在米の私だからこそわかるアメリカ人の性格と特徴・国民性
アメリカ人の性格や特徴をひとくくりには出来ないと思うんですけど、日本人がなかなか「NO」と言えなかったり、空気を読むのを得意とする傾向があるのと同じように、アメリカ人もある程度、性格とか傾向、国民性みたいなものがあると思うんですよね。
アメリカは広い上にいろいろな国人が集まった多民族国家なので「アメリカ人」というカテゴリーにするのもどうかとは思うのですが、今回は自分が感じた、アメリカ人の性格について書きます。
アメリカ人ってすっごく気さくに挨拶してきますよね。
「ハーイ!」
ニコ。
もちろん知り合いではなく、全くの他人です。
「ハーイ!」や「ハロー」だけに収まらず、話かけてきたりもします。
例えば、
「あなたここのアパートに住んでるの?ここってネコ飼うなら、いくら大家さんに払わなきゃいけないか知ってる?」
とか、サマータイムが始まる日には、
「サマータイムで今夜時間が変わるよ」
って見知らぬ人に言われて、ああそうだったなって思い出させてもらってありがたかったり。
電車待っている間、宿題のテキスト読んでいたら、
「一体ナニ読んでいるんダ?」。
ユーモアにも長けてますよね。自分はよく
「あなたたちカップルってどうやって出会ったの?」
と夫婦の馴れ初めを聞かれるのですが、私はマジメにありのまま、つまらない回答をしちゃうんですよね。
アメリカ人に聞き返すと、
「僕たちはストリップクラブで出会ったんだ~!ラスベガスのストリップ(有名な通りの名前)なだけに!アハ!」。
もちろんウソで、後でリアルな出会いのいきさつを話してくれましたけど、笑いは出ますし、場がなごみますよね。
「僕の大きな腹をみてクレ!この中には全部ワサビがハイッテルンダ!」
と言われた時もあります。
やっぱり面白いし、自分もそんな風になりたいなって思いますよね。
アメリカ人は細かいことはあまり気にしてない印象ですよね。もちろんめちゃくちゃ細かい人もいますけど、大体は大雑把な印象があります。
例えば、私は米系のスーパーでばら売りのシイタケをよく買うんですけど、レジに持っていくと店員さんが、
「コレ何マッシュルーム?」
「シイタケマッシュルームです」
って答えましたけど、店員さんが客に商品名を聞いてくるw
しかも1回だけじゃないですよ。聞かれないときは、違う種類のマッシュルームとして適当にレシートに打たれてたりすることもありますね。シイタケなんて普段アメリカ人はあまり食べないから、何のキノコだかわからないんでしょう。
ズッキーニのばら売りを買って、半透明のビニールに入れてレジに持っていってお会計した時も
「これ何?キュウリ?」
って私にきいてくるぅぅw
・・ビニール袋を開いて、自分の目で確かめたりしないんですねえ。
ズッキーニもキュウリも店員さんにしてみれば大した違いじゃないみたいです。
あとアメリカで、ネガティブな人に会ったことがないです。いや、1人あったことがあるけど、
「ボクは背が高すぎるから、日本に行ったら怖いと思われちゃウゥゥ~」
って何の自慢ですか?!笑
ネガティブなアメリカ人見たことないし、逆にポジティブな人しかあった事無いかも。
こういった理由としてポジティブに振舞うことが良しとされる文化というのがあるみたいですね。日本では謙虚でいることが美徳とされますが、それと同じように、アメリカではポジティブでいることが良しとされます。
あとはアメリカの気候が関係しているのかもしれませんね。
アメリカは大陸性気候で、夏と冬の寒暖の差があること、南北の気温差もあること、1日の気温差も極端だったりします。空気も乾燥していてジメジメしていないので、そういった気候が、からっとした気質に繋がっているのかもしれません。
アメリカ人はフレンドリーということを言いましたが、人に対して深入りしない、表面的な部分もある気がするんですよね。それはなんだか寂しい気もするんですけど、個人の意思意見を尊重するという見方もできますね。
例えば、知り合いの男性Aさんには彼女がいるんですが、
「Aの彼女はAの他にも恋人がいるみたいだ」
とアメリカ人の友達が私に言ってきました。その話を聞いた私は、
「そうなの?そういった付き合い方は良くない」
と回答したのですが
「彼をジャッジするの?」
「ジャッジするというか、彼の自由だと思うけど、私だったらそんな恋愛はしないよ、という意味」
「ならよかった。人の恋愛だし、Aの自由だし、A自身は何も変わらないんだから(良い意味でほっとけよ)」
ということがありました。
あまり相手の事に立ち入らないというか、個人を尊重しているのだと思うのですが、それがドライに見える、ということがあるのかもしれません。
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最初の「細かいことにこだわらない」に少し似ているんですけど、大らかで寛容というのもありますね。
バスとか飛行機など乗り物が多少遅れていても怒ってないですし、譲りあいの精神もありますし、間違いをしてしまっても何というか、「お互い様だから」みたいな感じがあるんですよね。
コンピュータ―の接続が上手くいかなくて、カスタマーサービスの人とメールでやり取りしていたことがあるんですけど、最後の最後で欲しい返事が来なかったことがあったんですね。
で、私はカスタマーサービスの対応がひどいんじゃないか、最後まで対応すべき、とちょっと怒ってたんですけど、アメリカ人の友達は対応については全く気にしてなかったですね。というか慣れている感があったので、恐らく頻繁にこういったことがあるんじゃなかなあとも思いました。
大らかで寛容な理由はアメリカは広大な土地であること、平和なアメリカ大陸だということが関係しているんですかね?
大陸的な思考=長期的な思考で、極端にいったら楽観的でおっとり。
逆に日本は島国なので、視野が狭くなりがちで、神経質な傾向があるのかも。
アメリカは気温の差が激しいと言いましたが、その気候が人をタフにするのかもしれません。
アメリカンフットボールやバスケットボールなどの体を張った、コンタクトスポーツが盛んで人気ですよね。で、スポーツでも乱闘が多い気がする。
もとはネイティブアメリカンが住んでいた土地を侵略してアメリカに移り住み、開拓してきた歴史があるので、勝敗にこだわったり、闘争心があったりするのかも。
普段は人を叩いたりすることに超敏感な国なのに、このギャップ・・。
アメリカ人はヒーローが好きだったりしますよね。スーパーマンとか、なんとかマンとかのヒーロー映画が多いです。
クモとかアリでもヒーローにしちゃいますからね。
でも、ルパン三世の様に泥棒が主人公、ということは基本的に無いです。さすがに最近は泥棒一味がダイアモンドを盗む映画とかありますけど、根本的にはヒーローもの。
それに対して日本人は、5レンジャーとか力を合わせて戦う系が好きですよね。
こんな風に、国民性の違いはやはりあるようですね。
日本とアメリカの考え方の違いについてはこちらでも書いています↓
●「アメリカ人が時間にルーズな理由は日本人と全く違う時間感覚が原因だった」
●「米在住の私が感じるアメリカ人がお金を貯金しないで使いまくる理由」
フィアンセビザ申請からグリーンカード取得までの流れと体験談はコチラでまとめています↓
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