世界最高気温のデスバレーに真夏にドライブした体験エピソード
カリフォルニア州のデスバレー国立公園の夏は、地獄の様な暑さで、空気も大変乾燥しています。5月であっても気温は30度を超え、更には日陰が無い観光スポットが多い為、ジリジリと照り付ける日差しもかなり強いです。降水量が少ないので、日陰になるような木々がありません。
7月には40度を軽く超えて、50度を超す日もあります。
デスバレーを訪れるベストシーズンは冬ですよ!
デスバレーがなぜ暑いかなのですが、まず標高が低いことが挙げられます。最も低い地点は海抜マイナス85.5mです。
また谷を囲む3000m級の山々が、あつい空気を循環し続け、放散させません。温まった空気が逃げにくい地形の為に、こんなに暑いのですね。
そんなクレイジーなところになぜ真夏の7月に行ったのかということなんですが、今回はラスベガスからデスバレーを通って、ヨセミテ国立公園(タイオロード経由)に向かったからなのです。
今回は夏のデスバレーがどんな様子だったかを紹介します。
まずはデスバレーにあるザブリスキーポイントに立ち寄りました。
真夏ではありましたが、私たちの他にもちらほら、観光客がいました。もっと人がいないかと思いましたが、意外といました。
駐車場から緩やかな坂道を上るとザブリスキーポイントです。
坂道を上るだけで暑く、近距離を歩くだけでもジリジリと焦げるような日差しを感じます。
ここから見渡すゴールド色の地層は見事です。迷路のようにも見えます。とても不思議な地形をしています。
なのですが。
アツイ~・・。暑すぎる・・・
ザブリスキーポイントは美しいのですが、暑くて長時間は見ていられなかったです・・
一瞬みて終わり。
無理です。生き物もこんな草木のみ。いや、生きてるだけで凄いかも。
途中、海抜ゼロmの標識がありました。写真を撮りたかったので、車から下りました。
でも・・
写真を撮るためにわずかな時間、車外にでただけで暑い!
とりあえず撮って終わり。
とにかく撮って超ダッシュで車に戻りました。そのときの写真がこちら⇓
私の命をかけた1枚でございます。
Furnace Creak ビジターセンターに寄ります。ここはデスバレー国立公園の中心。
7月中旬の午前中のデスバレーの気温は113℉と表示されていました。
113と聞いてもいまいちピンとこないので「摂氏にすると何度ですか?」と聞いたら、45℃ですって!!
ヤバくねー!
超激アツです。自分にとっては45℃は人生で最も暑い気温を体感したことになります。
午後はもっと上がり、49℃になるとの予報。もし夏に行くなら午前中がいいですよ。
ってか夏行かないほうがいいよ。
ビジターセンター内にてデスバレーがどのようにできた場所なのかなどをお勉強。中はエアコンが効いています。
あースズシイ~。
デスバレーは地球上で最も暑く、アメリカで最も乾燥した、北アメリカでもっとも標高が低い場所とあります。
過去にはなんと、1年間に雨が全く降らなかった年もあったそうですよ。超極端な場所、というか現実離れしている世界です。
とても暑いため、お化粧室の水道からはお湯の様に温かい水が出てきました。
ぬる~。
そのまま州道190を北上していきます。
デスバレーには砂丘があります。車からでも見ることは可能。
でもせっかく来たので、ちょっと歩くか。
と思って歩いてみましたが、あつツ!!
砂丘の砂がめちゃくちゃあつい!!
夏場の砂丘は砂からの熱もあり、地面はかなり温度があがっています。多分60度くらいにはなってたかも。いやもっと?
私はサンダルで向かってしまい、砂が素足に触れたときにものすごい熱を感じて、砂丘奥までは進みませんでした。というより、行けませんでした。
サンダルが溶けそうでした。
車道から離れた奥の砂丘がとても美しいので行きたかったのですが断念しました。サンダルではいかない方がいいですよ。
中には砂丘でジャンプしたり楽しそうに写真を撮りまくっている若者がいましたけど、マジで・・?そんな気力あることが凄い。
しかもジーンズ履いてる・・。
気温45℃だで。
暑すぎて少なくともジャンプできる気力は私にはありませんでした。
女性の方はお肌を守る為にも帽子や長袖をお勧めします。地肌さらしていると、火傷のような状態になります。デスバレーの中でも、砂丘は別格の暑さで、身の危険を感じました。
7月の他に、5月にデスバレーに行ったことありますが、このときも日差しが強かったです。5月だから大丈夫でしょって油断して日焼け止め塗らずにいたら、手にぶつぶつが出来ました。日焼け止め塗ったり、長袖着て肌を守ったりした方がいいと思います。
暫く車を走らせていると、途中車道にキツネが飛び出してきました。
こんな厳しい暑さのなかでも動物たちは暮らしているのですね。こんな暑さの中、動物に出会えてびっくり。写真を撮ろうと思ったのですが、カメラを取り出すのが遅かったためキツネがいなくなってしまい、下の写真にキツネはおりません。
と、デスバレーにはたくさんの見どころがあるのですが、今回デスバレーで観光できたのは、ザブリスキーポイントとビジターセンター、砂丘だけでした。
暑くて観光どころじゃなかったです・・。ほんとに。
デスバレーの見どころについてはこちらでちゃんと書いていますので、よろしければ参考にして下さい。5月に行ったときのもです。
http://america2go.net/2019/07/05/deathvalleynp/
デスバレー国立公園を過ぎると、緑が少しずつ広がってきました。正面の山はシェラネバダ山脈。
このどこかの山の1つが、アメリカ48州最高峰のマウントホイットニー。
「あれかな?これがホイットニーかな?」と1番高い山を探すも雲があったり、微妙に角度により似たように見えてしまってどれだかはわかりませんでした。
395の国道を北上していくと、マンザナール国定史跡Manzanar National Historic Site ビジターセンターがあります。
ここは第二次世界大戦中に日系人1万人以上が収容された場所です。
日本を祖国に持つ方々やその家族の苦しみ、どのような経緯で収容されたのか、ここでの暮らしなどを知ることが可能です。近くは砂漠なので、夏は暑く冬は寒い、埃っぽい場所で自由のない生活を余儀なくされたことを考えると胸が痛みました。
写真下は収容所跡の様子。
ドラマ「99年の愛~JAPANESE AMERICANS~」を以前見たことがあり、涙なしには見ることができなかったのをよく覚えていますが、こちらがロケ地として使われています。
国道395をさらに北上していく途中で、Convict Lakeがあります。ここまでくると気温が20℃くらいまで下がり、長袖でないと寒いくらいです。
ボートやカヌーを楽しむことが出来る美しい湖です。
1日で超暑い場所から肌寒いところへ移動したので、体もびっくりですわー。
本日はその先のマンモスレイクの街で宿泊。標高の高いリゾートタウンです。
デスバレー以外にも付近には見どころが盛りだくさんです。
ホテル備え付けのタオルがゾウだった!マンモスレイクだけに!どうやって折るんでしょうね。
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デスバレーは夏でも行くこと自体は可能ですが、やはり暑い!
標高マイナス86m地点や、アーティストポイント、ソルトクリークなど見どころが沢山あるのですが、暑さのために、
見たいけど、暑いから無理
早く車に戻ろう
暑くて歩けない・・
という情けない気持ちになりました。日差しの強さがちょっと普通じゃないです。
暑さのために具合が悪くなることもあるので、やはり真夏は避けた方が良いと感じました。デスバレーは冬に行くところですよ!!
もし行くならば、水を充分に準備し、ガソリンに余裕を持って車のコンディションの確認は念入りに行なってください!ボロい車で行ったらやばいよ!!
●タイオガロード経由で行くヨセミテについてはコチラhttp://america2go.net/2018/07/23/yosemite/
アメリカの大自然が好きな人におすすめのガイドブックについてはこちらで書いています⇒アメリカ国立公園好きな私のおすすめガイドブック!人気「地球の歩き方」3冊比較有名な本ですが、私もだいぶお世話になっています。
アメリカの大自然についてはこちらでまとめています↓
ラスベガスについてはこちらで書いています↓
ラスベガスに来たらグランドキャニオンは観光必須!
アメリカ生活に興味ある方はこちらもどうぞ↓
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