アメリカ生活は憧れだけでは辛いと思う。現地生活の実際とリアル
アメリカ生活が快適かどうか。アメリカに住んで約5年くらいになるんですけど、私の答えは「人による」です。
「そんなの全然答えになってないよー!」と声が聞こえてきそうですけど、これはもうほんと人によりけりだと思います。
自分が来たくてアメリカにやってきたのか、家族の都合でとか、会社の都合でとか自分の意志で来たのではないによっても違いは出てきます。
私は前者なので、自分の意志でアメリカにやってきた人間として、快適かどうかの意見を書きたいと思います。
「海外生活ってすっごく快適か?」と聞かれれば、来たくてアメリカにやってきた私でも、それは「NO」と答えると思います。海外で暮らすって思っている以上にとても大変です。
それは身をもって体験したことでもあるし、日本に住んでいて日本から見るアメリカと、アメリカに来て実際住んで暮らして知ったアメリカはやはり全く違いました。
今快適と思っている人でも初めから快適だったわけではないと思うんですよ。
恐らく、辛いこと、苦しいこと、悩んだこと・・たくさんたくさん経験してそれを乗り越えて、そして今、快適なんだと思います。楽しい毎日だけを過ごしてきたよ、なんていう人は誰一人としていないんです。私はそんな日本人にあったことがありません。
じゃあそんな思いして、なんでアメリカで暮らしてるか?
それは大変なことの中に、新しい発見や学べること、やりがいがあったり、何よりも楽しいことや喜びがあるからだと思います。
もちろん大変なこと、ツライこと、ストレスなどの方が今の私にとっては数が多いです。
でも数少ない楽しいことが、数多い大変なことよりも勝っているからアメリカにいるんだと思います。割合としては大変さやストレス(ルーティンワークも含む)7割で、楽しさ3割くらいかな~。
最初の頃、海外生活ってすごく孤独なんですよね。私も渡米したての時はそうでした。英語出来ないし、友達いないし、英語出来ないから友達できないし、日本にいる家族や友達にすぐ会えるわけでもないし。
携帯電話ですぐ日本の友達や家族と連絡は取れるといっても物理的に会えないというのは寂しいですよ、やっぱり。
だからホームシックには多くの人がなると思います。私もなったし、今でもたまになります。
外国人と意思疎通を図ろうとするも、英語がネックになって理解できない、理解してもらえない、だからコミュニケーション取るのも嫌になったり、話すのが怖くなって声小さくなったり。自分の思っていることが言えないというのは相当ストレス溜まります。
生活の基盤みたいのができて、ある程度その土地の生活に慣れるまでは孤独はついてまわります。もちろん長年住んだからといって、いまだに馴染めない、理解できない価値観というのもありますよね。
●「海外生活ではなって当然!ホームシックは頑張っている証だと思う」
●「アメリカ生活は思っていたより孤独だった~海外生活ストレス解消法」
海外生活って孤独な上にいろいろな壁にもぶつかります。その代表ともいわれるのが英語。
語学は1日や2日ですぐに伸びるものじゃないし、長期戦で取り組む必要があるので忍耐が必要になります。最初は一生懸命やっても失敗も多いし、笑われたり恥もかきます。
私も「何でこんなに出来ないの!」と自分に対して1人で怒ったりしてました。自分より出来る他の誰かと比較して落ち込んだりしてました。
自分の英語に落ち込んだり、でも時々「今のは何言っているかわかったぞ!」と喜こびがあったり、でもまた落ち込んだり、そんなことを何度も繰り返しながら英語力ってゆっくり時間をかけて上がっていくもので。
英語のハードルあるから、仕事に関してもすぐに自分の就きたい職業につけるわけではないのがほとんどです。
考え方も日本と外国では全然違いますよね。日本ではこうだったのにとか、日本とアメリカを比較して自分の考えに固執したり、やり方をなかなか変えられなかったりとか、そういったフラストレーションもあります。特に職場ではありがちです。
食べるものや生活様式、文化だって全く違います。食べ物が合わないというのも結構あるのではないでしょうか。差別にだって遭遇するかもしれない。何らか方法で自分の殻を打ち破る必要は出てきます。
●「海外生活で自分の居場所なかった私が見つけた居心地の良い場所の作り方」
●「アメリカで賢く快適に暮らすために知っておくこと~考え方」
それでもアメリカにいる理由って私にとってはやっぱり楽しいからなんですよね。
「シンドイわ~ストレスだわ~」って感じる日々の中に時々、嬉しいことや楽しいことが起こったりして、そういう瞬間ってすごい喜びになったりします。
例えば、
・アメリカ人と話をしてすごく分かり合えた時とか共感するとき
・相手がとても喜んでくれたとき
・些細なことに笑いあったとき
・誰かが自分の頑張りを見ててくれたとき
・こんな考えもあるんだな、日本とは違うなと勉強になったとき
・今まで何のテーマの歌を歌っているのかわからなかったけど、英語が伸びて、ある日それが自然とわかったとき
・英語力上がってるんだってわかった瞬間
・自分が自分らしくいられるとき
全部特別なことじゃないし、小さなこと、ささいなことです。でもそういったことがとても大きな喜びだし、嬉しいことだと私は感じます。
日本にいるときは世間体や人の目をすごく気にしていたから、そういった点ではアメリカ生活ってほんとに私は好きだし、解放感のようなものはあると思う。
ちなみに私の夫はアメリカ在住歴の長い日本人ですが、私の「大変さやストレス7割、楽しさ3割」と聞いて、「楽しさそれだけ?」と驚いていました。笑
「じゃあ、あなたはどうだったの?」と聞いたら「困難とかはあったけど、困難とか苦労だと思わなかったかな。プロセスの1つみたいな感じ」とのこと。
確かに、大変なことに直面しても、ただのステップと考えたり、逆にこれはおもしろくなってきた!と前向きに捉えることが出来たら最強ですよね。本人がやりたいことだったら、他人から見れば大変そうに見えることでも大して苦にならないんでしょうけどね。
海外で暮らすって大変ですけど、でも大変なことばかりではないです。
時に自分の持っていた価値観とか考えがひっくりかえるようなときもあるし、ストレスも多いですけど、その中には新しい発見とか、成長していく喜びとか、そういったものがちゃんとあります。それってめちゃくちゃ嬉しいですよね。
そして覚悟を決めていれば大概の大変なことは何とかなります。
大変なことを乗り越えていったらその先には新しい進化した自分がいて、より快適な生活に近づいていくのではないでしょうか。
●「意志のあるとことろに道は開ける~アメリカで年齢・性別の壁を越えていく」
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