岩に刻まれた4人のアメリカ大統領の顔!マウントラシュモアの見どころと光と影

天然のロックに掘られたアメリカの大統領の顔。

 

顔の大きさは18mほどもあり、巨大な彫刻です。マウントラシュモアと言われるこの場所は、サウスダコタ州の西側に位置するブラックヒルズにあります。

 

1927年に掘られ始めて、14年後の1941年に出来上がりました。

 

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この4人は誰?

4人の大統領の顔が彫られているわけですが、左から順に紹介していきますね。

 

①ジョージ・ワシントン(1789〜97:初代)

ワシントンが選ばれたのはもっともですね。初代の大統領であり、国家の基礎を築いた建国の父。ジョージ・ワシントンは軍を率いて勝利に導き、アメリカをつくった人物です。ラシュモアに刻まれた他の人物と比べても、1番目立つところに位置しています。

 

②トーマス・ジェファーソン(1801〜1809:第3代)

アメリカ独立宣言の起案者の1人で、ジョージ・ワシントンの国務長官だった人です。フランスからルイジアナを買ったりし、アメリカの国土を広げた人物で、とても優秀だったそう。

 

③セオドア・ルーズベルト(1901〜1909:第25・26代)

ルーズベルトは最も若い年齢で大統領の座に就きました。42歳。パナマ運河を建設したり、企業の独占を廃止したり、市民の権利を確保したりしました。アウトドア好きで、自然保護には熱い大統領。この彫刻をつくったボルグレムは、この大統領を尊敬していたみたいです。

 

④エイブラハム・リンカーン(1861〜65:第16代)

奴隷解放宣言を発し、奴隷開放の父と言われる人物。1963年に行ったゲティスバーグアドレスは超有名。「人民の人民による人民のための政治」というやつです。しかし1965年に劇場で暗殺されてしまいました。リンカーンは最も偉大な人物の一人とされており、この彫刻をつくったボルグレムのお気に入りでもあったそう。

 

ボルグレムはここに4人の顔を彫ると決めていたそうですが、ワシントン、ジェファーソン、リンカーンはすぐ決まったのですが、4人目がなかなか決まらず。でもルーズベルトが選ばれました。

 

マウントラシュモアのみどころ

マウントラシュモアでの主なみこどろは、この彫刻につきますね!

初代大統領なだけあって、ワシントンはやはり目立つ!

 

ジェファーソンの位置は最初、ワシントンの右側だったそうです。

 

でも岩にひびがあったため、ジェファーソンの位置は現在の、ワシントンの左になったそうです。

彫られた順は、ワシントン⇒ジェファーソン⇒リンカーン⇒ルーズベルト。大統領に就いた順ですね。

 

ルーズベルトは埋もれている感が否めませんが・・。

 

4番目に彫刻することが決まったからかな?ジェファーソンの位置が急遽変わったからぎゅうぎゅうになったのも仕方ないですねw

 

なお、1941年の3月に彫刻家のボルグレムは死んでしまったのですが、息子が引き継ぎ、10月に完成しました。

鼻は6m

目は3M

 

大きいなあ!!

 

こちらはお土産やで売っていたバドワイザーです。

ラシュモアの絵が描かれているよ!バドワイザーは、アメリカのビールの象徴だからかな?

 

マウントラシュモアにはトレイルやお土産や、カフェなどもあります。

 

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なぜラシュモアという名前がついているの?

ニューヨークの検事チャールズ・ラシュモアがブラックヒルズを訪れ、採掘について調査していたそうです。そこからこの人の名前がつけられました。

 

ここに顔が彫られたわけ

パンフレットに書いてあるのは、

 

「もともとサウスダコタ州の歴史家・ロビンソンが、オールドウェスタンのヒーロー達を彫るのはどうかと提案していた。ロビンソンは彫刻家のボルグレムに頼むことにした。ボルグレムは岩質が硬いラシュモア山の場所を選び、またボルグレムは国民にもアピールするために、アメリカ大統領達を彫ることを提案し、資金集めを始めた。」

 

とはいえ政府が許可を出し、お金も出していることからすると、ネイティブアメリカンの土地を、白人が征服した証という意味合いもあるようですね。ブラックヒルズにはもともとネイティブ・アメリカンが住んでいたわけで・・。

 

白人至上主義の象徴だと述べている活動家もいますし、華々しい観光地の裏にはそういった影のストーリーもあるのです。

 

ラシュモア山の場所

サウスダコタ州のラピッドシティを拠点に、US- 16 を下っていくとラシュモアです。車で約30分です。

マウントラシュモア公式サイト

 

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5番目のメンバーに加わりたかったトランプ大統領

トランプ大統領はラシュモアで5番目のメンバーになりたかった人なんですよね。

 

大統領選挙前の2020年の独立記念日にはここを訪れています。

 

2020年は、アフリカン・アメリカンのフロイドさんが警察官によって窒息死したことをきっかけに、各地でアメリカの偉人像が壊されたりしていたのですが、そのタイミングでマウントラシュモアに訪れたので、トランプの訪問は物議を醸しました。白人にとっては偉大な人物であっても、違う視点から見ればただの侵略者だからです。

 

このイベントで多くの人が参加し、コロナでもマスクもしてない人が多かったので、これも色々言われてたと思います。

 

仮にトランプが5人目として彫られたとしたらですが・・

 

トランプについては、彼を好きな人と嫌いな人と大きく分かれますし、いろいろと問題が出てきそう・・。人が押し寄せていたずらされたり、更に物議を醸し出しそうな気がするので(ハリウッドにあるトランプの名前が入った星も、いたずらされてたし)、私は5人目の人物としてトランプを彫らない方がいいと思います。

 

とはいえ、その可能性はほとんどないと思うけどね!

 

もう1つの岩顔クレイジホースについてはこちら⇒有名なサウスダコタの観光地クレイジーホース!アメリカの巨大な岩彫刻に疑問

 

デビルスタワーについてはこちらもどうぞ⇒まるで切り株!不思議な形デビルスタワー国定公園の見どころと成り立ち

 

バッドランズ国立公園についてはこちら⇒予想外に超絶景!バッドランズ国立公園の見どころと観光スポット【サウスダコタ】

 

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