メニュー多すぎが良くない理由。レストラン経営でメニュー開発したらやること
飲食店経営する際に、新メニューを考えることがあると思います。
いつも同じものばかりで全く変化がないと、お客さまは飽きてくるので、これは大いに賛成です。
ただ、新しいメニューを加えたら、減らす作業も考えておきたいところ。
今回はメニューが多すぎることによる問題点を考えてみます。
メニューが新しく加わることのメリットは、お客様から飽きられないことです。
いつもこれ食べているから、今日はこっちを食べてみよう!と選択肢が増えて、また足を運んでもらえることに繋がりますよね。ずーっと同じメニューだけで経営していくと、どうしても刺激が少なくなり、お客様が違うお店に行ってしまうことにもなりかねません。
なので時々でもいいから新しいメニューを加えます。
問題はその後。
加えたらなにかを減らさないと、どんどんメニューが増えて行くわけです。メニューが多すぎるとどんなデメリットがあるかというと、
◆お客様が混乱する
キッチンもののメニュー、寿司メニュー、ランチメニュー、ハッピーアワーのメニュー・・。
こんなにたくさんのメニューを出されてもお客さんは混乱するし、選ぶのに時間がかかってしまいます。
「メニューはいらないよ、もう頼むものは決まっているんだ!」と言ってくれるお客様もいますけど、多いとメニューを見るだけで大変です。
◆サーバーがすべてのメニューを把握できない
メニューが多過ぎて困るのはお客さまだけではありません。サーバーも覚えるのに一苦労。
特に新しく入ったばかりの人は覚えるのが大変だし、ミスを起こす原因に。
種類が多ければ多いほど、「AとBの違いはなんですか?」などお客様からの質問が多くなってきますし、ビーガンやグルテンフリーなどの商品知識を把握するのが大変になってきます。
◆キッチンシェフも間違える
これもあると思いますよ、勘違いを引き起こすことが増えるし、そうすると料理の提供が遅くなります。
実際、似たような商品を間違えて作っているのを目にします。シェフの方たちにとって、また料理を作ることほど負担なものはありません。
簡単に短時間で作れるものならまだしも、時間がかかる商品だと、間違えてしまったときの負担は大きいです。
◆新たな食材が増えてしまう
同じ食材で違う料理をつくるならまだしも、新たな食材が必要となるとその分買い出しに行かなくてはいけないし、食材の管理が必要になります。
余計な手間とコストがまたかかりますよね。
新しいメニューを入れたら入れっぱなしにしない。せめて加えた分と同じ数を減らすことが大事だと私は思います。
人気なくて、作るのに手間がかかっている商品は、思い切って削りましょう。
「いやでもこの商品を頼んでくださるお客様がいるので、削りたくありません!」
本当に多くの方がこの商品をオーダーしているのでしょうか?自分の感覚だけで判断していませんか?
そうならないように、ちゃんと数字で見てください。レジの機能にどの商品がいくつ売れているかがわかる機能がついていますよね。それを使って数字を見て判断するのがいいと思います。
メニューをどのように見直し、変更するかについてはこちらでも書いていますので、よろしければ参考にしてください。アメリカでの飲食店経営を失敗しない為に!メニュー見直し・変更・分析のポイント
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メニューを変えるのは面倒くさいです。その気持は本当によくわかります。
新メニューを考える事自体はそこまで大変ではないと思うのですが、メニュー表に加えたり、削除したりするのが手間ですよね。特に加えることをしても、削除をする作業をおろそかにしがちだと思います。私達のお店もそうでした。
でも1年に2回、少なくとも1回くらいは削除することも考えてみてください。
メニューにたくさんの商品がありすぎると、実質、シェフやサーバーの仕事量を増やしてしまっています。
全然使ってないのに、場所だけ取っている不要なコップやグラスと同じです。スペースがもったいないです。
新メニューを考えるときは、同時にメニューを削減することにも力を注いでみてください。
●アメリカでの飲食店経営を失敗しない為に!メニュー見直し・変更・分析のポイント
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