超大きいアリゾナのサボテン!サワロ国立公園の観光見どころとサボテンの生態種類

アメリカにある巨大サボテンの世界、サワロ国立公園。アリゾナ州南部にあるこの公園は、目を引く巨大なハシラサボテン(サワロ)のほか、うちわサボテン、見たことも無いようなサボテンが生息しています。

 

この公園は、ウェストとイーストの2箇所に分かれています。アリゾナ州のツーソンの町を中心にしてそれぞれ車で30分くらい(約25km)のところにあります。

ウェストの方が観光客が多いそうですが、理由はサワロ(ハシラサボテン)の密集度が高いからだそうです。

 

サワロ国立公園ホームページ

 

今回はサワロ・ウェストへ行ってみました。

 

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サワロ・ウェストのビジターセンター

ビジターセンターのあるレッド・ヒルです。名前の通り、斜面が少し赤いです。

コチラの国立公園では料金所が無いので、ビジターセンターで払います。

ビジターセンターの中。枯れてしまったサボテンがクリスマスツリーのように飾られていました。

 

知らなかったのですが、サボテンの内部は人間でいうと骨みたいになっていて、しっかりした構造なんですね。こうやってみるとサボテンというより木みたいです。

ビジターセンターから見える景色。ここからの景色だけでもすごい数のサボテン!

 

サワロ・サボテンの生態

生まれたばかりのサワロの成長はとてもゆっくり。

 

最初の6〜8年の間は、2.5cmくらいしか大きくなりません。

70年くらいすると、枝を生やすようになります。高さが12〜15mくらいになるまでに、150年くらいかかるそうです。高いものだと22mくらいにもなります。

 

サワロは水を根っこから集めます。根は横に伸びていて、幹の高さと同じくらいの長さがあります。水を吸うと、幹や枝がスポンジのように蓄えるため、膨らみます。1度に760Lの水を吸い上げるそうな。すごいですね!

 

ワックスのような皮は、水分が逃げるのを防ぐ役割があります。乾燥した風や動物からのダメージを守るために、葉っぱではなく針になっています。

 

サワロは年を取ると枯れますが、雷や霜、風、干ばつによっても枯れることがあります。でも大体200年くらい生きます。重さは7トン以上にもなります。

 

初夏にはクリーム色の花をさかせ、7月には赤い実をつけます。コヨーテやハベリーナ(いのしし)、キツネなどがこの実を食べます。人間も食べられるそうで、シロップやワインをつくったりするそうです。

 

あと鳥がサワロを住処にもします。キツツキが穴をつくって住み着いたり、使わなくなった穴をフクロウなどが巣にすることもあります。

 

フクロウの鳴き声って聞いたことありますか?ホーホーって鳴きます。最初聞いたときは犬が鳴いているのかと思ったけどw

 

でも生で聞いた事なかったので、嬉しかったです。主には恋人探しとか、縄張り主張のために鳴きます。

 

と話がそれましたが、今回はせっかくなので、トレイルを3つ歩きました。

 

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①デザート・ディスカバリー・ネイチャー・トレイル

ネイチャー・トレイルは、ビジターセンターの近くにあるトレイルで舗装されており、車椅子の方でも観光出来るようになっています。平らな0.4マイルのループ。

サボテンの根本の方を見て下さい!茶色くなっている部分は、サボテンではなくて木の幹みたいですよね!

抱き合っている様に見えたサボテン。カップルかもしれないw

手が下がっているサボテン。寒さでダメージを受けると、ダランとなってしまうことがあるようです。

枯れてしまったサボテン。

手前の丸い形のサボテンは、うちわサボテンです。写真中央のちょっと気味が悪い植物もサボテンです。チョーヤという種類のものです。

下から見上げてみました。立派ですね!!

 

②ヒューノリストレイル

2つ目のトレイルは、ヒューノリストレイル。私達は時間があまりなかったので、キリの良いところまで歩いて引き返しました。

岩がゴツゴツでも生えちゃうサボテン。

幹にボールがくっついているみたいw それとも女の人のおだんごスタイル?

トップが二股になったサボテン!ハイピース!

同じアリゾナ州でも、北側にあるグランドキャニオンには、このサボテンは生えてないんですよね。暖かいところじゃないとこのサボテンは育たないんですね。

上の方まで登っていったら、先程のビジターセンターが見えました!

ヒューノリストレイルの駐車場。スペースが狭くて路肩に停めている車多数。

 

③シグナル・ヒル・トレイル

シグナル・ヒルトレイルは、岩絵(ペトログリフ)が見られるショートトレイルです。往復800mくらい。

トレイルヘッド

ペトログリフはトップの岩のあたりです。

そんなに数は多くなかったですが、いろいろな岩に書いてありました!

渦巻はなんの意味だろう?

 

注意点

アリゾナの夏は暑いです。ベストシーズンは春・秋・冬だと思います。木陰が無いので、夏は避けた方がいいと思います。仮に夏にハイキングに行ったとしても午前中です。

 

水はビジターセンターで補給出来ますが、食べ物は売ってないので、スナックや軽食はツーソンで調達するなりしていって下さい。

 

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サボテンには触らない方がいいです

先日散歩してて、少し草むらのあたりを歩いたんですけど、なんか腰のあたりがチクチクすると感じたんですよね。

 

気になってそのあたりを触ったら、ええ!

 

手の甲に丸いサボテンが刺さっているわけです。

 

最初はなにが起きたのかわからなくてびっくりして、でも手になにかくっついてるし、痛いし、自分で取ろうにも取れないので、夫に助けを求めました。

 

なかなか取れなかったんですけど、木の枝を使っておもいっきり引っ張って、やっと取れました。すごく痛かったです。

 

そのときに手に刺さったサボテンを、サワロ国立公園でみかけました。これです!

ウニみたいなかわいい感じのサボテン。木のように大きいものもあります。「これだな、昨日私の手にくっついて離れなかったのは・・」とつまみ上げてみました。

 

イタッ!!

 

また右手に刺さって取れなくなってしまい、痛くて左手で取ろうとしたら、こんどは左手に!

 

よく草むらに、服にくっつく「どろぼう」という種子がありますけど、あれのサボテン版って感じ。どろぼうと違うのは、このサボテンが人間の皮膚に簡単に刺さってなかなか取れないということ!

 

結局自分で取れなくて、また夫に引っ張ってもらったのですが、夫も素手で触れないので、再び木の棒を使って引っ張ってました。めちゃくちゃ痛かったです。

 

どれくらい痛かったかというと、注射を一気に9本くらい刺した感じかな・・

 

超痛かったので、興味本位で触らないことをお勧めします。サボテンの名前は、Teddy Bear Chollaか、Chain Fruit Cholla(別名、 Jumping Chollaともいうみたいですね・・)。

 

こうやって簡単に動物にひっついて、広範囲に渡って種子を増やしているっぽいのですが、それがジャンプしているように感じるからかな?(そんな名前の由来なんかどうでもいいわ!)

 

超イタイので、私みたいに2回もささるというアホなことはしないようにしてください。

 

サワロ国立公園のすぐ近くにあるソノラ砂漠博物館もお勧めです。こちらで書いています⇒アリゾナ観光でお勧め!サボテンと動物を一気に見れるソノラ砂漠博物館

 

サワロ・イーストについてはこちら⇒サボテンがかわいく見えてくる!サワロ国立公園イーストの見どころ【冬の観光にお勧め】

 

アメリカ生活のリアルについてはこちらで書いています↓

アメリカの大自然についてはこちら↓

ラスベガスについてはこちらでまとめています↓

ラスベガスに来たらグランドキャニオンは観光必須!

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