アメリカでトイレタンク下から水漏れ!大変だけど自分で修理してみた
家を買う前のチェックでは全く問題なかったトイレ。引っ越しが終わり、さあ新居で生活だ!とトイレを使ったところ、トイレのタンク下から水がチョロチョロ〜。
水漏れしてるううー!?
どうしたらいいの?とパニックになりました。
でもタンク底からの水漏れは自分で直せます。
タンク下からの水もれの原因は、タンクと便器間のゴムパッキン(ガスケット)が劣化している可能性が高いです。タンクにひび割れなどしてなければこのゴムパッキンでしょう。
トイレは数年から10年くらい使っていると、部品が劣化してしまいます。水に触れているモノなので、劣化しやすいのも仕方ないのかな。
①元栓を締めてから、トイレのレバーを引いてタンクの水を抜く
②タンクをはずす
③ゴムパッキン(ガスケット)を変えて、タンクを元の位置にもどす
トイレの構造はシンプルですし、手順もこれだけなんですけど、DYIに慣れていない人にはトイレの構造がわからないし、正直大変です(タンク外すって事自体が・・)。
詳しく説明します。
①水の元栓を締めてから、トイレのレバーを引いてタンクの水を抜く
1番は簡単です。トイレの水の元栓を締めて、まずは水が出ないように止めます。
そのあとでトイレのレバーを引くと、トイレのタンク内の水が便器に流れていき、タンクの水は減っていきます。
タンク内の底に水がどうしても残ってしまいますが、スポンジなどで吸収しカラにしてくだい。
②タンクをはずす
【タンク内。赤ペンで囲まれているのが、錆びついたネジ。】
タンクはネジで固定されているだけなので、基本的にはこのネジを緩めるだけ。私の家のトイレは3つのネジで固定されていました。しかもこのネジを取るのにほんっっとうに苦労しました(その話は後述)。ネジはタンク内側から外すのではなくて、タンク下の外側のナットを緩めてから外します。
あと、水の元栓とタンクがホースで繋がっているので、これも外します。
なお、トイレのタンクは重いし、壊れやすいです。床にタオルを引いて、2人で抑えながらが良いと思います。一人で行うときは、慎重に。
③ゴムパッキン(ガスケット)を変えて、タンクを元の位置にもどす
【タンク下外側のゴムパッキン。汚ない・・】
タンクを外したら、タンクの下外側についている、ゴムパッキンを取ります(我が家のは三角形のタイプでした)。
なのですが、ゴムパッキンはただ引っ張っても取れません。
最初にバルブにくっついている、プラスチック製のナット(フラッシュバルブロックナット)を緩めます。そうするとゴムパッキンも簡単に外れます。
【赤線で囲っているのが、プラスチックでできているのナット。六角形です】
【レンチは結構大きいです。パイプは直径2インチ=5.8CM あります。】
【タンクから取り外しました。汚くてすいませーん】
新しいゴムパッキンは、トイレと同じメーカーで同じ形のゴムパッキンを買います。ワンサイズなので、悩むことはないでしょう。
【買ったのは、Kohlerの三角形タイプ。ネジもついて約15ドル】
新しいゴムパッキンをタンク外側からしっかり差し込みます。
【買ったガスケットの裏側にどう取り付けるか買いてあるので心配はいりません】
そしてバルブをプラスチック製のナットでしっかりしめます。プラスチック製のため、強く回しすぎると壊れると思うので、適度に。でもここがゆるいと水漏れしてくるので、しっかり締めます。
タンク内側からネジを差し込みます。
タンクをトイレの元の位置にもどします。
ネジをタンク外側からナットでしっかり締めます。ここでも、あまり強く締めすぎると、タンクにひび割れする可能性があるので、強すぎず、でもしっかり締めてください。ゆるいと水漏れしてきます。
●ゴムパッキンを変えるとき、ゴムとタンクに隙間がないようにしっかりとはめ込むと良いと思います。
●ネジはきつすぎず、でもしっかり止めます。
●プラスチック製のバルブとナットもしっかり締めます。レンチを使って締めるとき、プラスチックナットを壊さないように注意。
●タンクを元の位置に戻すときは、タンクが水平になるように置きます。
●劣化したゴムを触ると、汚れがつくので手袋をはめた方が良いです。タオルや入らない服でいいので床に敷いて作業。
●ゴムパッキンは丸形のものと三角形のものがあり、微妙に取り付け形が違うかもしれないですが、困ったときはネットを駆使。
トイレの水漏れの修理はほんっとうに大変でした。DIY慣れしている人にとっては簡単なんでしょうけど、そもそも日本にいたときはトイレが壊れたことがないし、修理をしたこともないし、壊れると思ってもいませんでした。アメリカでもDIYをしたことがなかったので、水漏れを見て、
「ナニコレどうすればいいんだ〜?!!!(パニック)」
状態でした。
トイレの構造知識もないし、ちゃんと揃ったした工具もありませんでした(それらしきものは一応ありましたが)。夫もトイレの修理はしたことがありませんし、それどころかDIYをしているのを見たことがない。
とにかくまずはネット検索をして、調べていくうちに、トイレのタンクを外してゴムパッキンを変える必要がありそうなことがわかったのですが、
「トイレのタンク外すってなに?そもそもトイレのタンクって外れるんだ!」
からスタート。いやートイレタンクの蓋を開けるのがいやで。仕方なくあけましたが、中を見てまたげんなり。でも水漏れはもっと煩わしいし、ネットで修理方法を見たら簡単そうだし、お金セーブも兼ねて自分でやってみることにしました。
と、取り組み始めたものの、これが一筋縄ではいきませんでした。
まず、タンク内側からドライバーでネジをまわそうとするも、狭くて手が入らない。それでもどうにかやっていたら今度はネジが錆びててマイナスネジの溝がボロボロに。「マイナスネジが回らないとき」をネットで検索したりして、トイレ修理から脱線しました。ネジが回らないときは、特殊のこぎり?でネジを切ればいいと言っている人もいて、そんなことしないとだめなん?!とメンタル的に疲れ果ててました。
あーやっぱ私には無理なのかも・・・
ここで結構苦戦してしまい、一回諦めモードになりました。心が折れそうでした。
でもタンク内側ではなくて、外側から外した方がいいのかな?とひらめきました。ネジをペンチでひねって緩めていったらネジが回って、タンク内側からも飛び出したネジをペンチで少しずつ緩めていきました。
普段から自分でなにか作ったり修理していれば簡単なんでしょうけど、それすら知らなかった自分です。ここまでくるのに2、3日くらいはかかった気がします。だからタンクが外れたときは嬉しかったです!
「タンクは外れたのでこの後はすぐなおる!」
余裕ぶっこいて、その日はそこで作業をやめました。
で次の休日。
簡単に直ると思っていた私は、タンク外側のゴムパッキンが簡単に取れないことに気が付きました。1つクリアするたびにまた次の難問が出てくるわけです。どうやって取るんだ!ゴムをペンチで引っ張るも抜けないし、どうやって取るかわからず、またネットやユーチューブで情報を必死に探しまわりました。
あるユーチューブで、ゴムパッキンを外す前に、レンチでバルブのところについているプラスチックのナットを回すと言っているのを発見。
ただ自宅には大きいサイズのレンチがなく、ホームデポへ買いに走りました。ホームデポではレンチがたくさん売っていたのですが、2インチを回すような大きなレンチが見当たりません。困っていると、店員さんが声をかけてくれ、探すのを手伝ってくれました。何を直したいのかを写メを見せて説明すると、
「このレンチでいけるんじゃないかな?もしだめだったら返品できるから、とりあえずこれでトライしてみて。あと内側からバルブが緩まればゴムパッキンが外れると思う」
おじさん、優しすぎて泣ける・・・(泣)
すぐに自宅にもどり、このレンチで試してみました。
でもまさかのはずれない!
もうどうしていいかわからないよおおおお(泣)
と思いながら、ゴムパッキン本体を手で左に動かしたら簡単に取れました。レンチは必要なかったというオチ。笑。
【ペンチで無理やり引っ張ったため、一部ちぎれたゴムパッキン。取れたときは感動。笑】
でもよく考えたら、バルブのところについているプラスチックのナットはプラスチックなので、手で回せば簡単に回ると思います。ユーチューブ見たときはレンチで回していたので、短絡思考でレンチを買いに走ってしまいました。※多分、丁寧にやるならレンチを使ったほうがいいです。結局このナットを締めるときはレンチがあった方がいいので。
それからゴムパッキンを新しいものに取り替えて、もとの位置にタンクを戻してやっと直る!と不安と期待でそわそわしながら元栓をひねりました。
ボタボタボターーー
タンク下からは水は出て来なかったけど、タンクの外側ネジあたりから水がどんどん垂れてくるぅぅぅ!!なぜなんだぁぁぁ・・・(白目)
でもこれはネジをしっかり締めていなかっただけなのでしっかり閉め直したら止まりました。
こんどこそ!
再び水をタンクに注入しました。水は出て来なかったので、タンク下からの水漏れはついに直りました!!
でも、あれ?なんの音?
便器の中から水がチョロチョロ出ている音が聞こえる(便器内の水が止まってない)・・・
アメリカのトイレもういい加減にして!!!
トイレ便器内の水漏れの直し方→トイレ便器内の水が止まらない原因!女性でもDIYで直せるよ【アメリカ生活】
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