海外生活辛くてもうやめたい!全てが嫌になった時の乗り越え方と対処法
海外で暮らすというのはとても大変なことです。
自分の慣れ親しんだ国を離れて生活することなので、言葉も違えば文化や食生活、考え方、働き方・・ありとあらゆるものが違います。その違いに戸惑い、時に人との関わりをも恐怖に感じたり、頑張ってるのに結果が見えてこないと、もうやめたい!と叫びたくなるときがありますよね。
自分が思うように振舞えない為に、自分へのフラストレーションで大爆発しそうになるときがあります。今まで少しずつ積み上げてきたものも全て投げ出してしまいたい・・。私もそう思ったことがあります。
海外生活をしている人であれば、1度は国に帰りたいとか、帰って自国でやり直したいと考えたことはあると思います。真面目に一生懸命アメリカで頑張ったけど、それでも耐え切れずに祖国に帰っていく友達を私も見てきました。
自分で決断して自分の意志でアメリカに来た私も「日本に帰りたいな・・」と感じたことは何度もあります。
例えば、私の場合は日本人夫と喧嘩したとき。
友達いなかったからアメリカでは頼る人が彼しかいないのに、喧嘩して家を飛び出して、でも行く宛てなくて近所をトボトボと歩きました。この国では誰も私の事なんて知らない、誰も知り合いはいない。夫ともそんな状態になった時は全身孤独、誰も私のことなんてわかってくれないと悲しくて寂しくて、まさかこんなことになるなんて思ってないから、やっぱ辛かったです。
多分、アメリカじゃなくて日本で結婚生活を送っていたら、間違いなく実家に帰っていたと思います。
超やばかったのは渡米して4年、レストラン経営を夫と始めて、1年くらいしたときに経営のやり方で思いっきり大喧嘩した時。口から「日本に帰る!」って出てきちゃったんです。ずっと我慢していたものが、吹き上げちゃったんでしょうね。私のフラストレーションが大爆発しちゃったんです。
でも、それに対して夫が発した言葉は「帰れ!」でした。
「日本に帰る!」は本心では無かったものの、ごねんとかそういう言葉期待していたから、帰れと言われて、夫との関係をどうしていいかわからなくなりました。
あの時の私には上手く行ってることなんてなかったと思います。頑張って上手くいくならいいんですけど、頑張っても全然上手く行かなくて。だから気持ちの行き場なくて余計に辛くて。
精神的にも体力的にも苦しかったです。もうすぐアメリカ生活6年が経つんですけど、今思えばあの時が最大のピンチでした。
他にも辛かったことは沢山あるんですよ。一緒に働いてたくれてたアメリカ人と仕事のやり方で喧嘩になったこともありますし、喧嘩というか怒られたんですけど、結構それで悩んじゃって。英語の劣等感も全然ぬぐえないし、お客さん来ないでも悩みました。
でも今はそんな経験が出来て良かったなって思っているんです。こんな経験をしたことで、確実に自分の経験値は上がったし、夫とのことがもっとわかるようになったし、アメリカ人の考え方もわかるようになったり。だからよく言う、表と裏、光と影というやつですか。悪いことだけじゃないんですよね。必ず果実もあるんです。
じゃあどうやってこの状況を改善していったか私の解決方法を3つ書きます。
夫に「帰れ!」って言われた時、ショックでした。私はいつもありがとうねって言葉を期待していたから。返ってきた言葉は私を突き放していたので余計に悲くて。
でも、お店の経営始めた時に、私たちは決めていたんです。仕事の事で意見がぶつかって衝突が増えるだろう。だとしても最優先はお店にしよう。
だからお店を守る為に日本には帰りませんでした。すっごい頭にきてましたよ、私も。
でもここで帰ってしまったら、私がアメリカで頑張ってきたこと、お客さん、従業員、夫との関係・・全部一瞬で駄目にしてしまう。それをしたら2度と取り返しはつかない。絶対後悔すると思ったから、耐えて思いとどまれたと思います。
だから今自分にとって1番何が大切なのかを立ち止まって考えてみてください。
相手(夫)の立場になって色々考えてみたんです。もちろん私の立場を考えて欲しい、という気持ちはありましたが、とにかく考えてみたんです。
そしたらあれ?彼、ものすごく今辛いんじゃないの?彼は今精神的に余裕がなんじゃないか?と思ったんです。余裕が無いと彼は怒り出すんです。それがだんだんわかってきて、だったらそれを減らせばいいって思って私ももっと協力して態度を改めたんです。そしたら相手も態度が変わって来て彼も私に協力するようになりました。
アメリカ人従業員と対立した時も、私にとって最優先はお店なんだから、お店にとってはやはり彼の腕が必要だと思いました。料理に対して愛情を持っているのは行動を見て知っていたので、私の考え方は間違っているのかもと考えるようにしました。そしたら彼の私への態度も変わってきました。
あとは、これでダメなんだから、じゃあ違う方法でやってみるか、と考えるようになったかな。
なので、色々試行錯誤してみてください。
これがいい方法かどうかはわからないですけど、レストラン経営をしていた時は、自分の感情、特に疲れたとか面倒だという感情は無視しました。というか感情をコントロールしました。ロボットでしたね、私。
最近見つけた方法で自分に合っているなと思ったのが、しなきゃいけないことあるのに眠くなる時に「私は眠くない」とハッタリ、ダイエットしてて空腹を感じた時に、「いや私は全然お腹は空いてない」とハッタリ、エクササイズ中に疲れたと思ったら、「いや私は全然疲れてない、まだいける!」とハッタリかますと私は結構大丈夫でした。
私ヘンタイ?
辛い時に何かをやっていくとその先に何か見えるものがあると思いますよ。多分・・結果ってツライの先にあるんじゃないかな。
海外に来た理由はなんでしょうか?
英語が話せるようになりたい、英語を使った職に就きたい、外国人の友達をたくさん作りたい、憧れていた国に住みたかった、でしょうか。
私にとってはアメリカで暮らすことは憧れだったし、アメリカにいるからには語学は身につけたいと思っていました。今は新しい目標もあります。
辛いこと、苦しいこと、体験したくなかったこと、イライラすること、時に怒りも感じますが、それでも自分の目標を達成したい。夢を叶えたい。そんな想いで自分は今も生活しています。そんな目標の再確認が、自分を奮い立たせていたり、頑張れる理由でもあります。
日本にいた時の自分の立場や自分のプライド、日本ではこうだったのにという執着を捨てて「外国なんだから仕方ないわ~。一から出直しだ!」って気持ちに切り替えたら大分ラクにはなった気はします。
あと人って、自分の為に頑張るという構造になっていません。自分一人だったら、「今日の夕飯は簡単なもので済まそう」ってなりませんか。
でも誰かの為にだと、力が発揮できるそうです。
例えば、愛する我が子の為。旦那の為。
それは何となくわかるな~。
自分には子供がいないけど、夫の為とかパートナーを幸せにする、日本にいる両親を笑顔にしてあげたい、とかでもいいのかもしれないですね。私がアメリカで目標を叶えて笑顔でいることを両親は望んでいるハズだ、とかね。
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海外で暮らしていると、自分だけが辛いんじゃないかと思ってしまう時がありませんか?
周りは英語ペラペラの人しかいない場合は特にそう感じてしまうと思います。でもそうじゃないです。スタート時点が違っただけで、みんな同じなんです。同じ道を歩いてます。それを知って欲しくて今回この記事を書きました。
何に対してもそうですけど、不安になったりすんなりいかないって感じたり、ネガティブな気持ちになることが、この先上手くいく為の通過点なのではないかなと私は思っています。ラクでストレスなかったら楽しいですけど、きっと成長していかないんじゃないでしょうか。
そこでも止めないで、踏ん張って耐えて、カッコ悪くても情けなくても、ちょっとずつであっても進んでいくから英語も立ち振る舞いも上手になっていくんじゃないでしょうか。
ある人が言っていました。「アメリカに来た時、英語話せなくて外にでたくなくて。私はテレビを見て英語を覚えたの。今思えばうつ病だったのかもしれない。」
でもその人今すごく英語上手なんですよ。すごく発音がきれいなんですよ。そんな時があっただなんてほんとに信じられないくらい驚いたんです。私が出会った日本人の中で誰よりも英語の発音が美しい人です。
だから今自分の目に上手くいっている様に映る人も、みんな同じような道をたどっているんですよ。
それでも辛くなってしまう時、心がポッキーンと折れてしまう時もあります。
そんなときは自分を甘やかせてみる。私はすぐ両親に電話します。あと犬猫の面白ツイッター見まくって癒されます。
でもそれが一時的な辛さではなく、やるだけやった、だから後悔しないというくらい苦しければ一時帰国をしてみるのも選択の1つだと思います。
一度帰って客観的にアメリカを見れば、違った感情が湧いてくるかもしれません。気持ちをリセットできたら、また戻ってくればいいのですから。違った選択肢も見えてくると思います。例えば日本に戻ったけど、「アメリカの方が良かったわ」とかわかるかもしれないですよね。
ネガティブな一時帰国ではなく、前向きにいるための帰国というのも私はアリだと思います。
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