海外に引っ越して距離が離れても友達?それとも連絡なく疎遠になるのか
外国に住むようになって、日本にいる友達との距離感については悩む人が多いと思います。
私自身もそうでした。以前はもっと連絡があったのに、最近は少なくて寂しいなとか、一時帰国した時はどこまで連絡しようか迷うなとか。
時間も距離もあいてしまうと、帰国したとき会いたい気持ちがある一方、相手には迷惑なのではないかと考えたり、そんなことを悩んでいると面倒な気持ちにもなったりします。
アメリカに来てはじめの頃は日本の友達が恋しくて仕方がなかったです。自分たちの友情が壊れるわけないでしょ、って変な自信もありました。
「こちらの生活はこんな感じでね、こんな生活を送ってるよ」
そんな連絡を取り合ったりして、日本で暮らしていた時の延長上に日本の友達との関係もしばらくはありました。渡米して始めの頃は、日本にいたときの様に日本の友達とラインを毎日、何回・何十回としていました。
だからそれがずっと続くって思ってたところがあったんですよね。
変化が出てきたのは、渡米して1年くらいたった時だったと思います。日本の友達との距離感に少し変化が表れて、ラインで連絡を取る回数がゆっくりと減ってきたんです。
以前はもっと頻繁に連絡があったのにな、どうしてかな?私何かしたのかな?と考えてしまって、何とかその距離を埋めようとして、無理に話題ふって、連絡を自分からしていた感じもありました。
時差もあって、皆が話したい時間に自分は寝ている、逆に自分が話したいときみんなは寝ていたりするわけです。
1対1のラインだったらまだいいんですけど、現役の同僚たち3人に自分を入れた4人のラインなどは、私以外の3人には共通の話題があるけど、私にはもはや過去の思い出しか共通点が無くて、何の話をしているのかわからない時もありました。埋められない距離が出来ていくのを感じました。
かといって外国ですぐに仲の良い友達が出来ていたわけでもないので余計に悲しくて、寂しかったです。
日本の友達から連絡が減ってきてさみしいと悩みを家族に打ち明けたこともありますが、
「そう考えるのは、あなたが暇なのよォ」
と返されてしまい、その時は納得がいきませんでした。
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アメリカ生活4年という月日が流れた今、どうなったかというとその友達とはほとんど連絡を取っていません。お互いのお誕生日に連絡するくらいになってしまいました。
向こうからも連絡は来ないし、自分からも特に連絡はしていません。
でもそれも仕方がないこと、そして自然なことかもしれないと私は思うようになりました。
私には私の生活があるように、日本の友達にもそれぞれの生活があります。
渡米したての頃「自分が今、やらなくてはいけないことって何なんだろう?」と考えた時に、それはアメリカ生活に早く馴染むこと、英語を身に着けること、アメリカの考えや習慣を知ること・・たくさんすることがありました。
要は確かに自分は暇だったんだな、って気づきました。これはすぐにわかったわけではなくて、2、3年くらい経ってから気づけたことですが、そんな自分や友達との距離が出来てしまった事を受け止めたら気持ちがラクになったんです。
そしてアメリカ生活を送る中で、様々なことを経験して、自分の価値観も大分変化しました。よく言えば、自分が成長したんだと思っています。
だからライフステージが変わったら、学校の卒業式みたいに「ありがとう、さようなら」でいいのかもしれないなと今は思います。「一緒にいるときは本当にお世話になったし、楽しかった。どうもありがとう」というように。寂しい気もしますがそれでいい気がしてます。
日本にいる友達からしたら、逆に同じことを思っていたかもしれません。連絡全然くれないなあとか、寂しいなあとか。
それに連絡を取っていなかったとしても、私が時々思い出している様に、相手だって時々は思い出してくれているのではないかと思います。
仕事したり子育てしたり、みんなそれぞれの毎日がある。私にも新しい友達がいて、毎日必死で生きてる。
物理的には同じ空間にいないのだから、今目の前にいる人、今しなければいけないことを大切にして、自然体でいればいいと今は思っています。過去の人間関係にしがみつくと、自分自身の成長を止めてしまうこともあります。
環境が変われば、同じような環境にいる人の影響を受けて、考え方も変わってきたりします。
その結果、自然に距離が離れてしまうのであれば、仕方ないのだと思います。縁がある人とは縁は切れませんし、なければ自然と離れていきます。それでいいと思います。
そんな風に考えられるようになって、今は気持ち的にとてもラクです。
●「海外生活で自分の居場所なかった私が見つけた居心地の良い場所の作り方」
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