セリーヌがラスベガス卒業!でもシルク2大ショー「オー」「カー」は健在
歌手のセリーヌ・ディオンが2019年の6月8日をもってラスベガスのホテル、シーザース・パレスでの定期公演を終了しました。
ラスベガスのショーと言えばセリーヌ、今までもこれからも、と当たり前に思うほど自分の中では定着していたので、「6月にセリーヌがラスベガスでの公演を終了した」と知った時はちょっとした衝撃でした。え?セリーヌがラスベガスにいないなんてウソでしょ!って思いましたよね。
その情報を知ったのはセリーヌのショーチケット販売サイトを見た時で、それがワールドツアーの販売になっていて、しかも場所がラスベガスではなくなっていたんです・・。もしかしてセリーヌのラスベガス公演終了?!とショックを覚えて、しばらく信じがたかったです。そのあとネットでいろいろ調べて、やはり本当とわかりました。
それほど自分の中でセリーヌはラスベガスにいる、と思い込んでいたんですね。
もういないかと思うと、やっぱりショーに行っとくべきだったなあって後悔の念ですよ。セリーヌはラスベガスにいるからいつでも行けると思ってましたし・・。
でも2003年から始まり、2019年までの16年の間、ラスベガスで多くの人を魅了し続けてきたわけなので、それはもうありがとう、という感じですよね。
で、1つ疑問に思ったのはラスベガスといえばショー、歌のショーと言えばセリーヌと定着していましたが、なぜこれほどまでにラスベガス=セリーヌと定着したかってことです。
もちろんそれはセリーヌがラスベガスで歌を歌い続けていたからに他なりませんが、色々調べた所・・
そもそも歌手が定期公演をする、という概念が、近代ではセリーヌが始めるまでは無かったそうです。今ではラスベガスではそれが当たり前になっていて、多くのアーティストが定期公演をするまでになっていますが、彼女が始めた当時は斬新なものだったそうです。
セリーヌは2000年にラスベガスでシルク・ド・ソレイユのショーを観て、それが彼女の定期公演スタートのきっかけとなったみたいですね。
シルクドソレイユには世界各地を回って人々を魅了するツアースタイルと、1つの場所で繰り返しショーを行う常設公演スタイルがありますが、ラスベガスでは専用に造られたホテルのステージで定期公演をしています。しかも現在ではラスベガスで6つも常設公演を行っていて、2019年の秋からは新しくRUNという演目が加わり、まさにシルクが集中している街となっています。
セリーヌと、今は亡き夫のレネーは、シルクからヒントを得てラスベガスで定期公演をする、ということを思いついたわけですね。しかもそこにはシルクの演出を手掛けたフランク・ドラゴンがセリーヌにも一躍買いました。
シーザースパレスホテルにあるコロシアム(劇場)は彼女が歌う為に造られました。自分だけの専用のステージ作ってもらったってよく考えたら凄いですよね。そしてそれが大当たり。
ラスベガスで歌う彼女のショーは人気になり、2003~2007年の定期公演を終了した後も、2011年から再度契約を結び、定期公演を開いていました。
つまりセリーヌはラスベガスをエンタ―テイメントシティにした人物の一人なのですね。
ベラージオホテルの噴水ショーではセリーヌの名曲、『My Heart Will Go On』が流れていますし、噴水ショーでこの音楽を使うことは彼女のショーとの相乗効果があったと思います。
もしかしたらいずれは噴水ショーから彼女の曲がなくなる可能性はありますが、2度の定期公演をしていますし、その前にセリーヌがラスベガスに再びという可能性もなきにしもあらずですよね!というか、セリーヌカムバック!を願いたいですね。
彼女が人気な理由はやっぱり圧倒的な歌唱力なのではないかなあ、と思います。
彼女の歌声って、声量がまず凄いです。あとのびのある声も魅力的なのではないかなと。
なんといいますか、歌声が心に届いてきませんか?私が同じ歌を歌っても全く人を感動させることは出来ないけど、彼女は出来る。1語1語丁寧に歌っている気がしますし、表現力が豊かと言えるのだと思います。
You tube 聞いただけでも鳥肌立ちますので、実際の歌声聞いたら絶対泣きますね、これは。タイタニックの曲『My Heart Will Go On』なんて、曲を聞くとジャックとローズが頭に浮かんで、タイタニックの映画が見たくなりますし。
『Because You Loved Me』や『I’m Your Angel』なんかも良い曲だなって思いますし私は好きですね。
ちなみにその他の代表曲は、『To Love You More』、『The Power Of Love』、『Love Can Move Mountains』、『Beauty And Beast』、『All By Myself』などがあります。
あと彼女の意外な所は、彼女の母国語がフランス語だということです。セリーヌはカナダのケベックで生まれ育ったカナダ人ですが、ケベックはフランス領だった歴史があるため、公用語はフランス語です。今なおフランス文化の影響が強いのですね。
なのでセリーヌは猛勉強をして英語を身に着けています。カナダでは英語も使われるので、そこまで馴染みがない言語ではないとは思いますが、第二言語をモノにするのがどれだけ大変かというのは自分もわかるので、やっぱりすごいなと思いますし、尊敬できる部分ですよね。
ラスベガスに住んでいながら、セリーヌのショーを一度も見ることなく終了してしまったのが本当に悔やまれます。いやもうほんとに、セリーヌはラスベガスにいるもの、という概念が強かったんですよ・・。
でも9月からは北米中心にツアーがスタートしますし、2020年には伝記映画が公開されるみたいですし、2度あることは3度あるで再びラスベガスに戻ってくることもゼロではないので、それを強く期待しています。
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ラスベガスで人気のショーって歌だけでなく、他にもあります。その代表と言われるのが先ほども話に出てきたシルク・ド・ソレイユです。
ラスベガスではシルクの常設公演が多くあり、特にオー(O)がダントツ人気な印象があり、その次はカー(KA)、といった所でしょうか。
この2つがなぜ人気なのかということですがまずオーをみていきます。
オーが始まったのは1988年で、今から20年以上前なので、最新なショーかといえば違うわけで、でもなぜ1番人気なのかというのが気になりますよね。
オーはステージがそもそもプールで水を使っている、というのがポイントなのかと思います。ステージに水使うって私は聞いたことが無いですし、見たこともないし、やっぱり普通ではないから興味出ますよね。
オー(O)ステージ全体がプールになっているわけですが、それがただのプールではなく、底が上下に動くようになっているので、ある時は水深を深く、ある時は水深ゼロに、あるときは水面よりも高くなります。ステージの脇からパフォーマーが出てくるだけでなく、上から、そして水の中から現れるということも可能にしています。
そういった舞台設備の凄さに加えて、パフォーマーのすご技や訓練の賜物がプラスされており、今どのように人が現れたのだろうと不思議に思ったり、芸術的で幻想的な要素が人気なのかなと個人的に思います。アクロバットですら凄いと思うのに、そこに水という神秘さが加わっていますから、どんなショーなのかなって感じますし、特に女性に人気というのはわかる気がしますね。
サーカスや新体操にプラスして、シンクロナイズドスイミングや高い所からの飛び込みもミックスされて、全体的な美しさが評価されているのが人気なの秘密みたいです。
シルクの演目ではありませんが、ルレーブという水のショーをウィンのホテルで行ってます。といいつつも、オーと同じ演出家のフランク・ドラゴンが手掛けたショーで、何かとオーと比較されるショーです。
この2つは何が違うのかといいますと、ルレーブの舞台は円形になっていて、舞台をぐるっと囲むように観客が座ります。その為、パフォーマーの動きがどうしても上下の動きになるようです。例えば飛び込みとかが多いのかな。多くの人が近くで見れる、という意味では良いと思います。
その一方でオーの方は舞台が円形ではないので、席により見え方が違うということですね。
オーが良いという人もいれば、ルレーブが良いという人もいますしまちまちですが、トータル的にはやはりオーの方が人気かなと感じます。
カーは2005年から始まったシルクのショーで、KAとは人間の魂、心の意味です。
カーの見どころの1つは舞台装置、ということが挙げられます。
舞台をプールにしちゃったオーですらビックリ仰天なのに、それ以上にお金をかけて作られた舞台装置って何なのよ、ということですが、舞台全体が360度回転したり、90度の垂直になったりとステージそのものが動きます。
そもそも舞台は平らで動かないもの、という思い込みが自分にありましたが、今の時代って何でも可能な時代なのですね。それに舞台自体を動かしちゃおう!という発想がもはや異次元だと思います。
で、そんな舞台で重力に逆らってアクロバットしちゃうわけなので、技術的にも身体的にも凄いと思うんですよ。もちろん危険極まりないわけですよね。
ホームページの写真見た感じ、これ、確かに危ないんじゃないの?!っていうほどの舞台装置だったので、実際みたらやっぱりハラハラしたりとかどうなってるんだろう?などの迫力あるんだろうな。
オーと比べると、カーはアクロバット要素が控えめな印象があるそうですが、こういった舞台の制限がある以上、仕方がなのかもしれませんね。
というより、動く舞台がベースにありその上でのアクロバットが魅力なショーなので、アクロバットはありつつも、場面により舞台設備が目だったりしますし、ハイテク装置の上で難易度の高いことをしている所を楽しむショーなのかもしれませんね。
カーはストーリー性があるショーで、その内容は運命を共にした双子の冒険的な旅のお話となっています。言葉を使わずにストーリーを表現しているのも見どころの1つなのではないかなあ、と思います。
オーとカーを含めシルク・ド・ソレイユその他のショーについてもこちらの記事で書いていますので興味ある方は読んで下さい↓
「ラスベガス来たら必見!シルクドソレイユ2019人気&お勧めショー比較」
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セリーヌディオンは秋から北米中心のツアーで人々を魅了していきますが、ラスベガスの公演は閉幕してしまったので、自分としてはやはりショック極まりないです。
でもラスベガスにはセリーヌに匹敵するシルクドソレイユのショーがたくさんあります。大人気のオーをはじめ、カーやマイケルジャクソンワン、ミスティア、ラブ、ズーマ二ティなど多くの演目がありますし、ここでしか見れないものばかりです。
●「ラスベガスのショーで涙!凄すぎシルクドソレイユのマイケルジャクソンワン」
ラスベガスにセリーヌ不在だけど、ラスベガス来たらシルクドソレイユを観たり、シルク観る為にラスベガスへ遊びに行くのも大いにアリだなと私は思います。
ラスベガスについてはこちらでまとめています↓
ラスベガス来たらグランドキャニオンは観光必須!↓
アメリカの大自然についてはこちらでまとめています↓
アメリカ生活に興味ある方はこちらもどうぞ↓
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