海外生活はストレスだらけ!アメリカで暮らして身に着いた驚異の忍耐力
日本を離れて海外生活って、カッコよく見えますよね。アメリカで暮らせばすぐに英語ペラペラになってアメリカ人の友達たくさんできると、かつては自分も思ってました。
でもそうではありませんでした。
実際に外国で生活してみると、カッコイイどころか見えていなかった現実が徐々にわかってきました。
海外生活って、現実は意外と地味だと私は思いましたし、現実ってそんなに甘くなかったと思います。特に英語に関しては非常に打ちのめされました。
そんな5年のアメリカ生活の中で身についたスキルの1つは間違いなく忍耐力ですね。
アメリカ来たばかりの頃は英語がわからなかったので、ハッキリ言って自分は耳が聞こえない、口がないのと同じでした。
おまけに地理もわからない、知り合いもいない(日本人の夫だけ)、アメリカでの常識も知らない、文化もなんとなくしかわからないからいちいち戸惑いましたよね。
泡立つ洗顔フォームを買いに行ったのに、しかもよく読んで買ったハズなのに使ったら泡立たないし、お風呂の洗剤を買いに行っても間違った商品を買ってしまうし、免許取っていつもと違う道を走ったらワケのわからない場所にたどり着いてしまい、パニックになったりしたこともありました。
修理頼んでも誰も来ないし、もう一度頼んでも誰も来ないので
「これがもしかして差別ってやつか?」
みたいに思った時もありました。これは結構頻繁にあることですけどね。
アメリカ人が、
「例え大人でも、英語出来ずにアメリカにいたら、子供連れているのと一緒だ」と言ってましたが、これは的を得てると思いました。
外国で暮らすということは、今までの自分の常識が使えない、過去の経験が役に立たないことが頻発するので、そういったときに柔軟に対応したり、気軽に考えたり、時に辛抱することが必要になってくると思います。
今でもそうですが、とくに初期のころは、英語が出来ないから英語を読むのにアメリカ人の2倍3倍と時間かかったんですよね。メールを作成するのも、英語で文章を書くのも時間かかる。
とにかく時間がかかりました。
イコール、ストレスもあるということですよね。ただでさえ時間かかるのにそこでつまずくと余計にストレスマックスで発狂したくなります。
私はコミュニティカレッジに通ってましたが、コミュニティカレッジですら課題の量がまず半端ないですし、単語も難しくて辞書片手に勉強してたんですが、それでも解釈を間違うこと、意味が取れないことが多くありました。
更に読む量が多いので、最初の方で学んだことを忘れてしまうんです。復習としてもう一度目を通すことでなんとかやっていましたけど、一日中本とにらめっこの日々でした。忍耐以外の何物でもないですね・・。
先生の説明も英語なので、繰り返し聴ける場合は何度も聞いたり(オンラインのクラス)はしてましたが、とにかくこれがアメリカの大学生の現状と知りビックリしました。生徒は授業終わったらアルバイトや仕事に行っている人もいるので、どうやって課題こなしているのか不思議でした。
英語に不自由なかったら、読むスピードはかなり速いハズですが、英語が第二言語の人にとっては大変だと思います。でも英語が母国語ではない学生はたくさんいて、そういった生徒から「自分も負けずに頑張ろう」と良い刺激を貰ったりしてました。
とにかく、読み書き、聞く話す全てにおいて時間はかかりますね。時間がかかるというのは本当にストレスです。「日本語だったら、すぐに対応できるのに・・」と何度心の中で思ったかわかりません。
アメリカは日本と違い、サービスの質は良くないと思います。人によって言っていること違うということが頻繁にあります。特に、役所の手続きは最悪です。
とある手続きに行った時に担当者いなかったので、翌日行くと、翌日もいない。
昨日「明日は担当者がいる」って言ってたから来たのになぜかいない。
で、
「明日はいるの?」と確認すると、
「朝の7時から8時にいる」って朝早すぎ!
しかも1時間しかいないって何なんでしょうか・・・。ふざけてんのかと思いました。
ちょっとした手続きのハズが何日も無駄になったり、何度も足を運んだりって、アメリカではあるあるだと思います。
カスタマーサービスにメールしても返事来ないというのもありました。クレーム言おうと思って電話かけたら、電話に出ないとか笑。
手続き系は早めに行動しておくに越したことはないと思います。早めに行動しても、ギリギリに手続き終わることもありますし。
友達同士でも「明日ちょっと立ち寄るからね~」と言ってても、翌日こないこともあります。なんだ来ないじゃん!とちょっと思いますが、こなかったとしてもみんなほとんど気にしてないですけどね。
「英語わからない」「時間かかる」「思い通りに進まない」となったら、ストレスはすごくかかるのは想像つくと思います。
でも1つ1つクリアしていけばダイジョブなので優先順位の高いものから1つ1つこなしていきましょう。
スムーズに物事が行かないときに、上手くストレスを発散させることは非常に大事です。ストレスを抱えたままだとそのうち大爆発しちゃいますからね。
私は夫が居たので、日本語で自分の感情を発散させる場所がありますが、もしも全くの1人だったら自分をコントロールできなかったと思います。人って話を聞いてもらえるだけで、ストレス発散出来たりしますよね。
だから家族の元を離れてやってきた留学生や、海外赴任で1人で奮闘している方は本当に凄いと思います。
友達を作ることも海外生活では重要だと思います。1人でもいいから友達を作る。友達がいるのといないのでは大分違いますよね。私も現地の友達には何度も何度も支えられてきましたし、また友達がいたからこそ、生活が楽しくなりました。
自分のストレス解消法は何か、どうしたら気持ちを落ち着かせることが出来るのかを知っておくのも大事です。ここ行ったら落ち着くんだよねとか、この音楽聞くと楽しいとかそんなことでも良いです。
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5年のアメリカ生活の中で忍耐力は間違いなく身についたと思います。
物事がうまく進まない時は、もうちょっと努力をしてみたり、考えを変えたり、何とかなるさ~と気楽に考えたり。もちろん上手く行かない時にイライラはするんですが、イライラしても仕方ないと捉えるようにはなりました。
その時に自分が出来る事をするしかないので、それをするのみだと思います。いきなり凄いことやろうとしても出来ないですし。あとはある程度の予想と、早めの行動ですね。
忍耐力は自信にも繋がることだと私は思っています。もちろん嫌で嫌でどうしようもないことは忍耐使わなくていいんですよ。でも自分の好きなことには多少忍耐使ってください。絶対その過程で成長してますし、今後の糧になっていきますよ!
日本にいたときはオレオレ詐欺なんて絶対に引っかからない!って思ってましたけど、アメリカで引っかかりそうになりました。
お店の電話に出たら、
「今日の何時までに、どこどに電気代金を払って下さい。さもないと電気がトマリマス!!」と言ってきたんですけど、超大手の電力会社の名前でしたし、びっくりして夫に
「電気が止まるって!」!騒いじゃいました。
夫は「引き落としだからそんなのあるわけないよ」と冷静。念のため、インターネットで調べたら、
「こちらから電話をかけるようなことはありません」とホームページに書いてあったのでその電話を無視しましたが、1度の電話だけではなく何度かかかってきましたね。
2度目はちょっと私も余裕あったので、
「何のお話しているかわかりません」と言ったら、
「ああなたはスペイン語を話すのね」といきなりスペイン語で話し出す始末。
いやいや、「日本語で説明してください」といったら切られた(笑)。
他のタイプのオレオレ詐欺にひっかかりそうになった知り合いもいて、英語に不慣れな外国人とかは引っかかっちゃうかもな~と思います。ま~こんなこともあります。気を付けて下さい。
アメリカ生活に興味ある方はこちらもどうぞ↓
アメリカの大自然についてはこちらでまとめています↓
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