文句がすごくてびっくり!日本と違いすぎるアメリカの自己主張(職場)

アメリカでは黙っていてはだめだよとか、自己主張をする国だとか言われます。

 

何でもかんでも思いついたことを言っているわけではないですし、言い方に気を遣っていることが多いと私は思いますが、10年アメリカに住んでも、やはりビックリするアメリカでの「自己主張」。

 

私は航空会社で働いているんですけど、今回は日本とは違いすぎるアメリカでの自己主張について書いていきます。

 

自分の勘違いにもかかわらず、会社に文句を言う同僚の話

話は先日、一緒にフライトした同僚Gとした世間話です。

 

私ー「そういえばこの間のサンクスギビングどうだった?楽しかった?」

Gー「ホリデーシーズンでお給料が倍になる期間だから、乗務しようと思って、サンクスギビングデー後の土曜日にフライトをリクエストしたの。」

※忙しい為アメリカではホリデーシーズンは給料が割増になったりする。そうじゃないとみんな働きたがらない為。

私ー「あれ??・・土曜はお給料が倍になる日だったっけ?(通常通りの給料なはず)」

Gー「違うんだけど、私勘違いして給料2倍だと思って、土曜にフライトしちゃったの!でも土曜だからすっごい混んでた!!だから会社に電話して文句言ったの。サンクスギビング後の土曜と日曜は忙しいから、その日もお給料を倍にすべきだって」

 

 

え?!自分の勘違いで間違った日をリクエストして乗務してしまっただけなのに、会社に電話して給料を多く出すべきって一体なにかな・・?

 

と突っ込みまくりでした。と言いますか、それはないわとさすがに笑える。

 

もちろん、彼女は文句を言ったというよりは、会社の今後のためとか、少しでも良くなるようにという意味があるんだと思います(いや、私欲のためのような?)。

 

「私はね、いつも文句を言っている人間なの」と言っていたので彼女自身がわかっているし、そういうキャラなのかな。怒り心頭というよりは、ソフトな印象を彼女から受けていましたが、不満を言うことが彼女の通常なのでしょう。

 

でも、日本人の感覚からすると、自分の間違いなのに、会社に電話かけてこうしろと意見を言うはちょっと私にはできないなあと思いました。

 

しかも彼女は、その日の自分の乗務便が遅延になっていたのを出社時間前に自宅で気づいて(特に大幅な遅れではない)、会社にすぐ電話をかけて、何時にゲートに出社すればいいですか?と聞いたそうです。私の感覚だと、会社側は忙しいので、必要なら電話かけてくるし、かかってこなければ予定通りゲートに出社すればいいよねと思ってしまうんですけど・・。

 

ちなみに、朝10時20分にゲートに出社すればいい乗務だったのですが、私には07時20分ころ会社から電話があり、

 

「前便の到着が遅れているので、出社は11時20分で大丈夫です」というお話でした。彼女が会社に電話して出社時刻の確認(文句)をしたおかげで、会社が私にも連絡をくれたことが判明。

 

ってか私はまだ寝てたわ!

 

この方だけではなくて、他の人からもよく、

 

「会社に電話かけて文句言った」

 

という話を聞くので、その対応をする経営陣は大変ですね。ちょっと同情。まあそういう文句(いや意見です)の一部は、業務の改善に繋がっていたりするので、良いのかな?でも結構な人数の方が、不満は何かしらの形でアピールをしているかと思います。

 

アメリカ人は自分自身をよく知っている

と同僚のGさんはすごい主張の持ち主ですが、私が感じるのは、アメリカにお住まいの方たちは、自分の意見を持っているなあということです。

 

自分の好きなもの、自分のやりたいことを知っている。私はこれは好きだけど、あれは好きではないとちゃんとわかっている。自分自身をよく知っているのかなと。逆にそうでないと、主張はできないと私は思います。どこまでそれを言うかは状況とか立場とかあると思うんですけど、日本人よりも遥かに何かしら言うかな。

 

言わないと、「あなたはそれで良いのですね、不満はないのですね」と取られるし、もしくは「何も意見はない・何も考えてない」と思われるのもあると思います。

 

「なにか意見があれば自分から言ってくるだろう」という声をアメリカではよく聞くので、空気を読む文化の日本とは違うのは当然かも。

 

私の体験談

自分の身に起きた話だと、会社の福利厚生を通じ、自社飛行機を利用しようとしたとき。

 

基本は空席待ちなのですが、その日私が利用しようとした便は満席で、空席が全くありませんでした。私の他に、同じような券種で空席待ちをしている方がいて、でも最後の最後に1席空いたときに、私のほうが優先順位が上だったにもかかわらず、ゲート係員のミスで私より先にその方が席をもらって機内に入って行きました。

 

え?なんで?あ、そうか、実は私の席もあるのね!

 

という期待をよそに、ゲートは満席でクローズ。

 

乗れるかもしれないと半分浮かれていた私は激おこでした。

 

私は空席待ちですと搭乗前に彼女に挨拶していたし、すぐゲート横に座ってたんですよ。彼女は空席待ちのお呼び出しもしなかったので、彼女のハンドリングに納得がいかなかかった私は、かなり怒ってさすがにこのときは私も主張はしました。そのゲートの係員は1人しかおらず、すべて彼女が対応していたので大変だったのはわかりますけど、お詫びどころか彼女の言い訳が「私は忙しい」だったのもどん引き。久しぶりにあんなにメラメラ怒ったわー。

 

でも私は誰かにそのことを報告したりはしませんでした。例えば彼女の部署にクレームしようかなとも考えたのですが、同じ社内の人(もしくは子会社の人)の文句を言っても仕方ないし、私もゲート業務をしてたことが過去にあって、この仕事は1分1秒を争うタイムプレッシャーを感じる仕事だと十分わかっていたので、仕方ないかと自分を抑えました。とはいえ、夫には愚痴ったし、翌日一緒に飛んだクルーにも文句は言いましたよ。そしたら、

 

「それ僕にも同じことが起きたよ〜。僕はすぐカスタマーサービスデスクに行って何が起こったか(文句)を伝えたよ」

 

この人は社内の人であっても容赦なしだったみたいです。

 

もう一人の人はもっとすごかったです。

 

「私も同じことが起きたけど、順番では私がこの飛行機に乗るべき人間だから、ゲートの係員に”早く降ろすべき人を降ろして、私をのせろ”と言ったわ。で私は乗れたよ!うふ」

 

・・・。

 

私もゲートの係員に文句は言いましたけど、人はミスをするものだし、一度席をあげてすでに搭乗した人を降ろせと要求はしてないし、そこまでするんだったら次の便を待つか・・と思いました。この便が最終便とか、次の便が3時間後とかだったらまた違ったのかもですけど、私もそう言うべきだった?(いや〜やっぱ言えなっす)。

 

いやーアメリカにお住まいのみなさん、ほんと強くてビックリ。

 

 

いずれは私も、こんなふうになるんですかね?

 

 

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