

 

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