アメリカ現地の就職活動で詐欺にあいかけた!就活で架空の会社に騙されない為の注意点
アメリカで2月頃に就職活動をしていたのですが、その時に詐欺にあいかけました。
今の時代、仕事を探すためにはネットは必須ですよね。
でも一方で詐欺会社も存在します。
私は主にインターネットを使って仕事を探していたのですが、まさか、なりすましの会社があるなんて思ってもみなかったので、ショックと驚きがありました。
今回は体験談に基づいて注意点等をお伝えしていこうと思います。これから現地で就職する方にとって、注意点として役立てていただければ嬉しいです。
私が使っていたのは求人検索エンジンのインディード(Indeed)の英語版。
インディードを使って現地の仕事を探していたのですが、そこで米系大手の航空会社の仕事を見つけました。※私はグリーンカード(永住権)を保持
仕事内容が丁寧に書かれているし、会社のロゴも同じだし・・何も疑わずにとりあえず応募しました。
するとすぐに人事の方からメールが届きました。
メールには「現在、2パターンの時間帯から仕事を選べます」とか、ベネフィットについての記述があり、合わせて「ダイレクトにやり取り出来るので、今後の返事はこちらの連絡先にメールを下さい」と別のメールアドレスが記載されていました。
今思えば別のメールアドレスが出てくる時点で怪しいニオイがプンプンですよね。
言われた通りのメールアドレスに返信してやり取りを行ったのですが、
「あなたのクレジットスコアを確認したいので、添付のサイトにアクセスして下さい。記入事項を入れたらスコアが出るのでスクリーンショットをして送って下さい。1ドルかかるけど、返金されます」
ここであれ?と疑問が湧きました。
普通はまず面接とか、適性チェックとかがあると思っていたし、クレジットスコアとかバックグラウンドチェックは、選考の最後の方だろうという認識でいたからです。
しかもこういうのって普通は企業側が行うものじゃないのか?と思っていたから。更にスクリーンショットって、友達とのやり取りじゃないんだから・・。
でもIndeedだし、まさかね・・でも何か変だ、と引っかかるものがあったのですが、返金されるし、その会社に入りたい一心でそのままやりとりを続けました。
「チェックしてみたんだけどあなたの情報が出てきません。バックグラウンドのチェック・レポートを送ってくれませんか。添付サイトにアクセスしてセットアップ後(1ドルかかった)、メンバーIDを送って下さい。その後面接の日時を決めましょう」。
またまたここでも疑惑が出てくるわけです。IDを送る?何で?メールのやり取りで、人事の方が使う英語がカジュアルなことも気になってました。
私の場合、車を買うとかアパートの契約とかは夫が全て行っており、大型のものを購入する場合に自分のクレジットカードを使ってないので、バックグラウンドにまつわる情報等が全くありません。だからバックグラウンド情報は殆ど出てこないのは当たり前なので、メールでそのことを一生懸命説明しました。
・・詐欺相手に健気ですよね。
でも逆にそれが本当に良くて、彼らは私からそれ以上の情報を引き出せないと諦めたのか「精査後、来週にインタビューの時間について連絡します」でやり取りを終えました。
もちろんその後に連絡は来ませんでした。
ちなみに後日スーパーでクレジットカードを使おうとしたら使えなくなっていて、詐欺の会社の可能性ということでカード会社が使用停止にしてくれてました。これはカード会社に超感謝でした。
やっぱり彼らが紹介したクレジットスコアの会社も怪しいやつだったんだと思いました。私は今回の件でクレジットカード2枚使っていたので、もう一方のクレジットカードのことも心配になって慌てて使用を止めました。
会社は架空だわ、就職は出来ないわ、クレジットカード再発行しなくてはいけないわで大変な目にあいました。
私が感じたおかしな点をまとめると、
■Indeedに掲載の募集要項のタイトルにビックリマークを8、9個も使っていた。「Apply Now!!!!!!!!」という感じで大手ががこんな使い方するのかな?と疑問が湧いた
■人事の使う英語がおかしい。例「Which one will be Good for you?」Good が大文字とか、人事なのに挨拶文に「Hey!」使用でカジュアル過ぎ
■選考ステップが通常と違う
■バックグラウンドチェックは通常は会社側が行うものなのに、なぜ私にやらせるのかという疑問
■アプライ後、仕事内容を精読しようとインディードからアクセスしたら、入れなくなっていた
■個別でやりとりしたメールアドレスがしっかりしたドメインではない
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自分としては早く仕事したい!仕事欲しい!という気持ちがありました。
しかもまさか大手のサイト(インディードは検索エンジンですが)に、架空の会社が紛れ込んでいると思っていませんでした。
何度も怪しいと感じつつも、思い込みと、就職したいという願望の隙間を突かれてしまった、というのが今回の原因なのですが、私の様なアメリカにいる外国人が特に騙されやすいのではないかと感じました。
英語がネイティブではないし、現地のことをわかっていないところがあるから、ちょっと変だけど、米国ではこういうやり方なのかな?と思いやすいんです。なので就職活動初心者は要注意です。
といいますか、インディードがこういった架空会社の掲載を阻止してくれればいいのに・・と思いました。まあ出来るだけ阻止しようとしているそうですが、それでもすり抜けてしまうみたいです。
インディードは新聞とか会社のキャリアページとかを巡回し、採用情報を集めてサイトに載せる検索エンジンなので、責任がないといえば無いんですかねえ。
まあ、詐欺会社が何をしたかったのかというと、ズバリ個人情報を盗むことです。
私の場合は幸運にもソーシャルセキュリティ番号等の重要な情報は盗まれてませんが、1ドルとはいえ盗られましたし、電話番号やメールアドレス等も取られました。1ドルだけでなくそこから更にお金を引き出される可能性もあったのでそこは阻止出来てよかったですが・・
紹介された会社もグルだったのかな?
こういった人を騙す詐欺が存在するのは悲しいし、騙されそうになったこともショックです。
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ネットを使って就活する際は、レジュメを送る前に、掲載されている情報が正しいのか、本当に募集しているのか、リアルに存在する会社かどうかを調べてからにした方がいいと思います。
大手の会社であればその会社のウェブサイトを通して選考が進むのが一般的です。
例えば、インディードに掲載でも「カンパニーウェブサイトへ進む」となってそこから応募する手順になっているとか、インディードにも情報は載ってるけど、ウェブサイトにも同じ採用情報について書かれているとかだと安心です。
でもその場合、インディードからではなく、会社のウェブサイトから応募したほうがいいですよ。
私の様に既に応募してしまった場合は、採用のステップが通常と違うとか、人事がカジュアルな言葉使いだったりとかそういった違和感を感じたら、突き進まずに疑問を持った方がいいです。というか、クレジットカード番号を打ち込めと言われたら、絶対におかしいです。採用段階でお金を徴収するようなことはまずないですよね。
インディードに偽物サイトがあるのかどうか調べてみたら「ある」とネットに書いてあったので、私はそれも参考になりました。まあインディードだけではなく、似たような求人サイトでも詐欺会社が紛れている可能性はあると思います。
尚、インディードの為に言っておきますが、もちろんちゃんとした会社も掲載されています。
でも今回の様に詐欺会社が出入りしているということもありますし、何かおかしいなと思ったらまず止まって調べてみて下さい。
彼らは摘発されてもまた似たようなサイトをすぐ載せるので、初めて求人サイトを使う初心者とか、雇用主を知らない場合(雇用主が有名ではないなど)は特に注意して下さい。
インディードが出している詐欺に対する注意点を載せておきますのでこちらも参考にしてください。https://support.indeed.com/hc/en-us/articles/216354123-Guidelines-for-Safe-Job-Search
クレジットスコア等についてはこちらで書いています↓
●アメリカで超重要なクレジットヒストリーとスコア!点数目安と上げ方を紹介
アメリカ生活のリアルについてはこちらでまとめています↓
アメリカの大自然についてはこちらで書いています↓
ラスベガスについてはこちらでまとめています↓
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