ラスベガスのショーで涙!凄すぎシルクドソレイユのマイケルジャクソンワン
ラスベガスに来たら絶対楽しみたいって思っているものの1つにショーがあると思います。ラスベガスにはアクロバティックなショーから歌を楽しむコンサート、マジック、物まね、アダルト向けまでありとあらゆるショーが勢ぞろいしていますが、ラスベガス来たらシルク・ド・ソレイユと初めから決めている人も多いのではないでしょうか。ラスベガスにはそのショーの為だけにつくられた劇場があり、シルク・ド・ソレイユがいくつも定期公演を行っている、いわばシルクが大集合している都市なのです。
今回は今は亡き天才・マイケルジャクソンとシルク・ド・ソレイユのコラボ、「マイケルジャクソンONE」について紹介します。
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マイケルジャクソンONEって?
マイケルジャクソンONEを簡単に説明すると、キング・オブ・ポップであるマイケルジャクソンの曲やダンス、有名シーンをシルク・ド・ソレイユのパフォーマーが表現しているショーです。
天才と称されたマイケルジャクソンは2009年に残念ながらこの世を去りましたが、遺族とシルク・ド・ソレイユとの協力のもと創られたこのショーは、歌やダンスだけではなく、シルク的なアクロバティック要素も取り入れられており、マイケルの世界をパフォーマーが再体現しています。
また最新鋭の音響や照明、煙、モニター、ホログラムなどを駆使しており、テクノロジーの凄さも圧巻なショーです。
公演日:木曜~月曜の7:00PMと9:30PMの1日2回(火と水は休演)
公演時間:1時間30分
公演場所:マンダレーベイホテル
マンダレーベイホテルの場所:https://goo.gl/maps/nyf8LRsxAT32
料金:約69~185.15ドル(ここにライブ・エンターテイメント税とサービスチャージが加わる。料金は座席の場所、混雑状況により変動)
公式サイト:https://www.cirquedusoleil.com/michael-jackson-one
(出典:https://www.cirquedusoleil.com/michael-jackson-one)
もう少し詳しいことを言うと、
入場制限:5歳以上。18歳以下は大人の同伴必要
服装:カジュアルな服装で問題なし
場内撮影禁止
場内には公演開始の約1時間前から入れます。公演開始前ギリギリではなく、早めに行った方が楽しいと思います。
ショーのチケットについて
ショーチケットは公式サイトを通じてオンラインで購入できます。https://www.cirquedusoleil.com/michael-jackson-one
もしくはマンダレイベイホテルにあるイベントセンター・ボックスオフィスやMGMリゾートのインターナショナルにあるボックスオフィスでも購入可能です。
公式サイトで自力で買う手続きはそこまで大変ではないですが、英語アレルギーで日本語の方が安心だと言う方は代理店でも買えます。
●ベルトラ
https://www.veltra.com/jp/north_america/las_vegas/a/102683
●HIS
https://activities.his-j.com/TourLeaf/LAS0171/
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ショーに行く前に自分が思っていたこと
マイケルジャクソン・ワンを見に行く前に私が思っていたのは、
「シルク・ド・ソレイユってアクロバティックなサーカス集団じゃなかったかな?それなのにマイケルのショーってどゆこと?」
でした。
マイケルのショーっていわれても、マイケルはもう亡くなっているし、どんなショーなんだろう?と疑問でしたし、シルクドソレイユとマイケルの2つがなかなか結び付かなかったんです。
しかも私はマイケル全盛期のことをよく知らないわけですよ。
車に乗っててラジオからマイケルの曲が流れてきても何の曲かわからなくて、友達に、
「この曲知らないの?!マイケルはホントに凄いんだよ、キングオブポップだよ!!!ポウ!」
って怒られてましたし。
当時テレビでよく取り上げられていたのは、マイケルのパフォーマンスの凄さよりも、彼の言動・行動がオカシイとかそういったスキャンダルだったので、自分の中ではそっちの印象がどうも強かったんです。整形し過ぎでしょって。
マイケルの有名な曲は何となく聞いたことあったけど、唯一、曲名とメロディ一致していたのは『スリラー』だけでした。
そんな私がなぜショーに行くことになったのかのは、誘われたからだけの理由なんですけど、ショー行ったらマイケル×シルクの圧倒的世界観に頭をガツーンとやられました。
ショー行った感想
ショーに行った感想を一言で言うと、マイケルってこんな凄い人だったの?!!です!
こんな素晴らしい作品を世に生み出しているなんて!もっと生前から興味もっていれば良かったって思いましたし、彼がどれほど天才で偉大だったかがほんとーによくわかりました。
まるで月面で歩いている様なムーンウォークや体を斜め限界まで倒すゼログラビティの再現、ゾンビが躍るスリラー時のパフォーマーの一体感、舞台の仕掛けや音響、照明の演出、超驚かされるものばかりで、凄すぎました!
もちろんパフォーマーの演技力あってのことですが、マイケルはこんな風に観客を魅了していたんだ、これがスーパースター亡きあとも語り継がれる所以なんだと思いました。
マイケルのゴシップや偏見にフォーカスしていたマスコミをちょっと恨みましたよね。まあそれを信じる自分が悪かったんだけど。
くそう、やっぱり彼が生きているうちにマスコミテレビじゃなくて、彼の音楽に耳を傾ければ良かったと後悔してます。
もはや整形だのなんだのってどうでもいいですよね。それよりもこんなに作品凄いじゃないですか。
で、そんな風に思わせてくれるこのマイケルジャクソンワンのショー、何なんですかー!って叫びたい(笑)。
ショーが終わった時は周り総立ちで、割れるような拍手でした。
中には泣いていた人もいたんですけど、マイケルが本当に会場にいるような感覚に私はなったし、ファンの方であれば猶更ウルルとなってしまうのはもうこれは、当然だと思います。
私も涙が出そうになったのですが、人前で泣くのは恥ずかしいので必死に堪えました。でもやっぱウルウルきちゃってましたよね・・。
マイケルが生きていると感じる、もしくはそこまではいかないてかったとしても、マイケルと出演者たちとの一体感、お客さんとの一体感があった感じで、心がなんだか温まる、メッセージが突き刺さる、それがマイケルジャクソン「ワン」の名前の由来でもあるのかなあと思いました。
でも中にはシルクらしさがないといって、このショーを批判する方もいるみたいなのですが、シルク・ド・ソレイユに強くこだわりのある人はもっとシルク感が強いО(オー)やミスティアなどのショーを選んだ方がもしかしたらいいのかもしれないです。
でも、マイケルのこと全く知らないよ、世代じゃないよっていう人でも、私みたいになるパターン絶対あるし、むしろそんな人にこそ行って欲しい。彼が遺したものってそれ程偉大ですし、ショーに込められたマイケルへのリスペクトみたいなものも感じられると思います。迷っているならぜひ「マイケルジャクソンONE 」へ行ってください。
マイケルの靴。ただのローファーに見えるけど、彼が履くことでこの靴は魔法の様に動き出していたんですよね。
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マイケルジャクソンワンに行くならマイケルの偉業を知っておいた方がショーは断然面白いと思います。
家に帰ってからもマイケル凄い旋風が収まらなくて、YouTubeでマイケルジャクソンの昔の映像を検索してたくさん見ちゃいました。もう、画面に目が釘付けですよ。やっぱ、ゼログラビティとムーンウォークの技や『スリラー』の曲って凄いな~・・。
『スリラー』がこんなに魅力的なのはやっぱり彼一人の為のステージではなくて、バックダンサーゾンビとの一体感があったり、斬新さがあるからかなと思いました。だってゾンビだけを考えたら普通は怖いだけじゃないですか。それをダンスに取り入れて、ストーリーもあって。
で、一度見たらなぜだかもうマイケルが頭にひっついて離れないんですよね。
歌やダンスだけじゃなくてそのアイディア、一体感、斬新さ、あの曲っていろんな意味で凄い。
人気爆発で飛ぶように売れたそうですが、それはただ世界一売れた記録を作っただけではなく、映画仕立ての様に音楽にストーリーを載せた『スリラー』は、音楽業界の流れを変えた作品だったそうですよ。
歌唱力
マイケルの歌唱力ってやっぱ凄いらしいです。歌手なんだから当たり前でしょって思っちゃうかもしれないですが、歌手にも色々レベルがありますよね。彼は5歳のときには歌いだし、男兄弟で組んだグループ、ジャクソン5で活動をスタートします。マイケルはメインボーカルを担い、すぐに大人気になりスーパースターへの道まっしぐら。全米ナンバーワンにいきなり輝いたり、連続ヒットを飛ばしたりとなれば歌上手いは明らかだと思います。
ジャクソン5の映像見たんですが、歌っている姿がもう楽しくてしょうがない、体が勝手に動いちゃうよ~みたいに私は感じました。
マイケルのソロデビュー曲『ベン』も聞きましたが、私が知っているマイケルの曲とは全く違う雰囲気の曲で、声変わり前っていうのもあるけど、伸びのある美しい歌声でした。音楽の事は全然知らない私でもこれはうっとりですよ。
ダンス
マイケルのダンスが凄いのはもう言うまでもありません。シャープで隙がない、キレがあるというのもそうですが、動きがもはや人間じゃないですよね(笑)。見るものを引き付けるダンスと演出は圧倒的だなって思います。だって実際に一度彼の映像見だすと、見るのを止めるが大変なんですよ。止めるどころかむしろリピートするし(笑)。見るのをやめたとしても、暫くは頭の中でずーっと曲がかかってますね~。
ムーンフォークとゼログラビティにはちょっと触れましたが、もう一度説明しておくと、ムーンウォークは前に歩くような動きをしながらも滑らかに後ろに進んでいく、月面で歩いているかのような技。
『ビリージーン』という曲で披露されたムーンウォークによって、マイケルのダンサーとして人気は世界に広まっていったそうです。それほど人を魅了したんですよね。
ムーンウォークをすでに知っていて、誰かがそれを踊った場合ですら凄いって思うのに、こんな動き見たことないよ!っていう人達の前で披露したら、度肝を抜くでしょうね~。
とは言え、バックスライドするステップ自体は彼が生み出したものではないそうです。
でも彼がそれをムーンウォークと名付けて彼が躍ったことで、バックスライドはもはやただのバックスライドではなく、息を吹き込まれて別のもの=ムーンウォークになっていったんですね。
ゼログラビティは体を45度くらにまで前に真っすぐに倒し、そしてまたゆっくり元に戻るという、重力に逆らいまくる大技。
これは『スムース クリミナル』という曲で披露されています。パフォーマンスは言うまでもなく圧巻な上、こんなアイディアどこから湧いてくるんだろうと感嘆せずにはいられませんでしたが、努力家の彼が完璧を求める試行錯誤の過程の中で生まれたんだと思います。努力や試行錯誤なしでポーンとこんなアイディア生まれないですよね。
それにしても帽子かぶる姿とかきまってますし、帽子を押さえてポーズ決めた姿も格好いい。なんだろ、帽子かぶる角度も考え抜かれているのかな。きっとそうでしょうね、マイケルはトコトンこだわって作品を作っている気がするから。
華々しい成功がある一方で強欲にまみれた大人たちに騙されたり、マスコミの批判、偏見などもあって人間不信になっていった部分もある彼ですが、訴えられたり、誹謗中傷されても怒る姿を見せなかったのは、もはや偉人レベルというか、超人レベルといいますか、一般人とはもはや違うのだと思いました。
普通だったら怒り爆発して、名誉棄損で訴え返しても良さそうですよね?でもそういう話、聞かなかった気がする。
でも・・そういった感情は無かったわけじゃなくて、『Scream』など彼の創る歌の中で表現していたのかもしれないですね。
音楽界を変えて行ったその功績や世に与えた影響というのは計り知れません。そして亡くなっても人々を魅了し続けるマイケルジャクソンはやっぱりキングオブポップなのだと思います。
最後に
もし彼が生きていたら、コンサートを見に行きたかったなって思います。
彼の音楽を知るのはちょっと遅かったかもしれないけど、マイケルジャクソンONEのショーで、マイケルの音楽とシルクのパフォーマンスに直に触れその偉業を知ることが出来て良かったと思いますし、そのきっかけをくれたショーに感謝です。
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