国際結婚でも相手日本人でもアメリカで結婚するのは大変&苦労します!
国際結婚をされる方が近年増えていますよね。
私自身は日本人夫と結婚してアメリカに住んでいるのですが、夫の国籍はアメリカです。
詳しく言うと、夫は日本で生まれ日本で育ちましたが10代で渡米、長年アメリカで暮らし、私と結婚するにあたりアメリカ国籍を取得しました。(国籍を変えた方がフィアンセビザが早く下りる為。)
結婚するまでは私は日本、夫はアメリカに暮らしていたので、遠距離恋愛をしてました。
私は日本人と結婚したという感覚ですが、夫は長年アメリカで生活しているので、アメリカ的な考えも持ち合わせています。
結婚の為に国籍を変えただけなので、国際結婚とは言えないと私は思うのですが、どっちつかずな視点から今回は私の経験を書きたいと思います。
互いの両親から表面的な反対は無かったです。
でも私の父親としては心の葛藤があった様です。結婚だけに焦点を当てると、「自分の娘が結婚するのは非常に嬉しいんだけど、男親としては寂しくもある。かといって結婚しないのも困るし・・複雑な気持ちだ」だったのですが、私が海外に行くことについてはちょっと不満だったらしく、できれば自分の近く(日本)で暮らして欲しいと思っていたようです。
「何もわざわざ海外に苦労しにいかなくてもいいのになあ」とボヤいていました。
私の英語力が無かったことを父は知っているので、語学の面で苦労する、という心配もあった様です。夫の仕事はアメリカだったので、日本で暮らす、という選択肢はその時はありませんでした。
母親の反応は父親とは違い、純粋に嬉しいようで海外生活が羨ましいという感じでした。
両親の反対は無かったですが、結婚を決めた後、ビザが下りるのを待っている期間に自分の心が渡米と結婚に迷った時期がありましたね。ほんとにこの人でいいのかな?とか海外生活への不安、英語の心配とか、悩みに悩んでた時がありました。
●「海外生活が近づくにつれて高まる渡米前の不安~大事なのは覚悟」についてはコチラを参考にして下さい。
http://america2go.net/2018/11/15/preparation/
友人の反応は良いものもありましたし、悪いのもありました。
良い反応と言うのは海外羨ましいです。
悪い反応というのは、結婚が決まる前は日米で遠距離恋愛をしていたので、いつでもすぐに会えるわけでもなかったですし、会える回数も少なかったですから、「それってほんとに付き合ってるの?大丈夫?」と言われたことがあります。確かに、なかなか会えませんでしたから当然かもしれませんね。
結婚決まってからも、子ども生まれてから離婚とかになったら国が違うから大変そうとか、「ビザがいつおりるかはっきりわからない?本当にアメリカに行くの?(半信半疑)」とか、ハッキリ言わないにしても、遠まわしに離婚しそうとかって言われました。
相手がうんぬんかんぬんよりも、私が結婚することに対しての意見かもしれませんが、国際結婚というのはこんなことを言われても、
だまらっしゃい!!
というくらいに、それを吹き飛ばすくらいの気持ちとグラグラしない、自分の固い意志・決意は必要だと思います。
結婚の手続きを円滑にする為に夫がアメリカ国籍になったわけですが、正直本人に対しても、夫の両親に対してもこれは申し訳ないと感じました。
夫は自分自身は何も変わらない、ただパスポートが変わるだけだよと言っていましたが、アメリカ国籍に変える前に日本のパスポートで来日した際、「日本人のパスポートを使うのが最後だと思うと、やっぱりいろいろと考えるものはあった」とのこと。
言葉にはしなかったけど国籍がアメリカになったので、本人なりに1つの区切りというか、今後の方向性への決意のようなものは感じました。それは日本人同士の結婚だと言っても、アメリカを拠点として生きていくということなので・・私もそれに応えなければいけない、と感じました。
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結婚して感じたことは、お互いに歩み寄る努力とか、相手を理解しようという気持ちが非常に大事だということです。
これは国際結婚だろうが、日本人同士だろうが、どんなカップルでも同じことだと思うんですが、育った環境が全く違う場合は、文化も生活様式も考え方も全く異なったりするので、驚きとか戸惑いもかなり大きいと思うんですよ。
相手の考えを最初から否定したりとか、自分の考えを相手に押し付けるのではなくて、すり合わせていく努力や譲り合い、許したりする柔軟さはお互いに必要と感じます。
お互いの違いを
「そんな考えもあるんだね!」
「おもしろい文化だね!」
って興味もったり、わかろうとし合えるならいいですけど、大概は自分からしたら理解不能なことが多いですし、自分の考えとか習慣ってそんな簡単になかなか変えられないですからね。
私の場合は夫とのコミュニケーションはもちろん日本語なので言葉の壁はありません。
自分が今、アメリカの環境に順応しようとしていることは、夫がすでに過去に体験したことでもあるのである程度理解がありますし、そういった面ではとても助かっています。
「外国人はハッキリ言わないとわかってくれないよ」と言われますけど、私の夫もハッキリ言わないと思っていることが通じない場合が多いので、イラっとくる時はやっぱりありますけどね。
私が感じるのは仕事を辞めてアメリカに来た上に英語が苦手となると、やはり相手に頼りっぱなしになる、ということです。これはハッキリ言うと「立場は弱くなる」と同じ意味です。
それは最初は仕方がないことですが、自分で少しずつでも自立しようと努力したり、英語のスキルを上げていくことが自分の為、相手の為になると思います。
もちろんパートナーが手助けしてくれるはずですが、いつもできるとは限りませんし、人間だから時には重荷に感じることもありますよね。良い意味でお互い自由でいるために、そういった努力は必要と感じます。
もちろんこういったスキルはすぐに身につかないので、相手のヘルプや理解は不可欠ですよね。だからお互いに、助け合うのが大事だと思います。
日本人男性×日本人女性の海外暮らしで、私とは逆の、女性が男性を日本から海外へ呼び寄せたパターンのカップルを知っています。結果だけ言うと、二人は別れてしまったのですが、この2人に対しての意見が夫と私で意見が真っ二つに分かれました。
私は英語出来ない上に、日本での仕事を辞めてアメリカに来たので、現地で全てゼロゼロからの状態でした。だから同じ様な状況だった友人カップルの男性の気持ちがわかります。
頑張ってもなかなか結果が出なかったり、そんな自分に対して腹が立ったり、思い通りに事が進まないことへのいら立ちとかあったと思うんです。だから「仕事もあって現地生活長い奥さんが、もっと気長にフォローしてあげれば良かったのでは?」と感じました。
それに対して夫は、友人カップルの女性への気持ちがわかるようでした。
「海外で暮らすっていうことは大変なの。英語の壁とか就職のこととか、最初から予想出来てたことでしょ?旦那くんがもっとしっかりするべき!」
そういわれればそうだけど・・これはなかなか厳しい意見ですね・・。私に対しても同じ様に思ってるんですかね。笑
夫婦のことなので、二人にしかわからない別れの原因がいろいろとあったと思いますが、異国に住むのは思っている以上に大変なことなので、お互いができる事をして、協力し合ったり、歩み寄る努力をしなければ関係が破綻するというのはやはりあると思います。
日本人同士の結婚だったとしても、海外で結婚生活するってやっぱりラクではないです。ラクと言うより大変です。
ましてや相手が外国人の場合はそこに言葉の違いや文化の違いが入ってくるので、更に大変だと私は思うんですよ。
私が言いたいのは日本を離れて結婚する、生活するというのは覚悟が必要だということ。憧れだけでは乗り越えられない現実に直面しますし、いつもいつもいいことばかり、楽しことばかりじゃないということ。それを乗り越えるにはお互いの努力がいる、ということです。
でも覚悟もって、その時自分に出来ることや、やることやってれば大概の事は大丈夫です。なんとかなります。時間と共に、自分でテキパキ動けるようになるし、何でもできるようになってくるし、問題解決能力とかもどんどん高くなっていくんですよね。
だから海外に長年住んでいる人ってちょっとしたことじゃへこたれないですし、みんなタクマシイ!
海外にいる日本人見ていると私はそう感じるんですよね。
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