アメリカで飲食店経営していた私がコスト削減の重要さを痛感!利益をあげるには? 

お店を経営するって本当に大変ですよね。

 

家賃、人件費、フードコスト、水道代、ガス代、電気代、メンテナス代、保険・・

 

それこそ、こんなにかかるのか・・!というくらいコストってかかりますし、予想外の突然の出費もあります。

 

お金って使おうと思えばいくらでも簡単にかけられますよね。

 

内装をもっとかっこよくしたい、もう一人誰かを雇いたい、ユニフォームを変えたいと思えばいくらでもお金を使えます。

 

お金って、稼ぐのは難しいのに、使うのは一瞬です。

 

今回は私が学んだ「コスト削減が利益アップに直結する」を書きたいと思います。

 

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コスト削減の重要さ

コストを削減していけば、利益はアップするんですよね。

 

例えば、極端な例をあげると、

 

ゼロ円で事業を始めて、売り上げが1万円出て、コストゼロなら1万円がそのまま利益です。

 

でも

 

ゼロ円で事業を始めて、売り上げが1万円出て、コストが1万円かかったら利益ゼロ円です。

 

コストを抑えることは、利益のアップに直結しているのです。

 

しかも、売り上げを伸ばして利益をアップしていくよりも、コスト削減により利益を上げる方が簡単です。

 

「売り上げを伸ばす=お客様に買ってもらう」って本当に大変ですよね?

 

汗水たらして努力して、お客さんがたくさん来てくれて、売り上げが伸びたとしても、コストをバンバンかけてムダに使ったら、それはバケツに穴が開いているのと同じで、利益は残りません。バケツの穴をふさぐ必要があります。

 

お客様がたくさん来ていて大繁盛しているようなお店でも、蓋を開けてみたら、ムダに経費を使っていて利益が無い、ということはあります。

 

新しいものに目が無くて、勧められるとすぐに機材を買ってしまったり、ちょっと確認すればすむことなのに、面倒だから確認をせず、違うサイズのものを間違えて買って無駄にしてしまうという人も実際います。

 

家計の事を考えても同じだと思います。

 

ダンナさんが一生懸命汗水たらして家族の為にお金を稼いでも、奥さんがブランドものを不必要に買って使っていれば、お金が溜まっていかないですよね。

 

ケチケチする

レストラン経営でも何でもそうですが、削減できるところは削減していかないと、後で痛い目にあいます。

 

もちろん必要なところにはちゃんとお金をかけますが、不要な部分にはそれこそ「ここまでケチるのか?!」くらいのつもりでやった方がいいと思います。それを最初っからやる、いつでも行うことをお勧めします。

 

そういう意味では私の夫は経営している時、本当にケチでした。

 

例えば、

 

●不要な電気は必ず消して帰る

●ガスもこまめに切る

●水の出しっぱなしは無いか

●人件費の見直し(不必要な配置なし)

●本当にこれを買う必要があるのか考える

●コストのかからないやり方は無いか考える

●使っていないものは見直し→場所を取っているだけでムダ

(例えば、冷蔵庫や冷凍庫に眠り続けている商品はないか)

●同じ種類の食材を使って違う商品を作ることを考える

●使っている会社の見直し(例えば、ペイロール会社の見直し)

 

をしてました。

 

夫はコスト削減に関してはかなり意識が高い人だったので、最初の頃は私の方が無駄にしているものが多いことに気づかされました。

 

夫はゴミ箱に何が捨てられているかまで見ていていました。

 

とは言っても、ゴミ箱の中を漁っていたわけではないですよ。

 

従業員がどういうものを捨てているのか、必要なものを捨てていないか、ムダなものを使っていないか、古いものがあるのにも関わらず、新しいものから使っていないか、捨て方をチェックして、指導しているという感じ。

 

レストランで在庫が山積みになっていたりすると「めんどくさいから、上にある新しい食材から使ってしまおう」とかってなりがちだと思います。

 

絞った雑巾を更に絞るみたいな感じで、ここまでやるのか?くらいに思ったことも正直あります。

 

でもあの有名なバフェットも最低限の社員しかおいていませんし、スト削減に対して非常に厳しい人ですね。

 

幸いにして私たちの従業員はコスト削減に対して意識が低いわけではなかったので、そこは本当に助かりました。

 

「もったいないよ」と私が言われることもありましたし、「これ、修理頼まなくても僕が直せそうだから直してみるね!その方が安いでしょ?」ってよく言ってくれる人もいました。

 

経営者と目線が近い従業員ってなかなかいないですし、こういった人がいるとオーナーにとっては本当に強い味方ですよね。

 

でも逆にコストの意識が低い人もいますし(多くの会社ではその方が多い気がします)、するとどんどん資材を垂れ流してしまうので、指導したりすることは必要だと思います。

 

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最後に

売り上げをあげて、尚且つコストも抑えられることが出来れば最強ですよね。

 

でも経済の状況によってはどうもがいても売り上げが伸びない場合もあります。その時はコストを削減していくしかお店を守っていけないですし、コスト削減していくことで、人をクビにしなくてもよい状況をつくれる可能性もあります。

 

コスト削減って面倒だなと思う事がほとんどですが、「コストを減らすことで儲けが多くなる~」と考えたらちょっと嬉しいと思います。

 

経営が傾いてきてからコスト削減に取り組むのではなくて、経営を始める前から意識して、最初から取り組むのが成功に近づくと私は思います。

 

悩みなどありましたら、こちらから気軽にメール下さい。

 

前回の記事⇒:アメリカ飲食店開業で大事な誠実さ。自分の考えはレストラン経営に表れる

 

次の記事はこちら⇒【アメリカ飲食店経営】オーナー体験から学んだ店全体把握の重要性

 

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