アメリカ生活が辛くて苦しい。ストレスの塊な私が海外で見つけた何度でも立ち直れる方法
「海外生活は辛い」。海外に暮らしている人でそんな感情を抱いている人ってかなり多いと私は思います。
日本では当たり前に出来ていたことが海外に暮らすことで当たり前に出来なくなります。ストレスを感じることがとても多い環境にいるわけですが、自分の感情と上手く付き合えなければ、誰かにやつ当たりしたり、依存してしまうことにも繋がると思います。
私はアメリカに住む以前から、上手く行かない事が起こると中々立ち直れなかったり、いつまでもくよくよ引きずるタイプでした。そのせいもあってかアメリカ生活をスタートさせてから自分の気持ちと上手く折り合いをつけることが益々難しくなりました。
でも精度はまだ低いけど、私は自分で立ち上がれる方法を手に入れました。それはテンションを上げるとか、気持ちだけで一時的に乗り切る方法ではありません。
対処法を見つけたので、そこから自分で立ち上がれるし、自分で感情をコントロール出来ます。
何か起こっても自分で自分を立て直すことが出来るし、その方法を知っているだけで安心感があります。対処法を知っているから、落ちることに対して恐怖を持たなくていいんです。
今もまだネガティブな自分が時々顔を出すのですが、少し前の私はどうだったかというと・・
・他人の言動にいちいち振り回される(他人の評価を気にする)
・人と比べて落ち込む
・自分をカッコよく見せようとする(自分の弱い部分を他人に見せられない)
・自分のことなのに、自分をよくわかっていない(自分自身を言葉で上手く説明できない)
・自信ついてもすぐ消える
・褒められてもお世辞だと疑っている
・プライドが高いのに、
私はこういう人間なんです!ってハッキリ自信もって言えなかったし、他人のことばっかり気にしているから疲れるし、人と比較してばっかりいるから劣等感の塊で・・。
英語に対しての劣等感も、時間がたって英語出来るようになったら消えるだろうと思っていました。
でもアメリカ生活6年経っても消えなくて、でもそれがどうしてなのかよくわからなくて・・。
なぜそうなってしまうのか考えるのが面倒くさくて、自分と向き合うということをして来ませんでした。してこなかったというより、面倒くさいと言い訳してダメな自分と向き合うことを避けてきたんだと思います。
大きなきっかけになったのは、「あなたは自分を肯定できてない」とアドバイスを受けたことでした。
「あなたは支離滅裂で矛盾だらけ、ブレていて自分の軸が無い。プライドが高くて承認欲求が強いのにそのことにも自分で気づいていない。自分のことなのに、自分のことがわかってないから他人の話をしているみたいだ」
すごくショックでした。
ショックで悔しかったですけど・・でも当たってました。私は変わりたいってずっと思ってきたのに、変わったハズだったのに、根本は何も変わってなかったんです。
そんな私が取り組んだ方法は、「自分が何者かを知り、自分を肯定する」ということ。自分とトコトン向き合ったこと。
先程書いた通り、私は自分が抱いている感情を言葉で正確に表現することが苦手でした。誰かと会話していても曖昧な言葉を使ってなんとなく「わかるよね?」という感じで表現することが多かったす。相手に間違った解釈に取られることも結構ありました。
今は数ある価値観のうち、何が自分のトップに来ているかも含めてわかっているのですが、それもわかってなかったし、自分が何を大事にしていて本当は何をしたいのかをわかっていませんでした。
自分を知る為に具体的に何をしたかというと・・
自分の過去と向き合った
嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、怒ったこと。どこからこの気持ちは来るのだろう?なぜそう思ったの?なぜ苦しかったの?
自分の年表を作って、なぜ?なんで?を繰り返しました。
これは本気でやったらとても苦しい作業でした。
なぜかというと悲しかった事、怒った事という様なネガティブな感情と思いっきり正面から向き合うことになるからです。辛くて思い出したくないから蓋をして封印してきた部分を無理にこじ開ける作業だからです。
自分のダメな所を無理やり見ることでもあり、私はつらくて泣きながらやりました。
これは自分で自分をカウンセリングするという感じなのですが、本当にきつかったです。
現状が苦しい、この状況を抜け出したいと思っているのに、更に追い打ちをかける作業で、私はほんとに逃げ出しそうになりました。
(この作業は辛いので一気にやらない方が良いです。時間をかけてちょっとつづにしないと、自分が壊れるほど危険だと思うので、もしやるならちょっとずつやって下さい。)
でも、向き合わなきゃ前と同じ。何も変わらない。
恐る恐る蓋を開けてみたらたら、自分がやっぱりダメなやつだとわかってしまってまた辛くて。
けど、そこに自分が大事にしている感情や価値観が眠ってました。魂の叫びみたいな感情、悲しみとか憎しみ、怒り。ああこういった価値観を自分は大事にしているんだ、だからこんなに悩んで苦しんだんだと気付けたんです。
もちろん、この作業は自分を認める、自分を肯定することにも繋がっていました。自分の感情を掘り下げることで、ありのままの自分を受け入れる、客観的に自分を見つめることでもありました。
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自分の心がどういったことで喜びや嬉しさ、怒り、悲しみを感じるのかがわかると、
・自分の大事にしていることが明確になった。⇒自分の価値観がわかれば、それを大事にしていける
・自分の軸がしっかり定まり、アップダウンがあっても自分でコントロール出来る。⇒他人に振り回されなくなる
・自分を受け入れているので自分で何でも決められる
・大変だと思うことも、対処法を知っているから立ち向かっていけるし、それが良い循環に繋がる
・他人のことがもっとわかるようになり、相手をもっと理解したり、相手を受け入れることが出来るようになる。⇒相手を信頼出来る
自己肯定を知ったら、前みたいに落ち込んでも大丈夫なんです。対応方法を知っているから。自分の今後の方向性も生き方も、もっと明確になりました。
実を言うと、「過去なんか見つめて何になるんだろう?過去より今や未来が大事なのでは?」と正直思っていました。でもそれは大きな間違いでした。
自分で自分のことがわかっていくってすごく嬉しくて、とてつもない喜びでもありました。
これは自分で見つけるもので、自分にしか出来ないと思います。「あなたはこういう人だよね」って言われたから、ああ私はそうなんだと人から言われるものではないと思います。
なので本当の自分や価値観は自分でしか見つけられないのだと感じました。
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海外生活が苦しい、辛いという人、もちろんそうでなくても、落ち込みやすい人というのは、自分を肯定出来ていない傾向にあるのでは?と感じています。
特に、プライドが高い人にこの傾向が多いのではないかと私は思っています。
現状を受け入れられない、自分で自分を受け入れられないタイプではないでしょうか。もしかしたら以前の私の様に、プライドが高いことにすら気づいていないかもしれない。
でも辛い状況であっても自分やその状況を受け入れて、自分で立ち上がることは出来ます。
よく海外在住の人が「良い意味でもう諦めました」とか、「吹っ切れました」と言っているブログをみます。こういう方って言葉は違うのですが、自分で自分を受け入れた、全て受け止めたんだなと私は解釈していて、私が今回感じたことと同じことなんだ、と思っています。
私には自分や今の環境・状況など全て受け入れる為に、自分と向き合うことが必要でした。
私は本当の自分を追求している途中です。この先も、何か起こって気分が落ち込んで・・ということは繰り返し起きると思います。
でも私は自分で自分の対処方法を見つけたので、何が起こっても大丈夫です。
一時的に気持ちだけで乗り切る方法ではなくて、ずっと何にでも使えるやり方なので、発見出来て良かったし、今後も自分の感情に寄り添いながら生きていけたら良いと思っています。
「私は今、嬉しいと感じたけどそれはどうしてだろう?ムカついているのは何故だろう?なぜ悲しいのだろう?」
多くの人は辛いことあったらそこを逃げてしまうと思います。これ以上傷つきたくないし、無かったことにしたいですよね。自分のダメな部分なんて見るの辛いし、考えたくないです。
でも・・そこに大切なものが埋まっているし、自分の対処法も眠っています。
その時に冷静に分析なんて出来ないかもしれないけど、時間をかけてでも向き合ったら、きっとそこに自分が求めている何かを見つけられると思います。
辛いときに、人のせいとか環境のせいとか、フォーカスするのは外側ではなく、内側であるということ。
自分を知るって苦しいことも多いけど、それ以上に嬉しい大発見があると思います。
●海外生活辛くてもうやめたい!全てが嫌になった時の乗り越え方と対処法
●海外生活で自分が価値のない空っぽな人間に思えて自分を見失った話
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