海外で生活してわかったアメリカでは美しい歯並びが重要な理由
アメリカで暮らすようになり、気づいたこと。それはテレビを見ていも、街中を歩いていてもみんな歯並びがとてもキレイ!
特にテレビに出演している芸能人やコメンテーターの方達は、歯並びがキレイな上に、色が超白い!
アメリカでは歯並びが悪い人が少ない印象を受けます。芸能人だけの話ではなく、歯並びが悪い人にはほとんど会ったことがない、というほどみなさん綺麗にしています。
「アメリカ人は歯が命!」と言っても過言ではないくらい、見た目が美しいですよね。
アメリカではほとんどの人が綺麗な歯をしていることから、歯への意識高いことが伺えます。
なぜここまで歯への意識が高いか、ということなのですが、歯並びは大変重要だと考えているからだと思います。
歯並びがガタガタだったり、抜けたりしていると、アメリカではその悪さが大変目立ちます。ほとんどの人がキレイな歯をしているとなると、悪い方が当然目立っちゃいますよね。
日本では、八重歯ですとか、歯並びが一列でない人が周りにいても「ちょっと歯並びが悪いなあ」と思う程度で、でもそれは本人の自由という感じで、周囲の人もそこまで気にしてないですよね。
どちらかというと歯並びがいいと目立つ感じかも。
歯並びが悪いから、お金が無いんだ、とか知性を感じない、と言う風には日本では判断しないですよね。
歯並びが重要だと言われるのは、ニコっと笑う笑顔がアメリカでは大事なのではないかな、と私は感じます。知らない人でも目が合えば、ニコってしますよね。
知らない人とでも気さくに挨拶や話をするアメリカでは、スマイルは大事なコミュニケーションの1つですし、素敵な笑顔の要素でもある歯並びが重要視される、というのはあると思います。
アメリカでは、目でコミュニケーションを取るというより、口元で表情を作っている感じがします。
歯並びが良いと、口を大きく開けて笑っても恥ずかしくないし、自信のある笑顔が出るんですよね。
ビジネスで歯がキレイだと有利と言われるのは大げさな気もしますが、私はそうかもしれないな、と今は思います。
歯に自信がないと隠すようにもごもごしゃべったり、ニコっと歯を出して笑うのを避けがちになります。ビジネスにおいて良い印象を与えることが出来る、自信を持った振る舞いに繋がる、という点では綺麗な歯並びは大変有利だと思います。
ですので歯並びが悪いとコンプレックスになるというのも納得です。まわりが歯の意識が低ければ、自分の歯並びが悪くてもみんな同じだから、まあいっかで済みますが、周りが意識高ければ、「自分の歯並びは悪いから・・」とネガティブにもなりえます。
こういった理由から、アメリカでは小さいうちから、お金をかけて歯を直すのでしょう。歯並び悪いのはお金がない、という構図にもなっています。歯を直すほどお金に余裕がない、と考えるようです。
なので歯で人を判断する、ということもあります。
実際自分が接客をしていて、お客様の歯の一部が無かったりすると、「もしかして代金を払ってくれないのではないか?」と思っている自分がいるのです。(歯並びが悪いのと、歯の一部が無いのはちょっと違うのかもしれませんが。)
人を見た目で判断してはいけない、と教わってきましたし、そんな風に思ってはいけないと感じるのですが、自分と同じ様にアメリカ人も判断している、また、判断されてしまうのかなとも思いました。
もちろん歯並びだけで判断しない人もいますけどね。
アメリカでは子供のうちから歯列矯正をするのが一般的ですが、大人でもしている人はたくさんいます。
すごく歯並びがキレイな人が、いきなりワイヤーをつけてきたので、理由を尋ねると、
「下あごが引っ込み過ぎていると歯医者に言われたから」
とのこと。本人は
「子供みたいでやだ」
と言っていたので、やはり子供のうちから多くの人がしている、という感じなんですね。といっても、言ってた本人19歳ですが。
日本だとカワイイと言われる八重歯ですが、アメリカだとドラキュラの歯を連想させて、カワイイとは思われません。
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私自身は日本で昔歯列矯正をしていました。16、17歳くらいの時に始めたので、かれこれ20年以上前の話です。
矯正をすることになった理由はもちろん歯並びが悪かったからなのですが、自分から「歯を綺麗にしたい」と言ったわけではありませんでした。
アメリカに住んでいる親戚が、母に「アメリカでは子供の歯を綺麗にするのは親の義務」と言った言葉が母に火を着けたようです。20年も前でも、歯に対してアメリカは意識が高かったことがわかります。
ちなみに、矯正歯科に行きたての高校生の時に、「2回払いなので、今日のお支払いは42万円になります~」と受付の綺麗なお姉さんに言われたときは、本当にびっくりしました。
親から料金の事など事前に全く聞かされていなかったので、心の中で「え!よんじゅうにまんえん・・?!持ってないけど~!!」と大量の汗、そして半泣きでした。なにせ高校生ですから。大金中の大金です。矯正ってそんなに高額なんだ、とも思いました。
仕方がないので、その時は「・・忘れました・・。」と苦しい言い訳をして乗り切った思い出があります笑。
受付のお姉さん、「そうですか~では次回にお持ちください。」とアッサリ冷静な対応だったのも今だに覚えますけどね。
「お母さん、忘れずに前もって言ってよ・・」ってちょっと恨みましたが、矯正に合計で80万円以上はかかっているので、決して安いものではありませんよね。
日本では保険が効かないので、それが高い理由になっているのですが、「大金出して歯並びにこだわらなくてもいいのでは?」と考える人もまだ多いと思います。
アメリカでは保険が効くこともあるので、日本よりは少し値段は安めだと思います。
とは言ってもどの程度治すかにもよるので、一概には言えませんが、お金をかけてでも子供の歯を直してあげたいとか、大金かけても自分の歯を治す、それはつまり、歯並びがとても重要な要素と考えている所が日米で大きく違うのだと思います。
日本は歯並びをそこまで協調していないというか、どちらかというとかみ合わせが悪いと上手く噛めないとか、虫歯になりやすいということを強調しているように感じます。
アメリカでは歯の健康も大事ですがそれよりも美しさが大事というのが強調されている感じ。
日本とアメリカ、歯に対する考えも大きく異なるのを痛感しています。これも1つの大きな文化の違いなのかもしれませんね。
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