アメリカで客室乗務員に転職!留学経験ゼロから米系航空会社への就職
アメリカの航空会社の客室乗務員として働きたい。
そう思うようになった私は、転職活動を始めました(今の仕事は米系航空会社の地上係員です)。仕事をしつつ、合間を縫ってリサーチをし、数カ月後にはアメリカ系の客室乗務員として採用されました。
今回はそのときのことを書いていきます。
1年前の私は何をしていたかというと、主婦です。正確には10ヶ月前ですが、そのときは全然何もできない人間でした。
・車の運転はなんとか出来るけど、ガソリンの入れ方がいまいちよくわからない(アメリカに結構長く住んでるのに)
・レンタカーを一人で借りたことがない
・英語力はまだまだレベル
初めて自分ひとりでレンタカーを借りたのは夫が出張先で倒れたとき。ガソリンについてはネットで調べて、これでいいのかな?と恐る恐る初めてガソリンを入れた気がする。
自分で書いていても思うけど、ヤバイレベル・・?
私は日本で暮らしていた8年前は、航空会社で働いていました(外資系ではありません)。
・地上係員(チェックインやゲート)として約3年
・客室乗務員として約7年
地上係員から客室乗務員へ転職した理由は、「空港の仕事は、お客様のネガティブな感情のはけ口になりやすいなあ」と感じたからです。
カウンターではチケット代やバゲージ料金など、お客様との間に金銭収受が発生します。遅延や欠航になればトラブル。お客様はカウンターというオープンスペースで文句を言うわけです。機内は閉ざされた空間だからか、カウンターやゲートだと言いやすいのはあると思います。この対応が地上係員の大変な部分だと思います。
もちろん、みんなで協力して飛行機を定刻に出発させることにやりがいはあります。お客様がありがとうと言ってくれるととても嬉しいです。
でも遅延や欠航は日常的に起こるし、お客様に言いたくないことをいわなくてはならないときもあります。時間が限られているため、オブラートに包んだ言い方をする暇もなく・・。自分の性格がどんどんキツくなっていくのが嫌だったな。
という理由などが重なり、客室乗務員に転職しました(日本に住んでいたときの話ですよ)。
で、今回アメリカで地上係員から客室乗務員に転職した理由もだいたいそれと同じですね・・。カウンターやゲートでお客様から文句ばかり言われる。
また同じことを繰り返して、学んでないやないかい!!
はい、ほんとそこは反省です。
でも飛行機が好きだし、今はアメリカにいるし・・
とちょっとは違うのかなと思ったのですが、悲しいかな、同じことがまた起きました。場所は違っても同じ仕事なんだからそりゃそうだな。
でもですね、アメリカ地上係員の仕事でたくさんのことを学びました。
・アメリカの職場の雰囲気
・日米サービスの違い
・エアラインの知識(日本のマニュアルはアメリカから来ていますよね)
日米のサービスの違いで言えば、日本には極端に言ったら日本人しかいません。だからお客様がこうして欲しいのではないか、という概念が大まかにあるというか、極端にずれてないと思うんですよ。でも細かい部分で一人ひとりサービスは違うわけで。日本人は空気を読む人種だと感じるんですけど、だからこそサービスは難しいというところがあります。
アメリカは色々な人種が入り混じっているので、こうして欲しいが人によって違います。
なのでアメリカのサービスは、
「なにかお手伝い出来ることはありますか?」
「ないよ」
で終わりです。
極端に言ったら、「なにかしてほしかったらお客様から何か言ってくるでしょ!」的なスタンスですね。はい、ビックリ。(アメリカではもじもじしてたら駄目、はっきり言わなきゃだめよ!というやつに通じてますね)
あとやはりお客様と職員は完全に対等まではいかないけど、対等に近いなあと思いました。
あと日本と比べると、当日欠勤する人が多いので、休まず普通に働いているだけで重宝される。笑
私はネイティブではないので、アメリカ人が何を言っているかわからないときがありましたが、その部分をカバー出来るものがあるとすれば休まず働いたことかな?
でも英語力はここで一段階は上がったし、アメリカ人との会話にかなり慣れたのはあります。
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アメリカで地上係員として採用される前、コロナ禍でも落ち着いてきたタイミングで多くの企業が求人を出していたので、私はチャンスだと思いました。そしてその流れに乗りました。
その後オミクロンが発生しコロナが長引いているため、もうひとチャンスがあるかもしれないなと思っていたのですが、再びその流れに乗り、アメリカ系の航空会社の客室乗務員として採用されました。
欲を言えば、ジャパニーズスピーカー枠の募集がどこか出ないかなあと思っていたのですが、それはほとんどなかったですね。
私が採用されたのは、日本での航空会社での経験があったこと、あとコロナで従業員不足で企業が欲しがっていた、というのが大きかったと思います。
流れに乗って採用されることに欠点があるとすれば、それは採用後は忙しくなるということ。人がいないんだから当然か。
転職活動でしていたことは・・
●リサーチ
どこの会社が募集をだしているかはindeedと企業ホームページでチェック
●自己分析
自分がどういうときに喜び、いつ怒るのか、感情の動きに注意してみた
●面接の練習
応え方の見直しや練習
●レジュメの見直し
最新のものにする
●ニュースを見る
一般常識をつける
やっていたのはこのくらいです。
面接の内容や流れについてはこちらをどうぞ→アメリカ系客室乗務員の面接と採用の流れ。ハプニングはあったけど乗り切りました
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コロナが始まったころはすごく悩んでいる自分がいました。
アメリカ系企業で働きたいなあという気持ちがずっとあったのですが、採用してくれる米企業はどこもありませんでした。英語も微妙だったし、自信は全然なかったかな。
そこから、ジャパニーズレストランに戻る→米系地上係員→米系客室乗務員に合格したので、私にとって2021年はとても動きのある年だったと思います。毎日40~50分かけて空港まで車で通勤したので、運転のスキルもあがりました。ガソリンも今では簡単に入れられます!いや〜、なにをあんなにビビっていたのか。笑
一方、夫が病気になったり大変な1年でもありました。でもだからこそしっかりしなくちゃという気持ちが湧いてきたのだと思います。
そういうのもありますし、まだ客室乗務員に採用されたばかりで心配ごとは尽きませんが、出来ることをまずは頑張ってみたいと思います。
■アメリカで大手航空会社の客室乗務員になるにはどうしたらいいの?
■アメリカ在住なのに英語が恐怖だった私が日本人ゼロの職場に就職(空港)
アメリカ生活のリアルについてはこちらで書いています↓
アメリカの大自然についてはこちら↓
ラスベガスについてはこちらでまとめています↓
ラスベガスに来たらグランドキャニオンは観光必須!
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