面倒で高い!アメリカのフィアンセビザ申請からグリーンカード取得体験談
国際結婚って、日本人同士のカップルより大変なことが多いと思うんですよね。
文化の違いとか言葉の違いもありますが、結婚決まってもビザ問題が立ちはだかっていますし、結婚までは手続きに時間がかかるので、遠距離恋愛の期間もあります。
K1(フィアンセビザ)の場合、ビザの申請して実際に渡米するまで1年くらいかかりますが、その間ノービザでアメリカへ行くのもしづらくなるので、悩みがつきものです。ビザ申請中はノービザ渡航でも入国拒否になる可能性がありますし。
しかも日本とアメリカは距離が遠いだけでなく時差もあります。連絡取りたいのに、「向こうは今早朝やないか~!」とスムーズにいかないことも多々あります。
私は日本で結婚式をしたのですが、いつビザがおりるかハッキリわからなかったのもあり、ビザの進み具合をみながら日取りを決めるのが大変でした。ビザが下りる気配ないのに、「早めに結婚式してもねえ・・」と思ったからです。はじめから、「いついつ頃ビザ下りるよ!」ってわかるシステムだったらいいんですけど、ほんとにどうにかして欲しいです。
相手がアメリカにいたので、結婚式の準備をほぼほぼ全て自分で段取りをしなければいけなかったのも大変でした。一方で全て任せて貰えて自由にできたので、そこは良かったですが。
でもK1ビザの手続きが無事に終わってホッとするのもつかの間、渡米してからも実は手続きは終わりません。ちょっと忘れたころに時々、面倒な手続きが浮上します。
とはいっても最初のビザ手続きを乗り越えていれば、その後の手続きも同じようなことをするので、大きな問題はないと思います。
あれよあれよと渡米して5年が経ち、昨年に正規の永住権(グリーンカード)を取得しました。私は日本人夫と結婚したので国際結婚ではないのですが、彼にアメリカ国籍を取得してもらい、K1ビザを取得しているので手続き上は国際結婚になります。
今回は私が体験した、K1ビザ取得から正規のグリーンカードを取得するまでの流れと体験をお話したいと思います。
まず日本人夫が、アメリカでアメリカ市民になる手続きスタートを開始しました。6か月ほどでアメリカ国籍を取得できたのでスムーズな方だったと思います。
そのあと私のK1ビザの手続きに入りました。
◆K1取得の為の手続き開始(2012年5月)
●「フィアンセビザで渡米するまでの流れと費用・期間」についてはコチラ
●「渡米までもうすぐ!フィアンセビザにおけるアメリカ大使館での面接の様子」はコチラ
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◆K1ビザ下りる (2013年11月)
K1ビザ下りるのに、なんだかんだ1年半かかりました。
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◆渡米 (2014年2月)
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◆アメリカで結婚 (2014年3月)
◆滞在資格の変更手続き (K1ビザからグリーンカードへ変更する手続き)
・書類I-485、Marriage certificate など
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◆バイオメトリックスに来いの通知 (2014年4月)
バイオメトリックスとは生体認証ですが、指紋採取のことです
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◆今回は面接は無いとの通知 (2014年7月)
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◆条件付きグリーンカード届く (2015年4月) ※正規のものではなく、最初の2年は条件付き
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◆条件付きグリーンカードから正規のグリーンカードへの変更手続き (2017年2月)
・書類 I-751 提出
●「グリーンカードが届かず最後までハラハラ!GC条件削除の手続きと流れ」についてはコチラ
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◆書類が受理され、条件付きグリーンカードの有効期限が1年延長される=Notice of Actionが送られてくる(2017年3月)
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◆バイオメトリックス (2017年3月)
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◆手続き遅れている通知を受け取る (2018年8月)
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◆偽装結婚ではないという追加の証明を出すようにと通知&提出 (2018年8月)
・bank statement
・current leases など
●「グリーンカード条件削除で実際に私が提出した追加書類とカバーレター書き方」についてはコチラ
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◆正規のグリーンカード届く (2018年10月)
めでたくバンザイ!
ビザやグリーンカードの手続きって書類を何枚も書きますし、英語で書かれていますし、英語で記入しなければなりませんし、正直面倒ですね・・。
しかも間違いが無いように慎重にするので一苦労ですし、手続きのたびに「またか~!」みたいに思ってしまいます。
正規のグリーンカードに切り替える手続きの頃には、アメリカ生活も数年経っているハズなので、こういった書類にも大分慣れてきていると思いますが、書類集めは最後までありますね、残念ながら・・。
今思うと、ちょっとした出来事でも手帳にメモしておくと、何かと書類集めなどに役に立ってくれるのではないかと思います。覚えている様で、スッカリ忘れてしまうのが人間ですからね~。
あと役所仕事だから仕方がないですが、手続きってほんとに時間がかかるんですよ。しかも具体的な時期とか時間が読めない、という・・。
ビザ申請していた時は、親や友達から何度も「いつアメリカにくの?」って聞かれて、私自身も明確な時期がわからなかったので、返答に困ってました。
ちなみにK1ビザ申請中は、婚約者に会いにアメリカには行っていません。入国拒否になったら1番困るので、自分はリスクをおかしてまでアメリカに入国できませんでした。自分は申請中の渡米は避けました。相手側が日本に来るのは問題ないです。
(参考 https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/faq-list-ja/k-visas-ja/ )
K1ビザ下りてから渡米後、条件付きのグリーンカードが下りるまで、日本に帰りたくても帰れないのはちょっと辛かったです。アドバンスパロールというパミットあれば大丈夫のようですが、私はビビりなので、条件付きグリーンカードが届くまでは、安全策を取って日本には帰国しませんでした。1年3か月くらいアメリカに缶詰だったことになるのですが、自分の予想より仮のグリーンカードが下りるのが遅れたのでそこは計算外でした。
そして正規のグリーンカードが下りるまでも少し待たされた感じです。
条件付きから正規のものに変更する際、提出書類が受理されると、条件付きグリーンカードの有効期限を1年延ばしますという証明書が届くのですが、延長期間過ぎてもグリーンカードが来なかったので、心配しまくってました。私、一体どーなるの?状態でした。っていっても待つしかないんですけど。
やっぱり申請中、切り替え中は一時帰国などの予定が組みにくくなるのはありますね。
そしてまた手続きにはお金かかるんですよね。手続きするたびに取られると思っていいです。
●K1ビザ申請時と健康診断時
申請料金と健康診断料は合わせて8万円くらい。フィアンセ側も請願者としてI-129 を提出する際、340ドルほど支払っています。(現在は535ドルになっています。)
●K1ビザから仮グリーンカードへ変更時
Fee985ドル+バイオメトリクス85ドル=1070ドル (今は少し値上がりし、1225ドル)
●仮グリーンカードから正規のグリーンカードへの切り替え時
Fee 595ドル+バイオメトリクス85ドル=680ドル
●10年後のグリーンカード更新の時
現在540ドル
料金は、徐々に値上がりしている傾向にあるみたいですね。間違っても値が下がることはなさそうです・・。このほかにも証明写真を撮ったりとか何かと雑費はかかります。
高いですね、ほんとに!
私はアパートに住んでいるのですが、自分の郵便ボックスを見に行くのを長い間怠ったことがあります。
手紙だけでなくてスーパーのチラシ等も一緒に郵便ボックスに入っていると思うんですが、あまりにも私が郵便物をピックしなかった所、ある日見に行ったら、中が綺麗さっぱり空っぽで、1枚の紙きれが入っていました。
なんだコレは?
恐る恐る紙切れを読むと、
「郵便ボックスが満杯で郵便物を入れられないので、●●日まで郵便局で保管しておきます。取りに来なければ送り主に返送します」というものでした。
読んでビックリして、すぐに猛ダッシュで郵便局へ飛んで行ったのですが、すでに遅し・・。全て送り主に返送されていていました。
実はそのなかに移民局からの手紙が入っていたんです・・。
ちょうど、正規のグリーンカードを待っていた時期だったんです。本当に青くなりました。
私は車の運転は苦手ですが、この時ばかりは大変慌てていたので、スゴイ乱暴な運転で郵便局へ辿り着いた気が・・。
移民局からの手紙は幸いなことに、超重要案件だったわけではありませんでしたが (手続きを早める為にアプリケーションを違う場所に移しましたとう通達)、「ちゃんとここの住所に私は住んでいます」と移民局に手紙を出す羽目になったので、こうならない様に、ポストはコマメにチェックしましょう!
ビザ申請や更新手続きはほんとに大変で時間もお金もかかりますが、乗り越えれば晴れて自分の愛する旦那様と一緒に暮らせるわけですし、グリーンカードあれば仕事も出来るわけなので、時々の我慢はやむをえないですね。
グリーンカードはとても大事なものなので、書類を書くときや提出時に何度も確認するなど、慎重することに越したことはないと思います。
もちろん、自宅のポストの確認を怠るってことは間違っても無いように・・!
時々、面倒な手続きをしつつ、そしてグリーンカードの存在に感謝しながらアメリカ生活を楽しんでいけるといいと思います!
●グリーンカードを持つ私が感じるアメリカ国籍取得のメリットとデメリットはこちら ●日本人の夫がアメリカ国籍を取得するまでのリアル体験談と本音はこちら
ぶっ飛び夫がグリーンカードを取得した時の話はこちら↓
アメリカ生活に興味ある方はこちらもどうぞ↓
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