英会話上達のコツとは?アメリカ在住の私が体験した4つの心得と勉強法
英語1つとっても話す、聞く、読む、書くといろいろありますよね。これらをバランスよく学べば英語の理解がもっと深まると思うのですが、自分の得意・不得意や好き嫌いもあり、私は「話す」と「聞く」が苦手中の苦手でした。英語を「読む」「書く」の方がまだマシ!という状態でアメリカにきました。
実際アメリカでお会いしたアメリカ歴の長い日本人でも、英語のリスニングとスピーキングは大丈夫なんだけど、読み書きが苦手で出来ないという人もいます。
逆にアメリカで生まれて、片方の親が日本人なので、日本語のリスニングは大丈夫だけど、話すのと読み書きが出来ないというアメリカ人にもお会いしました。単語レベルのカタコトであれば日本語も出てくるんですが、「自分の日本語は恥ずかしいから話したくない」ようです。
バランスよく話す・聞く・読む・書くの英語全てを上達させるのは大変ですし、時間がかかることだということは身をもって体験したことでもあります。
小さいころから大量に日本語を浴びて少しずつ単語を話すようになって、読むこと書くことを学び、長い時間をかけてマスターしていることを考えれば、英語も同じで短期間でマスターするというのは不可能なんですよね。
時間がかかるというのは前提で、今回は英会話を上達させるコツを紹介します。
◆苦手意識を捨てる
「自分の英語が通じなかったらどうしよう」って不安に思ってしまいますけど、気にしなくて大丈夫です。自信がなくて話せないとか、恥ずかしいといった気持ちをいったん脇におきます。
相手に通じなければ違う単語を使って言い方を変えてみるとか、ゆっくり発音するとか大げさに発音をするとか工夫は出来ます。
それに自分と同じような立場の人、異国からアメリカにやってきて英語を母国語としない人たちをよく見てください。
発音も文法も間違っていたりするのですが、自信満々に話していています。私より単語も英文法も知らない人でも全然気にしないで英語話してます。相手の発音が聞き取れなくて私が聞き返したら、むしろ相手が逆切れしている・・というくらいに自信満々です。笑
こういった人達はほんとに英語を覚えるのが早いと思います。その辺のアメリカ人に「この商品どこにありましたか?」ってスーパーでどんどん話しかけてました。しかも声がでかい!
恥ずかしいとか全然思ってなくて、それよりも英語学びたい、話したい、意思疎通を図りたい!という気持ちが強いんだと思います。
◆楽しみながら学ぶ
最初は語学学校に行きながら暇な時間は大好きな海外テレビドラマ・フレンズを見たり聞いたりしていました。部屋の片づけをしている時もフレンズを聞きながら掃除する。洗濯物をたたみながら聞く。
ポイントは「大好きな」テレビドラマという点です。
テレビドラマでなくても好きな歌とか映画でもなんでもいいんです。何度も見たり聞いたりしても退屈になることがなかったので、繰り返して聞いているうちに「あ、今この場面だな」「次はこのセリフが来る!」と覚えるくらいになっていたので、勝手に口から英語が出てきたりしました。
これが自分の苦手な分野のスピーチのリスニングとかだったらきっと退屈・苦痛以外のなんでもないので、まず毎日できなかったと思う。
なので楽しみながらというのがコツです。
語学を習得するには単純作業の繰り返しが必要になりますが、その作業を楽しみに変えながら行ったという感じです。大量のインプットを楽しく、ですね。
ちなみに日本人でとても英語の発音が綺麗な人に、どうやって学んだか聞いたところ、「英語の歌を歌うからかな」と言っていました。この人は人前で歌う方で、アメリカ人も褒めるほどの美しい発音でしたね。
日本の文化好きのアメリカ人が日本語の歌を歌っているのを聞いたとき、歌うって良い方法だなって感じました。
彼の日本語はカタコトで発音も正しくなかったりするんですが、日本語の歌の時は完璧な発音だったんですよね。もちろん本人たちは歌詞の意味が分からないまま歌っていて、「で、これって何についての歌?」って聞いてくるくらいなんですけど。
歌だと発音真似しやすいのはあると思います。
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◆友達をつくる
これはよく言われることだと思うんですけど、友達を作ると英語が上達していきます。これはアウトプットの機会が増えるんですよね。
正しく発音しないと通じないし、そうすると「ちゃんと発音しないとな」という気持ちも芽生えます。
相手が間違っているところを直してくれたりもします。「この場合はその単語は使わないよ」とかって教えてくれたりします。
机に向かっての勉強だけではなくて、実践して数をこなす、場慣れしていくのも大事です。
逆に「この日本語はどう使うの?」って聞かれた場合は一生懸命自分も英語で伝えようとしてボキャブラリーが増えていく感じ。
英語は使わないと上達しないと言われてきましたが、本当にその通りだなって思います。
◆もっと早く上達する方法
英語を必す話さなければならない状況に自分が置かれた場合、ものすごい速度で成長します。
ただしこの場合、ストレスもものすごいです(笑)。でも必ず上達します。
例えば英語を使う会社でバイトする、就職するとか。すると英語を話せないと人に迷惑かけたり恥をかいたりっていう場面に遭遇します。
そうするとツライですよね。はっきり言ってツライです。悔しい思いをしたり、時に泣いたり・・。
でもそこから必死に英語を身に着けよう、工夫しようって気持ちが湧いてきたりするんです。見返したい!っていう気持ちだってバネになったりします。
ただしこういったストレスが原因で心の病気になったりすることは実際あって、国に帰ったりする人もいます。
何でもそうですけど、レベル1の人がレベル5を求められてらツライのと同じで、人って成長段階というのもありますし、辛すぎるとやっぱり長く続かないかもしれないです。英語の問題だけじゃないかもしれないけど、体を壊したら身も蓋もないので無理し過ぎはしないようにしたいですね。
◆最後に
英語を習得するための成功の秘密とかノウハウとかって結局ないんですよね。要は地道に自分がコツコツやらなくちゃいけないんです。
それでも何かコツがあるのかと言えば、やっぱり受け身じゃなくで、自分から学びたいという姿勢だと思います。
そんな気持ちを積み重ねて長い時間をかけて英語って上達していくのではないでしょうか。
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