アメリカ人が好む接客は丁寧よりフレンドリー。日本の飲食店サービスの違い

日本とアメリカの接客ってお客様から求められているものが全く違うと思います。

 

アメリカでサービスを受けるとき、ニコリもしないでオーダーを取る人もいれば、丁寧なサービスをしてくれる人もいます。

 

とはいっても基本的には、料金が高ければ高いほど、良いサービスを受けられると考えるのがアメリカだと思います。

 

今回は日本とアメリカのサービスの違いについて、私が感じたことを書いていきます。

 

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日米の接客の違い

日本とアメリカの接客の違いで感じたことは、

 

■日本・・お客様が上。お客様に仕えるとか、もてなす姿勢が大事

■アメリカ・・お客様とは対等。接客は業務の1つ。料金とサービスは比例

 

ざっくり言うとこんな感じ。

 

アメリカでは普段の生活でも見知らぬ人と軽く喋ったりしますよね。それはレストランにも当てはまると思いました。

 

むしろどんどんお客さんに話しかけて、相手を楽しい気分にさせたほうがフレンドリーとして映り、お客様には良い印象があると思います。

 

私は日本でサービス業に携わっていたので、お客さんをそっとしておいてあげるのもサービスの1つと考えていた部分がありましたが、アメリカではそれよりもフレンドリーの方が好まれると思いました。

 

もちろん中には静かに食べたいっていう人もいますが、そういった人の方が少ないと思います。

 

お互い初対面なお客さん同士でも、しゃべくってたりしていますね。

 

お客さんと仲が良くなってくると、家族や友達をお店に連れてきて、紹介してくれたりします。

 

「この人は私のお父さんダヨー」

「この人は友達の◯◯」

 

お客さんの元嫁と今嫁がなぜかレストランに来ており、私達に「これは元嫁の〇〇!」って紹介されたときはビックリしたこともあります。日本だと修羅場な光景ですが、結構彼らの私生活ことも教えてくれたりするようになります。

 

日本のサービスって礼儀正しくて、正確で迅速。その分、長ったらしい会話は後回しな感じです。お客さんとは心理的に少し距離があります。

 

アメリカのサービスはフランクだと思います。丁寧さよりも、要望に答えたり、会話をして喜ばせる方が大事です。

 

ただ料理の提供時間は、早い方が好まれるのは日米共通かなと思います。

 

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料理を提供する際の注意点

アメリカでは色々な人種が入り混じっているので、宗教によってこのお肉は口にしない等あるので注意です。メニューにどんな食材が使われているのか、ちゃんと表示しておいた方がいいと思います。

 

「コレを抜いて、あれを足して欲しい!」という要望も頻繁にあります。

 

これについては、出来る範囲でしてあげて、無理なときはできませんで良いと思います。「変更は一切できません」だと、アメリカでは融通がきかなすぎると思われる可能性が高いかなと私は感じました。お店の方針とかあると思いますし、差額をチャージするなど、このさじ加減はやりながら見つけていくのがいいかもしれません。

 

ビーガンの知識はしっかりあった方がいいと思います。アメリカではベジタリアンやビーガン人口が多いですし、お客様からこれはビーガンですか?と聞かれることも結構あると思います。

 

ベジタリアン・・肉や魚を食べない

ビーガン・・肉や魚に加えて、卵、乳製品、はちみつも食べない、完全菜食主義

 

お味噌汁も、かつお節で出汁を取っていれば、魚のエキスが入るのでビーガンではなくなります。

 

病気で体を壊してしまったためにベジタリアンやビーガンになった場合もありますが、ビーガンについては動物が好きとか、自然を大切にしたいとか、そういう人が多いように思います。信念や思想に近い部分があるので、そこは尊重する方がいいかなと思いました。あとビーガンは若い人に多い印象があります。

 

ビーガンでも細かい人はまな板をわけて欲しいとか、お肉を揚げるのと同じフライヤー使っているか?と聞いてきます。もし同じでも、彼らは違う料理を頼むだけなので、そこは正直に答えてあげてください。

 

とはいえ、「これは例外で食べるんだよネ」という人もいるので、お客様とコミュニケーションが大事だと思います。

 

あと、アレルギーにも注意ですね。

 

ソイアレルギー

セサミアレルギー

グルテンフリーにこだわる

 

など色々あります。

 

お客様からアレルギーを持っているんだよねと申告されたら、その食材が使われていないか十分にシェフと確認したほうがいいです。

 

例えばセサミアレルギー。一見、セサミが含まれてないように見えても、日本食だとごま油を使っている場合があると思います。

 

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最後に

アメリカでベジタリアンやビーガンの人は結構多いですけど、自分がその立場でないと、違いがわからない人もいます。

 

でもお客さんがどういった考えを持っているのかわかるチャンスでもありますし、たとえ自分がベジタリアンとかビーガンではなくても、相手に理解を示すことでそこから会話が膨らむ場合も多いです。オーダーが細かいなあと思ったりして、理由を聞いてみると「過去に病気したから健康に気をつけている」とかありますよ。

 

そういったところから仲良くなって、Yelp に書き込みしてくれることもありますし、アメリカではどんどんフレンドリーになっていいと思います。

 

悩みなどありましたら、こちらから気軽にメール下さい。

 

前回の記事はこちら⇒プレオープンで集客UP!アメリカ飲食店開業前のオペレーション準備と流れ

 

次の記事はこちら⇒お客さんから怒鳴られた!アメリカ飲食店経営時のクレーム体験談と対応方法

 

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プロフィール

結婚を機にアメリカに住むようになった30代。
英語力ナシでやってきて、大変なことも多いけど、やっぱりアメリカ生活は楽しい!
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