アメリカは超福祉国家!弱肉強食な世界だけど肥満で車椅子や障がい者には優しいよ

アメリカって弱肉強食の世界だと思うんですけど、その一方で弱者には超優しい国だと感じるんですよね。

 

アメリカでは車椅子に乗っている人をよく見かけます。

 

それが当たり前の日常というか、社会に馴染んでいる印象で、あまり違和感を感じません。

 

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アメリカが福祉に投じているお金は日本の約9倍!

アメリカは福祉にものすごくお金をかけています。

 

確か300兆円くらい使われているんじゃなかったかな。

 

日本はどのくらいかというと34兆円くらい。

 

国土も人口も違うから比較しにくいですが、それでもアメリカは福祉にすごいお金をかけています。政策によって予算の変動はあるものの、凄い金額ですよね!

 

具体的には年金や、メディケア(高齢者医療制度)、メディケイド(障害者や低所得者向け)、貧困者を対象とした福祉に使われます。

 

私がハンディキャップについてアメリカで感じること

アメリカは弱者には優しい世界だと思います。

 

例えば駐車場。ハンディキャップを持つ人が停めるスペースはとても広く取られているなって思います。スーパーでは段差がないところがほとんどですし、足が悪い人の為に、スクーターが置いてあります。車椅子の方用に、ボタン押せば自動に開くドアの設置も多いです。

 

あと公共のバスは車椅子の人が乗降しやすいように、スッテプが自動で出てくるので、乗る人も運転手にも負担がありません。

 

国立公園でもスロープが多い観光スポットが多く、足が悪い方でもアクセスできる様になっているという印象を受けます。

 

ハンディキャップの方はそのせいか、堂々としている印象があり、当たり前に社会に溶け込んでいる感じがします。極端に言ったら、アメリカの車椅子の人は弱者になってなくて、「ドケヨ!」って感じで移動してますねw

 

アメリカの「ファミリー・ガイ」っていうアニメ知っていますか?ブラックジョークが多いコメディアニメなんですが、登場人物の1人が車椅子に乗っている警察官。そういった設定も、アメリカの社会を表していると思いました。

 

あと私が驚いたのは、某アメリカの航空会社を利用したとき、足にハンディキャップを持っている方が客室乗務員だったことです。緊急時にお客様を助けることが仕事でもあるので、今の日本だと採用されることはほとんどないと思うのですが、でもアメリカでその光景を見たとき、あ、アメリカは全然違うんだと思いました。

 

企業側の「私達はハンディキャップを持つ人も採用しています」というアピールもあるんでしょうけど、でもこれが当たり前なんだという世界にとても驚きました。

 

そういった方を雇用することで雇い主が税金の控除を受けるなどもあるので、雇用を促すことにもつながっているんでしょうね。

 

日本はどうか

日本だとこれがどうかというと、あくまで私のイメージですが、社会的弱者は静かな印象があります。

 

日本も福祉に力を入れていますし、何もやってないわけじゃないんですけど、まだこれからの部分も多い気がします。

 

例えば、車椅子用の駐車場にそうではない車を停めてしまっても、取締りが弱いとか。

 

膝が悪い私の親戚が、日本は階段多くて困ると嘆いてました。駅に行ってもエレベーターがどこでもあるわけじゃないので、電車の移動を嫌がってました。

 

一緒に旅行することになったときも、最後は車での移動を選びました。理由は座ってるだけで良いからです。体に不自由がある方にとっては、日本はまだ不便だと感じることが多いと思いました。

 

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アメリカの福祉の歴史

アメリカの福祉の歴史ってどうなのかな?と思って勝手に調べてみました。

 

19世紀ころ、アメリカの工業化が進み、また豊富な農業地があったため、仕事に簡単にありつけた。福祉制度の定着に時間がかかった

1929大恐慌で失業者あふれたが、政府は企業にまかせておけば立ち直ると考え、あまり介入しなかった

国民不満爆発。フーバーに代わって、ルーズベルトが大統領に当選。その時に出来た社会福祉制度が定着

1960年代にはメディケア(高齢者や障害者向け)・メディケイド(貧困者向け)・食料クーポンを導入

 

アメリカの保険制度について思うこと

アメリカでは健康保険制度に国が介入していません。日米の違いは、

 

日本・・保険は国が発行し、加入は義務

アメリカ・・保険は民間が発行し、会社を通して入るか、自分で入らなければ未加入

 

アメリカでは国が介入しているものもあるのですが、65歳以上(メディケア)と低所得者(メディケイド)のみになります。オバマケアでは医療保険に入る義務を課し、未加入の場合はペナルティがありましたが、現在では連邦レベルではペナルティは無くなっています。

 

多くの人は勤務先の企業が提携している民間の保険に入るか、自営業なら自分で選んで民間の保険に入ります。でも保険加入が義務ではないので、選択肢として保険に入らない人もいることになります。

 

医療費が高いので、保険が無いと目玉が飛び出る様なとんでもない金額を請求されますし、かといって保険料自体も高いので、保険に入らない、入れない人達がいるのがアメリカの現状です。

 

バイデンがオバマケアをオプションの1つにすると言っていますね。私は今の時点ではこれは良い考えだと思います。

 

同じ民主党のバーニーサンダースは国民皆保険を導入したがっていましたが、「強制的に」保険に入れるシステムはアメリカに合ってない気がします。アメリカでは、「自分のことは自分で管理すること」に誇りを持っていますし、だからこそ他人から強制されたりするのを嫌がる人が多いと思います。

 

マスクですら嫌がる人も多いし・・

 

色々な人種・文化が入り混じっているのもあるので、「みんな入って下さい」という国民皆保険の道のりは険しいのかなと今回の大統領選挙で感じました(私は日本みたいに国民皆保険になってほしいと思っていますけどね)。

 

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最後に

福祉に手厚い分、こういった権利を逆手に取る人ももちろんいますけど、アメリカが投じているお金の額は凄いと思いました。

 

保険の分野では、私はアメリカの保険に入っていても不安ですし、どうにかして欲しいという気持ちは正直あります。

 

でもこの分野での改革には、まだまだ時間が掛かりそうだなあと思いました。

 

アメリカの高い医療費を現地で実感!米の保険の仕組みは知っておくべき

 

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