なぜアメリカ人はマスクが嫌いだったの?日本はマスクで米国はサングラスが流行る理由
コロナの影響で、アメリカに限らず世界の人々がマスクを着けていると思います。
アメリカでは基本的にはマスクを着ける文化がありませんでした。
風邪を引いたら家で休む。
風邪を予防するとか、周囲の人にうつさないようにするといった考えは元々はあまりありませんでした。アメリカに数年住んでいて、マスク着用の人を見たのは2人だった様に思います。
コロナの流行から数ヶ月が経った現在、マスク着用は推奨されています。マスク姿でない場合はバンダナを巻いていたりして、とにかく口元を覆う人が多いです。
日本では目がコミュニケーションの手段の1つだと思います。
目は口ほどにものを言うとか、目力とか、目が大きい方がカワイイと大きく見せる事にこだわったりしますよね。
航空会社で働いている時、「口元を隠しても笑っているのがわかるように、目元から笑って下さいね」は何度も言われました。口元は笑っていても目が笑ってないと怖いという印象があります。言葉を発しなくても目はその人の感情を表していると言われますよね。
では口元はどうかというと、口角が上がっている等そういった所は相手がどう思っているのかの判断材料になるとは思います。
でも日本では口元は目元より重要視はされてない様に感じます。
日本語はどちらかというと口を大きく開けなくても発音が出来ますし、ハッキリ言わずに曖昧さを好む文化でもあります。言葉を使わずに空気を読むことを得意とする日本では、「目」が相手の心を読む大きな手段になっているのではないかと思います。
口を大きく開けて笑うのはあまり上品でないとかそういったイメージもありますよね。
そういうことがあって日本は目を覆うサングラスはマナーがなってないと言われがちで、マスク着用が流行るのだと思います。
スポンサードリンク
アメリカは目よりも口元で表情を作ると思います。
歯を見せてニコッとすればとても良い印象を受けます。ハローと言わない場合でも、人とすれ違う時にニコっと歯を見せることで、挨拶をしているのと同じような感覚があります。
でも口もとが笑ってないと怖い感じです。
あと英語の発音は口を大きく開けるし、口元がよく動くことも関係しているのかなあと思います。アメリカは歯並びを良くして相手に良い印象を与えることを重視している文化でもあります。
アイコンタクトとかウィンクしたりもしますが、目でコミュニケーションを取るというより、言葉とか口元で相手の感情を判断していると思います。
青い目は色素が薄くて目がダメージを受けやすいのも関係しているのかもしれないです。
なのでサングラスで目元を隠しても大丈夫ですが、口元を隠すマスクは根付いてこなかった様に思います。
公の場でもサングラスを取らないことはマナー違反ではないので、サングラス着用のままインタビューに答えている人をテレビでよく見ます。暑い日は天気予報士が「帽子とサングラスを忘れずに!」と呼びかけていたりします。
大統領選に民主党の代表で出るジョー・バイデンが公の場で黒いサングラスに黒マスクだったのを見た時は、日本人の私はビックリしました。でもアメリカ人にとっては普通だし、式典とかでもアメリカ人はサングラスを外したりしてないです。
(メモリアルデーの式典では黒色で統一していたバイデンさん。出典:https://www.businessinsider.com/trump-shares-tweet-mocking-biden-face-mask-coronavirus-2020-5)
マスクをしないトランプ大統領への対抗という意味が強いと思いますが、今バイデンさんのツイッターみたら、アイコンもサングラスで黒マスクでした。
※アイコンはマスク姿ではなくなってました
We are a nation in pain, but we must not allow this pain to destroy us. We are a nation enraged, but we cannot allow our rage to consume us. Please stay safe. Please take care of each other. https://t.co/Y224rANwUF
— Joe Biden (@JoeBiden) May 31, 2020
知らない人にでもよく喋りかける文化なので、それもマスクはマッチしてなかったのでしょうね。
スポンサードリンク
先日スーパーに行ったら、知らないアメリカ人に豆腐について話しかけられました。
「この豆腐とあっちの豆腐、何が違うの?」
彼女はマスクしていたので話が聞き取りにくかったのですが、それでも一生懸命「私は豆腐とフルーツをミックスしてスムージーを作っているのよ!」とレシピの話もしてくれました。
その時に、ああ知らない人にでも話しかける文化のアメリカでは、マスクはマッチしていなかったんだなあと感じました。
普段、散歩の際に人とすれ違う時、以前だったらハローとかハイとかニコッで挨拶を交わしていました。でもコロナになってからは、サングラスかけている上にマスク着用で、ハローと言っても声が聞こえづらいので、やあという感じで手をあげたりして挨拶してます。
今後コロナの薬が開発されたら、アメリカ人は以前のようにマスクを外していくのではないかな?と私は思うのですが、どうなるんでしょうね。
目も口も覆うだと、流石に見えている顔の面積が狭くて相手の感情がわかりにくいので、恐らくいずれは外れて行くのではないかという気もしますが、アメリカ文化も少し変わっていくのかもしれないですね。
●海外で生活してわかったアメリカでは美しい歯並びが重要な理由
●なぜトランプ大統領はマスクを着けないの?国民には推奨でもマスク姿を見せない理由
アメリカ生活のリアルについてはこちらで書いています↓
アメリカ大統領選挙についてはこちらでまとめています↓
アメリカの大自然についてはこちら↓
ラスベガスについてはこちらでまとめています↓
ラスベガスに来たらグランドキャニオンは観光必須!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。