アメリカの飲食店経営に必要なビジネスライセンス!レストラン開業に必要な手続き
欲しい物件が見つかってオファーし、交渉が成立、エスクローを開設したら、様子をみつつ必要なライセンスを取り始めます。
レストラン開業に必要なライセンスは、州、群、市により違いがあったりしますが、以下の5つはどこで営業しようと必要なものになると思います。
①ビジネスライセンス(Business License)
②エンプロイヤー アイデンティフィケーション ナンバー(Employer Identification Number)
③フードサービスライセンス(Food Service License)
④リカーライセンス (Liquor License)
⑤フードハンドラーズパミット (Food Handler’s Permit)
※地域により名称ですとか取り方が多少異なったりするのは大目にみていただけたらと思います。
①ビジネスライセンス
ビジネスライセンスとは、レストラン経営をするのに必要な許可書です。レストランがある場所のライセンスが要ります。つまりはレストランの住所に基づく許可書になります。
パソコンで「 レストランのある市の名前+business license」で検索すると、情報が出てくると思います。
ビジネスライセンス取得のとき、お店の名前や、個人事業主かLLCにするかなど決定します。どちらが良いかは州によりちがうみたいですが、私達は個人事業主で登録しました。
ビジネスライセンスの値段は場所により違うのですが、自分達のところは、100ドルしませんでした。
ライセンス取得後、セールスタックスセンター(売上を申請するとこです)に登録します。
②エンプロイヤー アイデンティフィケーション ナンバー(EIN)
アメリカで営業するビジネスはすべてこのナンバーを取る必要があります。
EINはIRS(国税庁)によって割り当てられるもので、タックスIDナンバーになります。IRSのウェブサイトで申請します。無料ですし、EINを取るのは簡単だと思います。
③フードサービスライセンス
フードサービスライセンスは保健所が発行しています。ローカルの保健所のアプリケーションを手にれてください。
まずアプリケーションを提出し、手数料を払います。
その後、保健所の人がお店にやってきてチェックします。ここでいろいろうるさく指摘が入ると思いますが、保健所からオッケーが出ないと営業できません。
例えば、冷蔵庫の温度がちゃんと適温かとか、食材の保管位置とか、ちゃんとお湯が出るかとか。口頭でも質問があると思います。
その後ライセンスが認められて、お店をオープンしたあとも、保健所の人がときどき抜き打ちでお店にやってきます。食の安全を守るためのものなので、適切な対応をしていないと営業を停止させられるなどの処置があります。
U.S. Food and Drug Administration
④リカーライセンス
レストランでお酒を提供するなら、アルコール販売の許可が必要になります。フードライセンスでは、アルコール類を提供するのをカバーしてくれません。
リカーライセンス無しにお酒を提供しようとすると、ペナルティや罰金もありますし、店を閉めなくてはいけなくなるかもしれません。アルコールは犯罪と結びついているのが理由としてあると思います。なので、ライセンスを取るとき、犯罪歴を調べられたり、バックグラウンドチェックがあります。
リカーライセンスには、(1)「ビール&ワイン」と、(2)「ハード」の種類に別れています。
(1)ビールやワインを提供できるライセンス。アルコール度数が低め
(2)ハードリカーはウィスキーやブランデー、焼酎などアルコール度数が高め
ビールやワインを提供できるライセンスでも、警察に行って、バッググラウンドチェックがあります。とはいえ、結構すぐ取れると思います。
ハードリカーを取る方が難しいです。審査がありますし、値段も高いし、時間もかかります。なので長く経営する予定とか、売上を高く見込んでいる方にお勧めだと思います。
私達はハードリカーライセンスは取っていません。
Alcohol Beverage Control (ABC)
⑤フードハンドラーパミット
これは自分だけではなくて、レストランで働くスタッフも取る必要があります。
私も取りに行きましたし、まったく難しいものではありません。カウンティの指定の選択式のテストをコンピューターで受けるだけですから、すぐ取れます。
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ライセンス類は、
①ビジネスライセンス(Business License)
②エンプロイヤー アイデンティフィケーション ナンバー(Employer Identification Number)
③フードサービスライセンス(Food Service License)
④リカーライセンス (Liquor License)
⑤フードハンドラーズパミット (Food Handler’s Permit)
ペーパーワークって地味で面倒ですよね。
上の5種類のうち、②と⑤は簡単に取れると思います。
①③④はややこしい部分がありますが、早めに行動に移すことでイライラすることも減ると思います。
アメリカの役所って、連絡してもなかなか返事が無かったりと適当な部分があるので(手続き自体はしっかりやっているんでしょうけど)、そこは根気強くやっていきましょう!
悩みなどありましたら、こちらから気軽にメール下さい。
前回の記事はこちら⇒エスクロー通してもめ事回避!アメリカで居抜き物件を買う時に必要な第3機関
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