アメリカの絶景ザウェーブは摩訶不思議!抽選と実際に私が見た絶景

とある秋の晴れた日。私たちはアメリカの秘境、ザウェーブに到着しました。抽選を含めての約4日間はどきどきとハラハラが入り混じった、とても濃い充実した最高の時間でした。

 

ザ・ウェーブとは?

地上のオーロラ、「ザ・ウェーブ」はアメリカのアリゾナ州とユタ州の州境にあります。テレビで放送されたこともあり、現在では知っている人も多いと思いますが、正確な住所は一般公開されていません。

 

ウェーブを実際に見に行ける人は1日に20人と超限られており、秘境中の秘境です。インターネットの抽選で1日10人、現地での抽選で1日10人の合計20人。そのわずか20人の枠に世界中から秘境を見ようと殺到します。

 

ウェーブを含むコヨーテビュートの珍しい層は壊れやすい砂岩でできているので、この自然を守る為にも人数を制限しているのですね。

 

この抽選に勝ち抜いただけでラッキーだと思いますし、悪路を通り、地図だけを頼りにウェーブを目指すのは大冒険だと思います。

 

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抽選に挑戦!

現地に行って抽選する前に、インターネットで何度か応募してみましたが、やはり当たらず、ネット応募は諦めました。

 

「またハズレた!」「またハズレた!」と毎回ネット抽選に外れるたびに夫が悔しそうにしてましたねえ。

 

(ネット応募したい方の為に公式ページを載せておきますね。英語版のみ)

https://www.blm.gov/az/paria/obtainpermits.cfm?usearea=CB

 

仕方がないので、現地カナブに行って10人の枠に勝負を挑むことにしました。ソルトレイクシティに住んでいたので、1日目はソルトレイクからカナブへ移動(カナブの基本情報はこちら)。翌日抽選会場へ出向きます。

 

カナブのBLMビジターセンター内にある抽選会場では「何度抽選に来ても外れる人や、遠くからきても毎年外れる人がいる」と言っていました。

 

せっかく時間とお金をかけてやってきても、必ずウェーブへ行けるわけではない。運を味方につけなければ行くことが出来ない。

 

でもだからこそ余計に見たくなりますし、燃えてきますよね!!

 

春と秋のシーズンの時には倍率がかなり高くなります。私たちが行ったのは11月の中旬で、抽選に来ていた人はそこまで多くは無かった感じでした。

 

ざっとですが抽選会場に30人程いたので、比較的ライバルが少なかったと思います。抽選をするために代表者だけが来ている場合もあるので、実際はもう少し多かったかもしれません。

 

抽選はビンゴゲームで使用するものと同じものを使います。くるくるとまわして、ポン!とボールがでてくるやつです。意外と古典的。

 

当選枠に10人と限りがあるので、もしも1人の枠に2人組のパーティが当選した場合は1人で行くか、他の人に譲るかを決めておいてください、と説明がありました。

 

私達は17番の番号を貰いました。

 

「よっしゃ、17番こい!」

「あ~た~れ~」

 

念を送りましたが、やはり人生そんなにうまくいかないもの。残念ながらあっさりとハズレ。

 

はずれてしまったので、「仕方ない、帰るか・・」と思っていたら夫は「帰らないよ。ここは粘るとこでしょ!」といつもと違う発言。

 

はい?そんなプランだったの?聞いてないよ!

 

しかもビンゴゲームのボールを観察していて、「1番のボール、他のボールより一回り小さく見えるから(木製のボールで、何度も使用している為)、1番の番号をとれば、当たりやすいかもしれないよ」と言い出す始末。

 

いやいや、それはあんた気のせいでしょ~、と思いながらも私達が外れた日に1の番号の人は当選していたので、1番狙ってみることにしました。

 

すごくウェーブにいきたいんだなと、夫の情熱を少し感じたのでありました。

 

せっかくここまで来たのだし、少しでも当たる確率が上がるなら気休めであってもやってみよう。もう1日挑戦して、駄目だったら諦めて帰ろう。そう話し合いました。藁にもすがる思いです。

 

時間ができたのでこの日はモニュメントバレーへ。モニュメントバレーについてはこちらで書いていますのでよろしければ参考にして下さい。http://america2go.net/2018/07/31/monumentvalley/

 

翌日(3日目)

1番の番号を取る為に、翌日は早めにオフィスへ出向きます。(抽選は9:00から)抽選会場の隣のホテルに泊まっていたのでそこはめっちゃラクでした。

 

そして1番の番号を取ることは、できました。問題は1番のボールが当たるかどうか。

 

当たるかな?やっぱりそう簡単に当たらないか・・

 

ドキドキ、ハラハラ。ボールがコロコロと出てくるたびに緊張します。

 

あー。やっぱダメか・・。

 

 

諦めかけていたその時、読み上げられた番号は1番。

 

なんと当選!

 

うそ?ほんとに?シンジラレナイ!

 

1人のパーティがその日は多かったので、そこも私達はラッキーでした。

 

抽選に当たりやすいポイントは1番の玉を狙う。早くオフィスへ行けば、1番の番号をとりやすい。しかしこれは気休めで、確約するものではないですのであしからず(笑)。

 

喜びながら抽選会場で許可書と地図を貰い (日本語あり)、翌日車でワイヤーパス・トレイルヘッドの駐車場へ向かいます。地図を貰った人だけがウェーブ入り口への駐車場の場所を教えてもらえます。ただし、そこへ向かう途中もかなりの悪路です。

 

この地図は宝地図のような感覚。

 

勘違いしていたのですが、翌日ウェーブへ行くための抽選でした。抽選に当たったらその日にウェーブへ行くと思ってたので、超気合い入れた格好で抽選会場に行ってしまいました。笑

 

当選した日も時間ができたので、近場の観光へ。

 

この日はホースシューベンドへ。ホースシューベンドについてはこちらを参考にしてください。) http://america2go.net/2018/07/29/horseshoebend/

(ウェーブ周辺の観光スポットについてはこちらでも詳しく書いていますので宜しければ参考にして下さい。http://america2go.net/2018/07/27/spotnearthewave/

 

ウェーブへ!(4日目)

4日目。

 

もらった地図だけを頼りにウェーブを目指します。ちょっと不安もよぎりますが、テンションは最高潮。まさしく超大冒険です!

 

しかし自分の身は自分で守る必要があります。方向感覚に全く自信はないので、1人じゃなくて良かった・・。でも一人で来てる人、結構いるんですよね。

 

尚、夏のウェーブはかなり暑くなります。道に迷う人もいて、実際、ウェーブで亡くなった方もいます。暑さによるものとされているので、夏は避けた方がいいかなと思います。夏にカナブに行ったことがありますが、マジ暑かったです。歩く気しない。

 

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貰った地図には写真入りで、ウェーブ到達までのポイントが解説付きで載っています。頼りになるのはこの地図のみです・・標識のついたハイキング用の道はないとのこと。本当に大丈夫かいな?

 

出だしから道を間違えそうになり、夫に「こっちじゃない?」と指摘されます。

 

スタートから危なかった・・。念のため、携帯電話で写真をとって目印にします。

 

でも似ている景色ばかりで自分で撮った写真は役に立たなかったです。

 

こんなところを歩いていきます。砂場は足跡があるのでちょっと安心。

1日20人の枠なので自分たち以外にも訪問者がいるハズなのですが、ウェーブに到着するまでは人影が全くありません。みなさん、どちらに?

さらに歩いていくと岩場になってきます。岩の上は足跡がないのでこのあたりから不安になってきます。

途中、順路を示す矢印もほとんどないので、どっちなのだろう?というポイントがいくつかありました。方向感覚くるう~。

見たことのない、不思議な岩の景色が広がっています。

 

自然を楽しみつつ、本当にこちらであってるかな?と地図を何度も見比べながら進みます。ナビゲーターはほとんど夫でしたが。

 

まだウェーブに到着していないというのに、不思議な地形に驚き!そして空が青い!

 

ウェーブの出現

どのくらい歩いたのか。2時間?3時間?くらいでしょうか。

 

私たちはアメリカの秘境へと到着しました。

 

その名の通り、すごいウェーブ。ウネウネが信じられない方向に曲がっています。どれほどの時間をかけて出来上がったのだろう?

途中全く見かけなかった私達以外の人も目的地のウェーブにはいました。

 

中にはペット(犬)と一緒の人も。(オフィスで手続きをして、ペットもきていると思います)

 

「もしこいつが疲れたらリュックに入れて背負って帰るんだ~!」と楽しそうに言っていました。大事な相棒なんですね。

 

11月なので、足をとめると風が冷たくてブルブル、寒さを感じましたが、夫は小山に登って写真を撮ったり、はしゃいだり。相当嬉しかったんですねえ~。私も嬉しいです。

 

メロンパンに見える様な砂岩もありました。なんですかね、この地形は!

私は疲れてしまったのもあり、ウェーブの斜面で休憩。それにしても11月のウェーブは寒い!

前日に雨が降ったようですね。予想していたのとは違う景色ですが、水があるウェーブもまた良いです!

上から見るとこんな景色。ウネウネ凄い。摩訶不思議。

 

写真を沢山撮って、持ってきたスナックをウェーブで食べて、名残惜しい気持ちを残しつつ、帰り道につきます。

 

来た時、「こんな所通ったかな?」とまた不安になりながら再度地図と比べながら進みます。

 

でも帰りは、私たちより先に歩いている方が時々遠くに見えて、「あ、あっちの方向だ!」と示してもらったので、安心がありました。

 

 

そして無事にパーキングへ到着。冒険も無事に終了。運に恵まれた旅路でした。

 

自分の方向感覚が無いことを痛感しながらも、サバイバル力などを駆使したわくわく感はやっぱ面白かったですし、ウェーブ自体も素晴らしかったです。抽選も盛り上がってましたし、当たる、当たらないを含めてドキドキワクワクって感じですね!

 

携帯電話使えない、ナビ使えない、地図だけ頼りに行くって頭使うし、楽じゃないです。でもそれがおもしろいし、楽しいし、1日20人しか行けないし、ウェーブは不思議だし、すごく魅力的な場所だなあと思いました。

 

アメリカの大自然が好きな人におすすめのガイドブックについてはこちらで書いています⇒アメリカ国立公園好きな私のおすすめガイドブック!人気「地球の歩き方」3冊比較有名な本ですが、私もだいぶお世話になっています。

 

アメリカの大自然についてはこちらでまとめています↓

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ラスベガスについてはこちらで書いています↓

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プロフィール

結婚を機にアメリカに住むようになった30代。
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