ココに気を付けて!アメリカで個人が飲食店開業時のエリア選び。メリットとデメリット

どういったタイプの店をもつか決めたら、次は勝負するエリアを決定します。

 

エリアを決めると言っても、どれくらいの値段の物件を買いたいかや、狙っている客層も絡んでくるので、相互に考えなら検討していきます。

 

今回は、馴染みのあるエリアで物件を探すのか、どれとも広範囲も検討するのかを、メリット・デメリットをあげながら説明していきます。

 

どういったタイプのお店を持つかについては、よろしければこちらを参考にして下さい。アメリカでレストラン経営体験談!個人が開業するなら【居抜き】がお勧めの理由

 

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自分の馴染みのあるエリアで物件を探す

◆メリット

 

馴染みのあるエリアを選ぶことのメリットは、その土地のことをよくわかっていて、状況がわかりやすい、情報が入りやすいことだと思います。

 

交通量の有無や、ライバル店の状況、そのエリアの都市計画(いずれは近くにスタジアムが出来るなど)もわかりやすいです。調べようと思えば、自分で気軽に足を運ぶことも容易ですし、調査がしやすいと思います。

 

知人や友達がその地域に住んでいるのもメリットだと思います。そういった人たちから情報を聞くことも可能ですし、自分のお店にお客さんとして来ていただくことにも繋がります。

 

すでに飲食業で働いているなら、業者とのつながりがあると思います。こういった方達は色々なお店の情報を知っているので、とても頼りにもなると思います。

 

◆デメリット

 

デメリットは、近場で探そうとすると、理想の物件が見つからない場合があることだと思います。例えば、物件の値段がそもそも高すぎるなどです。

 

あと日本人のコミュニティは狭くてすぐ噂が回ります。すでにその土地に長く住んでいて、地元での結びつきが強く、評判が良ければ良いですが、評判が悪ければ引きずるし、そういった場合はやりにくさがあるかもしれません。

 

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広範囲にわたって物件を検討する

◆メリット

 

範囲を広げて物件を探すことのメリットは、比較的理想に近い物件が見つかりやすいことだと思います。値段や家賃、場所や広さなど、広範囲を探せば自分の思い描くような場所があると思います。

 

私達の場合は、自分達が住んでいるエリアでは物件が高すぎて、なかなか見つかりませんでした。なので広範囲も検討して探しました。

 

競争相手があまりいない場所を理想としていましたが、でもそこまで値段が高くなく、リスクを負わずに始められそうな物件があったので、そこで手を打ちました。

 

◆デメリット

 

その場所に住んでみて初めてわかる、ということは多くあります。

 

ご存知の通り、アメリカは州によって法律やルールが異なります。なので住んだことが無い所に物件を購入すると、「知らなかった」ということがあとあと起きる可能性が高いです。

 

私達も物件を買ったあとに、「観光客だけじゃなくて、地元エリアでも、こんなにall you can eatのお店がお多いなんて知らなかった」ということがわかりました。

 

これは調査不足が原因だったので、そうならないように市場調査を十分すぎるくらいすることをお勧めします。それでも後に知らなかったことが出てくるかもしれませんが、それが最大のデメリットだと私は感じています。

 

あと、広範囲を動き回って見つけるのは大変です。アメリカって本当に土地が広いですし、そこを飛行機や車で飛び回るのはフットワークが軽くないと出来ないのではないかと思います。良さそうな物件を見つけても、他の店を見て回っているうちに、取られてしまったということも実際にありました。

 

もちろん広範囲を探したからといって、欲しい物件が必ず見つかるわけでもありません。広いエリアを動き回る分、日数や時間が取られるのはデメリットだと思います。

 

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どちらがお勧めか

私達は広範囲を検討し、住んでいたエリアとは別の場所の物件を購入しましたが、その視点から述べますと・・

 

やはり馴染みのあるエリアで探して、そこで見つけるのがベストなのではないかと思います。その場所を十分に知っている、調査しやすい、知人もいる・・この場合のメリットが非常に大きいと思います。

 

住んだことがない土地に物件を買うと、調査していても、その時はわからなかったことがあとから出てくるし、やはり知っている土地でお店をスタートする方が良いと思いました。

 

夫はアメリカの色々な州に住んでいた経験があったので、広範囲も選択肢になりましたが、もし1つの州にしか住んだことがない、そこしか馴染みがないというのであれば、広範囲を検討するのはそもそも選択肢にないかもしれないですね。

 

中には知らない土地の物件を、あまり調査しないで買ってしまう人もいるみたいですが、やっぱりそれだと成功する確率は減りやすい傾向にあると思います。知っている土地でも調査は念入りに、知らない土地だったらもっとする必要があると思いました。

 

尚、食材にこだわることを考えているなら、田舎だと食材は冷凍にならざるを得ないので、西海岸や東海岸エリアをお勧めします。内陸に入れば入るほど、配送が遅れたり、新鮮な食材が手に入りにくいです。日本の野菜も、田舎だと日系スーパーがあちこちにあるわけではないので、手に入れるのが大変だったりします。

 

もしお寿司やを始める場合、鮮魚の仕入れの値段がそもそも高いので、ある程度都市部で、アッパーミドルクラスを狙わないと厳しいのかなと思いました。

 

悩みなどありましたら、こちらから気軽にメール下さい。

 

前の記事はこちら⇒アメリカでレストラン経営体験談!個人が開業するなら【居抜き】がお勧めの理由

 

次の記事はコチラ⇒【客層】が飲食店経営の成功の鍵!アメリカでレストラン開業する際の注意点

 

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結婚を機にアメリカに住むようになった30代。
英語力ナシでやってきて、大変なことも多いけど、やっぱりアメリカ生活は楽しい!
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