プレオープンで集客UP!アメリカ飲食店開業前のオペレーション準備と流れ

お店を開店できる状態になったら、プレオープン(ソフトオープン)をします。

 

プレオープン行うのは、すべての準備が終了したあとで、本格的な開業の前ですね。

 

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プレオープン(ソフトオープン)の目的ってなに?

ソフトオープンを行う意味は、

 

・従業員のトレーニング

・お客様への宣伝

・お客様からアドバイスをもらう

 

主にこの3つで、お試し営業的な感じです。

 

食材を準備して機材を実際に使い、一連の流れを確認したり、お客様への対応の仕方を確認します。

 

基本的に、前オーナーは2週間くらいは手伝う契約になっているものの、実際にお客さんを前にやってみると不備が出てきたり、手間取ったりすると思います。

 

近所の方へ「やっとオープンしますよ!」という宣伝にもなりますし、仲のいい人だったら「こうしたほうがいいんじゃない?」というお客様視点のアドバイスもくれると思います。

 

ぶっつけ本番だと、オーダー取り間違いや、料理提供の遅れなど、トラブルやミス連発したりしてお客様が不満に思う可能性が大です。

 

ソフトオープンの準備

ソフトオープンする場合に必要なことは・・

 

◆日時を決定

開店日の直前に行うのか、それとも、開店日まで数日おくのがいいのか。

 

開店直前だと、食材をムダにしないですし、流れにのれちゃう感じはあります。

 

開店日まで少し時間があれば、ソフトオープンで浮き上がってきた問題点を改善する時間に当てられます。

 

ソフトオープンの期間はお店の規模にもよると思うのですが、1日か2日でいいと思います。個人経営だったら、コストのことも考えて1日でいいと思いますし、丸1日ではなくて夜だけとか昼間だけとか、数時間でいいと私は思います。

 

規模が大きいお店なら、2日とって1日はランチメニューで、2日目はディナーメニューとかでもいいかもしれないですね。もしくは1日やってみて、反省点を改善して、日を開けてもう1日やってみるというやり方もあります。

 

◆人数

誰を招待するのかを決めます。

 

お店の営業に関わってくださった方や友達、家族。

 

SNSで一般の人にも知らせてしまうと、多くの方が来てしまう可能性があり、そうすると従業員も慣れてないし、逆にトラブルになる可能性が高いと思います。

 

◆メニューの決定

ソフトオープンではどのようなサービスを提供するかを決めます。無料で提供するのが一般的みたいですが、半額とか、ドリンク代だけ頂きますとか、そういった設定でもいいと思います。

 

メニューをどうするかですが、選択肢として

 

・好きなメニューをオーダーできる(本番通り)

・メニューを選べるが限定してしまう

・店側で決めたものを提供する

(ドリンク類も忘れずに)

 

何の目的でソフトオープンするのかによっても違ってくるので、合わせて考えておくといいと思います。例えば宣伝が目的だったら、メニューを限定するとか、店側で決めたものを提供するのどちらかがいいと思いました。

 

いままで色々準備してきて疲れているのに、まだ考えることがあるのか・・と思いますが、あとひと息!!

 

◆招待するお客様へ連絡

アメリカだったら、メールか電話での連絡でオッケーだと思います。

 

◆トレーニング

ソフトオープンの前に従業員だけでのトレーニングは必要かなと思います。ソフトオープンでは本格的なオープンと同じ状態に持ってこれているといいかもですね。

 

◆振り返り

ソフトオープンが終わったら振り返りをして、改善点があったら直します。

 

おおまかに3つのセクションはどうだったか?

 

・食材の準備、仕込み機材の使い方

仕入れや下準備の量は十分だったか

機材は問題なく使えたか

 

・接客

お客様をおまたせしていなかったか

オーダーはスムーズに取れていたか

お会計にまごついてなかったか

サービスが行き届いていたか

 

・キッチン

料理提供に時間かかりすぎてなかったか

品質に問題はなかったか

 

など、これらを振り返ってみてください。

 

あとお客様からフィードバックがあったらそこも検討します。アンケートをとってもいいかもしれません。

 

ソフトオープンの流れ

流れを簡単に確認すると、

 

ソフトオープン計画

招待客へ通知

従業員のトレーニング

ソフトオープン

振り返り

めでたく開業!

 

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自分たちのソフトオープン

とはいえ、私達はこのソフトオープンを行っていません。

 

理由は、

 

前オーナーからお店を買って、お店をクローズしないでそのまま営業をしたからなんですけど(ソフトオープンをする時間が無かったです)、でもその1ヶ月前くらいの定休日に、前オーナーが引き継ぎパーティをしてくださったので、それがソフトオープンみたいな感じでした。レセプションとも言うべきか。

 

私達はお店を居抜きで買う前からその店で少し働いていたので、オペレーションの練習はできていたし、だからこの方法ができたのかもしれないですね。

 

なので常連のお客様への宣伝&紹介な意味合いが強かったです。

 

前オーナーは、ハガキサイズの招待状を作って常連の方に渡しており(常連がお店に来た時に渡していました)、お店は貸し切り。無料で招待していました。

 

時間は17時くらいからだったと思います。

 

料理は一人ひとりに提供するのではなくて、大きなプレートに何品か置いて、自分たちで取れる様に並べてありました。

 

ドリンクはお客様の好きなものを聞いて提供しましたが、お客さんが多すぎて、最後は酔っ払ったお客さんが勝手にビールサーバーからビールを注いで飲んでました。(勝手にはさせないほうがいいと思います。笑)

 

私達は事前にトレーニングという形でお店で働いていて、従業員もそのまま残ってくれたからいいですけど、流石にぶっつけ本番でお店オープン!は自信がないです。

 

そう考えるとソフトオープンはやった方がいいと思います。

 

この情報だとあまり役立たないと思うので、他のお店の参考例をあげておきますね。

他のお店の参考例

◆個人経営の日本食店

 

この店は開店日の前日ではなくて、数日前にソフトオープンを行ってました。

 

招待されていたのは、お店の開業に関わったブローカーですとか、その家族、友人。知り合いだけを招いてました。

 

その方たちのために、数時間お店を開放。無料で料理を振る舞っていました。

 

このお店の場合、宣伝というよりは、従業員の研修と感謝を伝えるパーティに近かったと思います。

 

その後お店を開店したあとは、とりあえず夜だけの営業にして様子をみつつ、慣れてから昼間もあけてました。

 

◆大手のコーヒーチェーン

 

大手コーヒーチェーンはソフトオープン中に、無料でコーヒーを配っていました。コーヒーと言っても、好きなメニューから選べました。

 

期間についてはよく覚えていないのですが、数時間だけだったか、長くても1、2日だけだったと思います。一般人にも開放していて、人づてで私も聞いて、1杯もらいに行きました。

 

こちらは宣伝も兼ねているって感じでしたね。

 

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ポスティング(お店のチラシ配り)について

ソフトオープンとは違うのですが、ポスティングについて触れておきます。

 

アメリカではポスティングが違法になっていると思います。※州によって違うかもしれません

 

近所の方にお店の宣伝チラシを配りたいなら、お金を払って配達してもらう必要があります。

 

私達は知らなくて、一軒家のお宅のポストにばらまいちゃったことがあるのですが、警察だったか郵便局から電話かかってきて、「それは違法だからやめてクダサイ」と警告されました。

 

言われてみれば、自分が住んでいるアパートにあるメールボックスには鍵がついているし、メールボックスがある部屋にも鍵がないと入れません。

 

郵便屋が配達しに来て手紙を仕分けしているときに行くと、「あとで来てね」とその部屋にすら入れてくれません。結構厳重ですよね。

 

郵便受けに入っているチラシをみると、特別のスタンプが押されています。

 

なのでチラシを配りたい人は、お金を払って郵便局の方に配達してもらう手順を踏んだ方がいいと思います。

 

悩みなどありましたら、こちらから気軽にメール下さい。

 

前回の記事はこちら⇒初心者でも超簡単!アメリカで個人飲食店ホームページを自作する際のコツと注意点

 

次の記事はこちら⇒アメリカ人が好む接客は丁寧よりフレンドリー。日本の飲食店サービスの違い

 

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プロフィール

結婚を機にアメリカに住むようになった30代。
英語力ナシでやってきて、大変なことも多いけど、やっぱりアメリカ生活は楽しい!
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