アメリカ生活は孤独で辛すぎる。海外生活馴染めなかった私が乗り越えた方法

海外生活が辛い。友達がいない、出来ない。英語を話せない。孤独。何も出来ない無力感。夫を頼ってばかり。

 

渡米したばかりのとき、しばらくしてからそう思うことが多くありました。

 

こんな自分じゃだめだ。私は強い人間なんだから。

 

だから自分でなんとかしなくちゃ。

 

でもそう思えば思うほど、気持ちを正常に保てない。明るい気持ちを全く持てない。

 

そんな8年前の過去の自分へ向けて、このブログを送ります。

 

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辛くなったときは・・辛くなったときの対処法

◆まずは焦らない

 

そんな状況でもまずは焦らない。焦っても良いことは1つもない。だから目の前にある問題を、1つづつクリアにしていく。それはゆっくりでかまわない。先のことを考えすぎない。

 

例えば、語学学校に行こうと考えているなら、近所にある学校を探す。良さそうなところが見つかったら、手続きをしに行く。一気にやる必要はなくて、一歩づつ。今日はこれをしようと決めたことだけで良い。

 

ほんのささいなこと、例えば「今日は洗面所を掃除する」だけでも良い。本当に小さなことで良い。ただし、自分が決めたことは必ず実行する。自分との約束を守る。

 

なぜか?

 

自分との約束を守ることで、自分は自分との約束を守れる人間だという自己肯定と、自信に繋がっていくから。

 

人との約束は当たり前。

 

でも自分との約束もちゃんと守ってあげること。誰かが見てなくても自分だけは自分を見ている。

 

◆語学の習得は時間がかかるのが普通

アメリカ生活で苦労する理由の1つが英語が出来ないから。

 

語学を学ぶ上で知っておくことは、習得には時間がかかるものだということ。

 

もし習得を目指すのであれば、長期目線。最短で最速でやろうとすると自分が苦しくなる。毎日15分とかでも良い。1mmでも成長できればよい。毎日やること、続けることが大事。

 

全然英語が伸びない時期もある。でも伸びないからといってそこで止めない。本当に習得したいと思っているのであれば「メンドクサイ」と湧き上がってくる感情を無視する。歯を磨くのと同じように、毎日のサイクルに英語の時間を組み込む。

 

1日1日の成長は目には見えない。やっても意味ないと思うかもしれない。でも1日の努力は後に必ず実になる。5年後、8年後、10年後には大きな差となる。語学は誰でもやれば身につく。

 

人の成長は右肩上がりではない。停滞期が長くて、いきなりグンと伸びるようなイメージ。

 

◆何が辛いのかを明確にする

アメリカ生活が辛いといっても、色々あると思う。

 

アメリカ生活で一番つらいのはなんなのか、自分の心と向かい合う。

 

例えば、

 

・現地で日本人の友達が出来ないから

・現地で外国人の友達ができないから

・現地でアメリカ人の友達が出来ないから

・英語が出来ないから

・現地で夫がサポートしてくれないから

・現地での食事が合わないから

・現地で仕事が見つからないから

 

何を自分は不満に思っているのか?

それはなぜなのか?

どうしてなのか?

 

を明確にする。そうすることで、自分が取るべき行動が決まっていく。

 

もし、自分がどうしたいのかわからない、自分の好きなことがわからないなら、自分の過去を振り返る。そこから自分の価値観を見つけ出すことができる。

 

ただこの作業はとてもつらい。自分の年表をつくって過去をほじくり返して、自分の感情が動いた出来事を振り返る作業。特に辛かったこと、無かったことにしたい過去。蓋をしている部分をこじ開けて、無理やりメスを入れる作業。

 

なぜこれをやるのかというと、そこに自分の価値観が眠っているから。ただし、自分のだめな1面と対峙することにもなる為、とても辛い。私は泣きながらやった。

 

※一度に一気にやろうとするとメンタル的に危険なので、もしやるなら1過去づつ

 

でも私はそれでもやって良かったと思える。

 

多くの人は辛いことあったらそこから逃げる。これ以上傷つきたくないから。自分のダメな部分を見るのは辛いから。だから問題解決も先送りになる。

 

でも・・そこに、自分の価値観や対処法が眠っている。

 

辛くても向き合ったら、きっとそこに自分が求めている何かを見つけられる。この作業をすることで、だめな自分をも受け止められる自分になれる。自分の芯が強く、太くなる。今だけではなく、今後辛いことが起きた場合でもこの方法は使える。辛いことが起きたとき、自分で自分を支えられる。

 

辛いときに、人のせいとか環境のせいとか言うのは簡単。

 

でもそうではない。フォーカスするのは外側ではなく、自分の内側。そこに自分だけの答えがある。

 

◆上手くいかなくても良い

実行して、もし上手く出来なくても良い。ここは外国。そんな気楽さも大事。特にマジメな性格の人は。

 

何かをやるとき、気楽さをもつ。特に、最初の一歩を踏み出すとき。自分が考えているほど、他人は自分の英語の出来なさなど気にしていない。これはアメリカ人からも言われた。

 

「あなたが思っているほど、語学のことはみんな気にしてない」

 

自分が真剣に考えすぎてしまっているときにこそ、気楽に。多分、自分が考えすぎていることに気づかないかもしれないけど、周囲の人が気づかせてくれる。

 

トライしすることに価値がある。語学の場合は、間違えるのが当たり前であり、それは習得する過程の1つ。間違わずして上達はありえない。

 

アメリカ人に「はあ?」と言われた場合、ショックを受けるかもしれない。

 

でも大事なことは、「この言い方では通じないのだな」という事実であり、だとしたらそれを改善すればいい。言われたことに対して傷つく必要はない。そこにフォーカスしない。それは時間の無駄。もっと英語を勉強しよう、ということだけ真摯に受け止める。

 

あとは忘れる。無理やり忘れる。言った本人さえ覚えていないのだから。

 

自分で自分の能力を決めつけない。例えば、就職活動。応募するのは自分。でも採用するかどうかを決めるのは自分ではない。それは相手が決めること。どうせ自分は駄目だからとか、どうせ受かるはずがないとか、自分で自分を判断する必要はない。

 

◆時間がかかるもの

語学もそうだけど、友達を作るのも時間がかかるもの。特に、心から信頼できる友人は、1日ではできない。

 

信頼・信用できる人というのは、言動が一致している人のことを指す。

 

友達がいなくて寂しいと感じるのは、自分に時間の余裕がある状況。忙しくない。忙しかったら寂しいと思う感情は湧いてこない。だから何かを始める。今、自分がやらなくてはいけないことは何だろう?

 

例えば、

 

・車の運転免許を取る

・アメリカのことを知る

・英語を学ぶ

・パートナーのサポート

 

やった方がいいことはたくさんあるはず。

 

◆選択肢の幅を広げる・視野を広げる

これじゃなきゃ絶対駄目っていうのはない。

 

こういう選択肢もあるし、こういう選択肢もあるな、といくらでも見つかる。

 

あと日本ではこうだったから、こうすべき!と同じように現地でも振る舞っていると、「何かがおかしい、上手くいかない」という状況に出くわす。そのときが学ぶタイミング。アメリカでは日本のそれが常識ではないこともある。

 

徐々に日本のことを、客観視できるようにもなってくる。

 

◆心から嫌なことをやる必要はない

本当に嫌で嫌でたまらないことはやらなくて良い。自分に合ってない。

 

なぜか?

 

嫌なことをいやいややっても伸びないから。良くて普通になるだけ。

 

それはちょっとやってみて上手く行かなかったからやめる、ということではない。色々と努力してみたけど、でも嫌で嫌で仕方がないとか、体調が悪くなるとかそういうこと。

 

嫌だと思っていたけど、やってみたら意外に面白かったとか、好きだと思っていたけど、嫌だったとかもある。だから興味のあることはやってみる。

 

好きなことを伸ばせばいい。アメリカはそういう社会だから、それに逆らわないで良い。

 

自分がやりたいこと、好きなことに対しては頑張る。ちょっとぐらい上手く行かなくても止めない。好きなことであれば、障害も乗り越えられたり、頑張れたりするハズ。

 

◆誰かを頼る

辛いとき、自分一人でどうにかしようと背負い込みすぎない。

 

助けて欲しいといえば、人は手を差し伸べてくれる。自分の信頼できる人は、だめな自分を受け入れてくれる。恥ずかしいとかみっともないと思わなくて大丈夫。そういう人には自分の弱さをさらけ出して大丈夫。そしてあなたの信頼する人は、心からのアドバイスをあなたにくれる。

 

もしかしたら、その人はあなたにとって耳の痛いアドバイスを言うかもしれない。納得できないことを言うかもしれない。でも今、腑に落ちていなくても、まずはアドバイスを素直に聞く。信頼できる人のアドバイスは、スッと心に入ってきたり、ずっとこころに留まり続ける。

 

ただし、さらけ出して良いのは、自分の信頼できる人だけ。信頼してない人には相談してはいけない。足をひっぱられるだけ。

 

◆もしアメリカ生活が自分には合わなかったら

アメリカ生活が苦しすぎてどうしようもない、自分が納得した上でどうしてもどうしても無理な場合は、日本帰国を選択肢の1つとする。

 

それは恥ずかしいことでもない。病気になってしまったのに、治療しないままでいるのと同じ。

 

自分にはアメリカ生活が合わないと知れただけ良い。

 

先程の項目に通じることだが、自分の好きではないことをやっても、良くて普通になるだけ。やりたいことをやった方が良い。こうじゃなきゃ駄目というのはない。また違う選択肢を日本に帰って探せば良いだけ。

 

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最後にメッセージ

日本とは全く違う現地での生活では、良いことも悪いことも含め、様々な体験をする。

 

価値観が180度違うこと、もがいたり、気持ちをうまく消化出来ないこともある。アップダウンは当然ある。

 

でも経験とともに、自分の気持ちとも上手く向き合えるようになる。学びがある。そこから臨機応変に対応できるスキルもついていく。

 

困難にぶつかったり、長時間、現地で英語上達に向き合うことは何物にも代えがたいもの。

 

語学に向き合い試行錯誤をする中で英語力とともに、忍耐力、メンタル力、考える力、というようなスキルも一緒に上がっていく。辛い中に、喜びも必ずある。

 

数年後には、成長した自分に、必ず出会える。

 

 

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