桜子の父登場!この回で泣かない人いるの?ドラマやまとなでしこ第9話あらすじと感想
結婚式の準備に追われる桜子と東十条。
父親に会いたいとしつこく言う東十条をかわせなくなった桜子は、富山の実家に電話をかける。
桜子の父親、勝(まさる)がお金をかき集めて上京してきた。
たまたま空港で会った若葉と欧介に世話になりつつ、勝は桜子のアパートへ向かう。
勝にとって娘に会うのは9年ぶり。緊張しながら桜子のアパートに行ったのだが、彼女は不在。仕方なく3人で魚春へ向かった。
若葉が魚春で手伝いをしていると、そこに男性が立っていた。欧介の恩師、黒河教授。欧介が留学先から帰ったと聞いて、彼はずっと気にかけていたのだった。数学者としてはもう若くないという欧介に、教授はもう一度数学をやってみないか?と声をかける。
同じ頃、桜子は合コンに精を出していた。
念願の馬主との合コンで盛り上がっていたが、そこで東十条と鉢合わせてしまう。なんと、合コン相手は東十条の知り合いだったのだ。物凄い美女のCAたちと合コンするからと東十条も誘われていたが、婚約者がいるからと断っていた。
絶対絶命のピンチであったが、同僚の操(みさお)のフォローで無事に切り抜ける。
翌日。
桜子が迎えに来なかったので、魚春に泊まってた勝は、「桜子は自分みたいな父親を、恥ずかしいと思っているのでは?顔を合わせたくないのでは?」と不安になる。
そこへ別人の様に美しくなった桜子がやってくる。「何をしゃべっていいか」と欧介の後ろに隠れてしまった勝に、桜子は「お父様!」と明るく呼びかける。
がしかし・・
桜子は、東十条家との顔合わせに相応しい服、理想の父親として振る舞う為のマニュアルを、勝に用意していた。はるばるやってきた父親に、ウソで固めた父親を演じさせようとしていることに、勝は怒ってしまう。
とそこに欧介が通りかかった。そのままで最高のお父さんなのに、繕わせようとしている桜子に怒った欧介は、彼女の頬を叩いてしまう。桜子もやり返すが、1人でなんとかすると去っていく。
翌日。
桜子は1人で東十条家に向かう。父親は長旅で疲れたことにしてその場を切り抜けようするが、そこにスーツ姿の勝が現れる。
言い間違いなど不安なところがありつつも、マサルは見事、桜子の理想の父親を演じ切る。
会食後、勝は富山に帰る為、欧介と一緒にバスターミナルへ向かった。バスに乗り込もうとしたその時、桜子が現れる。
勝は、
「心配するな、お前の前に顔出したりしないから。父ちゃんのことは忘れて、幸せになれ。もう会えないかもしれないんだから、そんな顔をするな。辛かったらいつだってもどってこい。・・そんなことないか。お前は強い子だから」
と最後の別れを惜しむ。
桜子は、
「父ちゃんごめん、嘘つかせてごめん。」
と詫びる。と同時にバスが去っていく。
貧乏な家が嫌だったから、桜子はお金持ちと結婚することだけを目標に、CAになってここまで1人でやってきた。
でもなぜこんなにも心が乱れるのだろう。そんな彼女の辛さや弱さを理解し、包み込む欧介に、桜子は寄り添う。
しかしすぐにいつもの彼女に戻り、その場をあとにする。
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今回のハイライトはどれというより、もう9話全体ですね!桜子のお父さん、マサルが登場で、凄い回だったと思います。
マサルさんが、桜子に「死ぬまでオレの娘だ。」と言い、「ふつつかな娘ですが、どうぞ宜しくお願いします」と司に頭を下げたところ。
で、そのあとのバス停での会話。ここで涙腺が崩壊しました。
桜子は9年前に、実家の通帳を持ち逃げして上京したわけです。でもそのことをマサルさんは一切、責めていません。久しぶりに会った娘にお父様マニュアルを渡され、最初はマサルさんも嫌がっていたものの、娘の幸せを願い、理想の父親を演じきりました。
特にガーっと来たのは、「もうお前の前にのこのこと出てきたりしないから」と娘の幸せを思って出たセリフかな。「辛かったらいつだって戻ってきていい」と言ったところも、娘を思う、包み込む愛ですよね。
最後は「お父様」から昔の「父ちゃん」の呼び名に変わっているのも、お金持ち目当てで、鎧をまとったような桜子さんじゃなくて、マサルの娘に戻っていて、あー、良かった・・と思いました。マサルは何も言わないけど、「わかってる」という心の声が聞こえてくるようなシーンでした。
っていうか、バス停の場面で泣かない人いるんでしょうか?何回見ても私は泣きます。演技も迫真ですよね。
で続きまして、欧介があのセリフを言うわけです。
「これで良かったのよ。私、全然後悔なんてしてない。だってあの家が嫌だから、あんな貧乏な生活が嫌だからここまで一人でやってきたんだもん。あたし、上手くやったじゃない。1番欲しかった夢がもうすぐ叶うんじゃない。だから全然平気。お金より心が大事ってみんなは言うけど、そんなの信じない。たった一つの大切なものなんて私にはわからない。今の私には東十条さんとの結婚以外、大切なものなんて何もないの。この結婚しかないの。だからもう後ろは振り返らない。絶対に。あたしは上手くやったのよ。」
貧乏から抜け出す為に結婚に全てをかけてきた。たとえ自分の心を揺り動かすものがあったとしても、もうこのまま突き進むんだと自分に言い聞かせている桜子に、
「きっと、あなたの辛いこと、全部忘れられる日が来るから。必ずくるから。」
夢の中の王子様のセリフであり、桜子がずっと待ち続けた言葉。
欧介の心から出てきたセリフは心をうちますよね。桜子にそんな言葉をかけてくれる人は誰もいなかったと思う。もちろん桜子が自分の弱さを見せられる人も。でも、怒ったり、楽しかったり、泣いたり、辛さも弱さも、桜子さんは欧介に全てを見せているし、また見せられるんですよね。それは欧介が桜子の心の奥まで理解できる人だからだと思います。
欧介が桜子の頬を叩いたのも、駄目なことは駄目だと言える人だからでしょう。東は絶対にそんなことはしないでしょうし。
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桜子さんは家柄までウソついていたのと、結婚間際にも関わらず、馬主の合コンに燃えているのが面白かったです。
「願っていた奇跡が結婚間際になって向こうからネギしょってやってくるなんて!」のセリフで笑いました。
「今夜たった一人の人に巡り会えなかったら、心置きなく東十条さんと結婚できる。でもこれが独身最後の合コンなのよー!」
桜子が合コンの女王と言われていたのも面白かったですね!
「今夜はついにたったひとりの人に巡り会ったような気が・・」のキメ台詞のところで東十条が現れましたが、でも操のフォローもナイスでした。
操が「合コンの女王はこのあたしですの」と桜子のキメ台詞を言いながら、スープを相手にこぼして切り抜けました。だてに一緒に合コンに行っているわけじゃないんですね!
あと東十条は、桜子の父が自分を気に入ってくれるかを心配していましたが、桜子の方が逆に「やっべー」と超心配な表情をしていたのが面白かったです。
なみちゃんが、粕屋さんが人類最後の男の人になったとしても粕屋さんとは恋愛関係にはならないとハッキリ言った所は、うおおーなみちゃん言うな!と思いました。
粕屋と花房と取っ組み合いになるも、粕屋は軽いので組体操みたいでしたね。で、花房への決闘の申し込みが「今夜佐久間の家に来い!」って。笑
あと、東十条家対策・お父様マニュアルの存在自体が面白かったです。
・豪華客船の船長(実際は漁師)
・1年の大半は海外(実際は富山在住)
・趣味はオペラ(実際は大酒飲み)
でもマサルさんは、見事やってのけたのがまた泣けましたね!ボンボオヤージ!
◆やまとなでしこ第10話 あらすじと感想はコチラ https://america2go.net/2020/07/02/yamatonadeshiko10/
◆やまとなでしこ第1話 あらすじと感想はコチラ http://america2go.net/2018/09/30/yamatonadeshiko/
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