この崖に人住んでたの!?メサベルデ国立公園の見どころと行き方【世界遺産】
メサベルデ国立公園は、アメリカのコロラド州にある世界遺産。
ここに何があるのかというと、昔の人が住んでいた居住跡です。
とはいってもただの居住跡ではありません。断崖絶壁にあるんです!
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ビジターセンターがあるのでまず立ち寄りました。綺麗なつくりだからまだ新しいのかな?
メサベルデでは遺跡の見学が出来るんですけど、自由に入って回れるところと、ガイドさんがいないと入れないところがあります。ガイドさんいないと入れない3種類の見学ツアーのチケットは、それぞれビジターセンターで買えます。
3種類のツアーとは、
・クリフパレス(チェイパンメサ)
・バルコニーハウス(チェイパンメサ)
・ロングハウス(ウェザリルメサ)
私が行ったときは、コロナで1つもツアーはやってませんでした。まじかー。
もし行くならバルコニーハウスのツアーへ行ってみたいな!と思いました。ハシゴとか登ったりするのが楽しそう(遺跡じゃなくてハシゴかーい!)。
クリフパレスはツアーに入らなくても遠目から見えるけど、バルコニーハウスはツアーに参加しないと見れなそうだし(トレイル歩けば離れた場所からですが見れるとこもありますが)。
メサベルデの見どころは
・チェイパンメサ
・ウェザリルメサ(夏のみオープン)
この2ヶ所に分かれていて、チェイパンメサの方が見どころが多いです。順番に紹介していきます。
メサベルデの地図
■チェイパンメサ考古学博物館
こちらはメサベルデで発掘されたものが展示されているのですが、私が行ったときはコロナで閉まっておりました。
くっそ〜残念。
■スプルース・ツリーハウス
スプルース・ツリーハウスは、チェイパンメサ博物館の脇からすぐ見えます。
ココから見える景色はコレ!
スゲー!なんでここに家作っちゃったの?!
実は住居跡ってあまり興味なかったんですけど、実際見ると興味が湧いて超面白かったです。1200年頃の遺跡で、崖の上では農業をしてたらしい。
夏場は自由に出入りして見学できるそうですが、今回は、コロナのせいなのかダメでした。
トレイルをちょっと下ったら近くで遺跡が見えるかなあと思って、しぶとく行ったのですが、あんまりでした。
■クリフパレス
クリフハウスは見た中で一番立派な感じでした!
【対岸から見た様子】
昔の人の住居って、あるのは一箇所だけだと思ってたら、何箇所もあってそれもびっくり!
近くで見た様子。なんだか本物じゃないみたい。
ツアー行かなくても迫力は伝わってきました!あとで調べたら、クリフパレスは、メサベルデで1番規模が大きいらしい。やっぱりな。
■バルコニーハウス
ここも規模は大きいと思うのですが、バルコニーハウスの真上の道路には来てみたけど、真上過ぎて見えません。
もし見たかったら、Soda Canyonの駐車場から20分くらいトレイルを歩くと、離れた場所からですが見れるポイントがあるよ。もしくはツアー。
■ピットハウス
ピットハウスは居住跡なんですけど、崖を住処にしてたのとは異なり、大地に住んでいたときの住居跡。一部が地面の下になっていたみたい。
といってもイメージしづらいですよね。こちらをどうぞ。
煙突っぽい穴がありますね。
こういった遺跡があちこちにあります。ただですね、このあたりで夫がおなかが痛いと言い出したので、各ポイントで停まってもらい、私が一人で回ってました。
おっとよ、大丈夫か?
■スクエアタワーハウス
ここは名前の通り、スクエア型のタワー。8mくらいの高さがあるそうです。見張り台って感じ?
それとも当時のデートスポットだったのかしら?
■サンポイントビュー
ここからはたくさんの住居が見渡せます!
上の写真は、クリフパレスを対岸から見ている様子。
オークツリーハウス。
これはなんだったかな。
6つの住居跡が一気に見渡せるんです!
■サンテンプル
サンテンプルは大地の上に作られていて、その土台が残っている感じでした。あまり面白みがなかったのか、写真を撮っていません。すいません。
ヴェザリルメサが閉まっていた為、私達はこちらには行っていませんが、見どころは
■ロングハウス
ツアーでしか入れないところ。メサベルデで2番めに規模が大きい。
■ステップハウス
20分ほど歩いて断崖の住居跡を見に行きます。こちらは自由に見ることが出来るみたいです。
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メサベルデには、デュランゴか、コーテス(コルテス)の町から行きます。上の写真が見えにくいですが、青ポチがメサベルデ。
デュランゴからはUS-160を西へ。ビジターセンターまで90分。
コーテス(コルテス)からはUS- 160を東へ。ビジターセンターまでは15分くらい。
自分たちは前日にキャニオンランズへ寄っており、コーテスに宿泊、翌日にメサベルデに入りました。
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崖の間という、これまたすごいとこに家を作ったな、どうしてあそこに住むようになったのかなあと思いました。
遊牧民
⇓
大地の上に定住(ピットハウス)
⇓
石を積み上げた本格的な家
⇓
そこを捨てて断崖住居
⇓
忽然と姿を消す
どうしてあそこに住むようになったのか、どうして姿を消してしまったのか理由は未だに明らかになっていません。
なので勝手に想像してみました。
断崖で暮らすようになったのは、雨風を避けるのに良かったのかなあと思いました。このあたりって標高が2000m以上あって冬は寒いですし、夏は日差しが強いです。
とはいえ、あんな崖に住む方が大変じゃない?そのまま平地に家を建てて暮らしていた方が良かったのでは?と疑問ですが、崖の家の方がトータルで快適だったんでしょうね。トイレで崖を上り下りするのは面倒くさそうだけど・・
で、もう一つのナゾ、忽然と彼らは姿を消したことですが、100人以上人が住んでいたみたいだし、シカとか食べ物を取り尽くしたのかなあと思いました。自然界の食物連鎖が崩れて、食べ物がなくなっちゃったのかな?
もしくはコロナとか疫病だったりして。
このナゾが解明されてなくて、いまだにミステリーっていうのが、メサベルデのおもしろいところですね!
メサは平地、ベルデは緑の意味。そう言えばサルサベルデも、緑色のトマトを使ったサルサですね。
行く前は、「遺跡?興味ないよぉ〜」と思っていたのですが、すっごい場所に住居があったので、「えー!こんなとこに人が住んでたの?!」とむしろとてもおもしろかったです!世界遺産なのも納得かな。
でもアメリカ人って国立公園は好きだけど、「え?世界遺産?なにそれ?」って感じで、世界遺産という言葉自体がアメリカではあまり知られてない(もしくは興味ない)のは面白いですね。
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