想像してた100倍大変だった!アメリカレストラン経営での苦労体験談と本音
飲食店経営って大変そうですが、本当に大変なんですよね。
もちろんその中に、喜びややりがい、達成感というのはあるのですが、大変な仕事だということに変わりはありません。
今回は苦労話や悔しいといった、ちょっとネガティブなことと本音を書いていきたいと思います。
レストラン経営をしていて私が1番大変だと感じたことは、休む時間があまり取れないことでした。
週に1回は定休日があったのと、土日は夜だけの営業だったので、休んでいる様に見えると言えばそうなのですが、その空いた間に何をしているかというと買い出しでした。業者さんを利用してはいたのですが、細かいものとか、自分で買いに行ったほうが良いものは自分達で手に入れていました。
買い出しがない場合は、お店のメニュー変更をしたり、細かい修正をしたりしてました。だから家の掃除は全然行き届いてなくて荒れ放題。そういったものは全部後回しにしていました。
翌日ちょっとゆっくり出来るということで、金曜の夜がとても嬉しい日だったのを思い出します。
1年に1回、夏休みがあって私はゆっくり家にいたかったのに、夫がリフレッシュのために旅行に行くと言い出したときはふざけるなと思いました。案の上、2人で疲れて帰ってきましたけど・・。
心も休むヒマは無くて、常にお店のことを考えていたと思います。
疲労を感じなくする為に、私がやっていたのはロボットみたいに自分の気持ちを殺すことです。疲れた大変だという感情よりも、やらなくてはいけないことを優先するためです。
あと、みんなと仲良くしようという考えは捨てざるをえなかったです。私はみんなと仲良くしたい、人から良く思われたいという気持ちがとても強い性格です。
でもそれは甘いということ、それを基準に飲食店経営は出来ないということを思い知りました。従業員も大事なのですが、それ以上に大事なのがお店やお客さんだからです。
長く、良く働いてくれる人を探すのは難しかったです。日本食に馴染みがない外国人は、すき焼きの生卵がどういった位置づけかがわからなかったり、卵を提供するのを忘れたりして、教えるのが大変でした。
すぐ辞めたりする人もいるので、人を雇うことの大変さは常にありました。観光地のレストランではチップが凄く良いので、そっちに人が流れやすくて、人を探したり維持するのには結構悩んだかな。
家族経営のレストランが強いのは、人材確保が容易であるとかそういった背景があると思います。
夫とも喧嘩は何度もありました。忙しくて相手を思いやる気持ちとか余裕がなくて、出てくる言葉がナイフみたいにストレートでした。
でもそれがすべてマイナスに働いたわけではなかったです。
私は夫とはもう2度と一緒に仕事をしたくないと思ってはいますが、100パーセント本気で真剣に取り組んだ姿はお互いに見ています。だから今は、大変だったけど2人で乗り越えたという絆の方が強くて、レストラン経営を始める前に気になっていた相手の欠点が、大したことには思えないようになっています。
物事が違って見えるようになったのは良かったと思います。
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これは夫が言っていたことなのですが、少なくとも、私が抜けられるような状態にはしたかったらしいです。でもそれすら出来なかったことは悔しかったと言っていました。
とは言え飲食店ってコストがたくさんかかるので、利益を出していくのが難しい業界だと私は思っています。
私が悔しいと思ったのは、常連のお客さんを、自分達のせいで失ったことがあることです。
これは他の記事(お客さんから怒鳴られた!アメリカ飲食店経営時のクレーム体験談と対応方法)で書いているんですけど、凄く親切でフレンドリーで自分が大好きなお客さんを、自分たちの不手際であそこまでがっかりさせたことは私の失敗であり、後悔でもあります。
だからこそ、そこから学んだことを、他のことにいかしていきたいと思っています。
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今の記憶をもったまま、レストラン経営をする前に戻れるとしたら私はどういう判断をするんだろう・・。
本当に大変でしたし、レストラン経営をしたいとは正直思わないです。レストラン経営をしたかったのは夫だから、彼を止めるか、一人でやってと言うと思います。
夫としてはやりたかったことをやって、どんな感じかわかって、やって良かったみたいです。やらなかった後悔がきっと残っただろうし、その経験をいかしていけるからです。
私もやってみた事自体はとても良かったかなって思っています。
実際に経験があると、ほんとに色々なことがわかるんですよね。いや、やらなくても人から聞いて知っているって思うかもしれないですが、行動に移して体で知る実体験とはかなり大きな差があります。
飲食店のことだけを言っているわけじゃないのですが、ずっとやりたいと思っていることがあるなら、何でもやってみることを私はお勧めします。百聞は一見に如かずと言いますが本当にそうで、やって自分で体験してみないと究極にはわからないんです。
もちろんそれはラクじゃないですし、むしろ大変です。やってみたところでやらなければ良かったと思うかもしれません。
でもたとえ上手く行かなかったとしても、体験とその過程で試行錯誤したことって刻まれるので、必ず他の何かで役立つと私は思っています。
悩みなどありましたら、こちらから気軽にメール下さい。
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