はじめてラスベガス観光する人の為の基本情報!気候&治安と簡単な歴史
ラスベガスってどんなイメージを持っていますか?華やかなイメージ?ギャンブルのイメージ?
大体はその通りで24時間カジノが楽しめる、砂漠に囲まれたリゾート地です。
ギャンブルをはじめ、アクロバティックなショー、バフェと呼ばれる食べ放題やショッピング、そしてホテルはユニークなものからラグジュアリーまで揃っています。
ニューヨーク・ニューヨークホテルではホテルの間をジェットコースターが激走してますし、クソールホテルはピラミッドの形だし、見た目にインパクトあるので一気に盛り上がります。
「ホテルに遊園地入ってる!」ってぶっとびですよね。
ラスベガスって街全体がテーマパークな感じなんです。
一方でコンベンションが盛んに行われ、ビジネスイベントが繰り広げられていますし、グランドキャニオンやザイオン、ブライスキャニオン、デスバレーと有名どころの大自然へのゲートシティにもなっているので、もはや何でも楽しめてしまうミラクルシティなのです。
ソルトレイクシティ方面から車でラスベガスで向かって夜着いた時に、街の明かりが見えた時の感動は未だに忘れられません。暗い道路を走っていると、いきなりパーッと夜景が広がって、
「うわー、これがラスベガス・・?」
と夜景に圧倒されたのを覚えてます。
とはいえ、ちょっと周りに目を向けると何もない、乾燥地帯な所にある街なんですよね。
そもそもラスベガスってどこ?って感じですよね。ネバダ州にある町なのですが、地図で見た方が早いのでコチラをご覧ください。
(出典:https://wiki–travel.com/map-of-america-las-vegas.html)
緯度でいうと、東京とほどんど変わらない場所にあります。でありながら気候は砂漠地帯に属します。
ラスベガスはネバダ州の中で最大の都市です。間違えそうになるけど、州都はラスベガスではなく、カーソンシティです。
ロサンジェルスに割と近いので、ラスベガスに住んでいる地元の人たちは週末を利用して車でLAに遊びに行く人が多いです。
ラスベガスの中でもホテルカジノやレストランが密集し、メディアで良く取り上げられるのは「ストリップ」=ラスベガス・ブルバードという通りです。地図でいうと、赤い縦線で示されている部分です。
(出典:http://lasvegaslossvegas.com/Las-Vegas-Maps.htm)
ストリップって日本人からしたら裸とか、脱ぐのメージがあるんですけど、ストリップにはもう1つ意味があって、「街路」とか「通り」という意味です。もちろんラスベガスのストリップっていうのは、後者の意味です。
まあ、カジノフロアで女の人がポールダンスしているのを見た時はビックリした思い出がありますし、脱ぐをイメージさせるお店はたくさんあるし、2つの意味がかかっているのかもしれませんけどね。
カジノあり、ストリップバーなどのアダルトエンターテイメントがたくさんあるので、「Sin City」=罪の町、欲を満たす為の町ともいわれます。
私はラスベガス在住なのですが、実際に住んで思うことは町自体がコンパクトにまとまっているということです。マッカラン空港からストリップ通りまで車で15分~20分くらいですし、近くて便利。
とは言っても地元の人たちはストリップにはほとんど行きません。行っても年に数回だと思います。ストリップにいる人は殆どが観光客です。
地元の人どこにいるの?という話ですが、ストリップにあるホテルやレストランで働いている方達が地元民です。
多くの観光客はストリップ沿いのホテルに宿泊して、そこから歩いたりバスで移動するという感じ。かなりの数のホテルが存在するので選ぶのも困っちゃいますけどね!
ストリップって車がたくさん走っているので歩行者の為の歩道橋があちこちにあるのですが、登ったり、下りたり、結構大変なんですよ。
しかもかなりの確率でエスカレーターが壊れてる(笑)。下りのエスカレーターではなくて、上りがですよ。なので、割と歩く街でもある気がする。
歩道橋全部繋げて、歩きやすくして欲しいと思いますけど、ホテルの中に入ってカジノするなり買い物してもらう様な構造になっていますね。
ラスベガスって緯度は東京と同じだと言いましたが、天気はちょっと違います。砂漠気候にあるから、年間通じて雨は殆ど降りません。晴天率かなり高いです。年間で300日くらい晴れてます。おまけにアメリカでもっとも乾燥した州です。
シアトルに住んでいたことがあるのですが、シアトルはその逆で、年間300日くらい曇りか雨だったのでもうそのギャップが凄い(笑)。私は雨がちょっと恋しいです。夫は雨降ると大喜びしますからねえ~。
7月、8月の真夏は昼間に40度超えていることもあります。そんなに日外に外出して30分くらいウロウロしてたらすぐに日焼けましたし、具合悪くなって、帰宅して横になってたことありますね。
(出典:https://weather-and-climate.com/)
なんで夏は外歩けないし、私は歩きたくないです。
歩くならファッションショーモールやフォーラムショップス、ミラクルマイルショップなどのショッピングモールの中が良いですよ。でもエアコンは強めなので羽織るものがあった方がいいです。
湿度は大変低いので、汗がダラダラ出るようなところではないのですが、それでも日差しはスゴク強いです。発汗しても高速で蒸発してるだけなので水分たくさん取って下さい。
冬は冬で意外に寒いんですよね。
コート無いと寒いですし意外に風強いんですよ。雪は降りますが、降ると「雪だ!ウツクシイ!」とアメリカ人が感激するくらいなので、そんなに頻繁には降らない感じ。
ラスベガスには1年中いつでも観光シーズンですが、お勧めはやっぱり春と秋ですね。
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ラスベガスってカジノあるし、マフィアいそうだし、街自体がギラギラしているし、なんとなく治安悪いと思っちゃいますよね?
ですが、ストリップ通りは治安は良いと思います。観光客がたくさん通りを歩いていますし、夜遅く歩いても大丈夫ですし、バスも人がたくさん乗っています。
ストリップの北側にあるラスベガス発祥の地、ダウンタウンは夜になったらちょっと注意です(下のマップの青丸で示してあるあたり)。
ダウンタウンのフリーモントストリートでは無料アーケードショーが行われており観光客が多く行くので、そのあたりは大丈夫ですが、そこから道一本外れると真っ暗です。
あと基本的にはストリップの北側にあるストラトスフィア―タワーより先とダウンタウンの間は暗いですし、歩行者がぐっと減りますので、夜は歩かない方が良いです。この間を移動するならバスが良いと思います。
夜歩いていいのはストリップとフリーモントのアーケード内だけ、と思っておけば良いかも。
私はスリなどにはあったことがないですが、頻発しているみたいです。
食べ放題のバフェがラスベガスでは名物ですが、食事中にテーブルにバッグを置いて食べ物を取りに行く、というのは避けた方がいいですね。バッグは誰か仲間に見ててもらうか、自分で持ち歩いた方がいいです。アメリカ人でも気を付けてましたし。
あと何かを置き忘れてその場を立ち去った場合、取りに戻っても基本的には無くなっていると思った方がいいです。自分もサングラスを置き忘れて取りに戻ったけどなかったし、携帯電話置き忘れた友達も無くなった~と嘆いてました。
アメリカでレストラン経営していた時、携帯電話を置き忘れて帰るお客さんがいて、お店で保管していたのですが、取りに戻ってきた女性に超感謝されてチップ貰ったことがあります。
日本の常識を当たり前にしただけなんですけど、アメリカでは置き忘れたら基本無くなるんだと思います。日本みたいに、戻ってこないよ~。
なんでレストランとかどこか行って立ち去る時は忘れ物ないか、今一度確認してください。
尚、アメリカでは基本的にパブリックスペースでの飲酒禁止ですが、ストリップではストリップルール適応なのか、飲み歩きオッケーになっています。その分酔っ払いに注意してください。
ラスベガスの人口って何万人か調べて見たのですが、どのエリアをラスベガスと呼ぶかで人数が変わってくるそうです。
ラスベガスと言うと、一般的にはストリップの付近を差すのですがそのエリアの人口は約64万人です。
しかしラスベガスはクラークカウンティという郡に所属しています。ローカル達がラスベガスと呼ぶ、もう少し広域のエリア例えば周辺のヘンダーソンなどを含めると200万人にもなります。
どのエリアをラスベガスと呼ぶかについては迷うものの、人口が増え続けているというのは間違いありません。
おもな産業は観光とカジノです。最近ではコンベンションが多く開かれて年間に多くの人がラスベガスに訪れます。そういった人を受け入れることのできるホテルの数やレストランの数がありますし、ショッピング施設、ショーなどのエンタメの規模を考えると、それは納得ですよね。
その他にはヘルス関連の企業と公的な機関がラスベガスの産業を担っています。
ネバダ州に関してですが、かつては銀山が多く存在し採掘していた為「シルバーステート」の愛称があります。アリゾナ州との境にあるフーバーダムに観光行くと、州境にある標識にシルバーステートって表記されてます。
現在は金の生産量がメインになっています。
アメリカの国の歴史がそれほど長くないのと同様、ラスベガスの町も歴史は大変短いです。
軽ーく振りかえってみると、1829年にスペイン人の探検家が現ラスベガスの場所を発見し、ラスベガスと名付けたのが始まりです
ラスベガスの名前の由来は人の名前かな?なんて思っていたのですが、ラスベガスとはスペイン語で「草原」だそうです。
あれ?このあたりって砂漠だったんじゃなかったっけ?草なんか生えていたのかな?って思うのですが、もちろんサラサラの砂漠じゃなくて、荒地にわずかに草木が生えていたんでしょうね。
その後ゴールドラッシュの時に、カリフォルニアを目指す中継地点としてラスベガスは注目されました。そしてモルモン教徒が定住し始めます。
1900年代の初めにはパシフィックユニオン鉄道が開通して、カリフォルニアや西海岸への中継地としての役割を担う様になり、1905年に市として登録されました。
なんでほんとにわずか100年とちょっとしかたっていない街なんですよね。
1929年に世界恐慌が起こるのですが、不況から復活する一環としてフーバーダムの建設がはじまり、ラスベガスは労働者たちのオアシスとなっていきました。また州がギャンブルを合法として認めました。
ラスベガスってもともと産業が何もなかったから、ギャンブルを認めることで税収を取ろうとしたわけですね。これがギャンブルシティへの始まりでもあったのですね。
その後マフィアがカジノを設立し、ギャンブルシティとして町は栄え、現在では合法的に企業が経営する巨大市場となっています。
ホテルのカジノフロアに行ったとき、天井に備わっている防犯カメラの数の多さに超驚いたんですよね。なんだこの数は!でした。不正しない、させない、そして人々の安全面も考慮しているのでしょうね。
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ラスベガスは少しずつその姿を変えてきています。
カジノが中心ではありつつも、コンベンションも盛んにおこなわれていますし、一流シェフのレストランや、世界屈指のショーなども盛んです。コンベンションで年間数約万人が訪れるので、レストラン行って「混んでいるけどどうしたのかな?」と思っているとコンベンション開催日だったりします。
またボクシングの聖地だったりします。
ラスベガスにはリタイアした人たちが多く移ってくる街でもあります。西海岸の生活費が高過ぎて暮らせないとの理由でラスベガスに引っ越してきたという話もよく聞きます。
ラスベガスはモルモン教徒が多いですし、モルモン教の企業も多いエリアですが、最初に定住したのは彼らなワケですからルーツを考えれば納得かなあと思ったりもします。
ラスベガスについて何も知らなかった時は、歴史ないし、なんか胡散臭くてインチキっぽい街だと正直思っていたのですが、何にもなかった場所からこんなにも大きな産業を生み出したラスベガスって、もの凄い街なのかもしれないですね。
ラスベガスについてはこちらでまとめています↓
ラスベガス来たらグランドキャニオンは観光必須!↓
アメリカの大自然についてはこちらでまとめています↓
アメリカ生活に興味ある方はこちらもどうぞ↓
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