現地生活に馴染めないと感じた私が海外在住長い人から貰ったアドバイス
アメリカ生活はどうですか?時々楽しく、時々辛いですか?それとも辛くてどうしようもないですか?
海外生活って慣れ親しんだ日本の生活とは全く違うので、驚くことや戸惑いもありますよね。憧れていたから来たのに、こんなはずじゃなかった、こんなに現地生活が大変だと思わなかったという気持ちも大きいと思います。旅行の時は見えてなかったリアルな現実が目の前に立ちはだかってくるんです。
私もそうでした。
私はアメリカが好きでアメリカに住みたい!と思って渡米しましたが、それでも現実はとても大変です。30代でアメリカに来たので、頭が固くなっていたのもあります。年齢は関係ないとは思いつつも、やはりアメリカに渡ってきた年齢が年を重ねているほど、順応するのに時間がかかるのは事実だと思います。
英語の習得がまず1つです。物覚えが悪くなってくるし私も身をもって実感します。
それと考え方。
恐らくほとんど誰もが海外生活の中で、日本ではこうだったのに、という価値観の衝突とか、自分の考え方を変えなくてはいけない、ということにぶつかるのですが、考え方1つ変えるのですら本当に大変ですよね。
日本で長く暮らしていればそれなりに経験もあるし、プライドもあると思います。日本で生まれて育って、長年その環境をもろに受けて、出来上がったのが今の自分だから、はいそうですかとすぐに割り切れるものではありません。
だから、
「日本ではこうだったのに」
「日本ではそんなやり方ではなかった」
といった考えや言葉が出てくるのは当たり前なのだと思います。
渡米したての頃に私も同じように思っていて、どうしてアメリカってこうなの?日本だったらあり得ないよ!っていつも思ってました。
例えば時間で言えば、私は時間は守らなくてはいけないとか、守るべきだと私は考えていて、それが絶対だという風に思ってきました。
でもアメリカではそうではありませんでした。
もちろん時間は守りますけどそれなりで、日本ほど規則正しくはありません。友達と約束しても、悪びれる様子もなく遅れてきたり、ドタキャンもあります。公共の乗り物も日本のように正確ではありません。家の修理を頼んでも、来るといってたのにまったく来なかったり。
だからそのギャップに苦しみました。自分が大事にしていたことがこの国では違う。それでも、アメリカでは当たり前に成り立っている。
イライラして、どうしていいかわからなくなりました。
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もう一つ例をあげると、言わなくても相手がわかってくれるだろう、という日本独特の考えを取り去るのに私は苦しみました。
例えばハワイに行ったときにアメリカ人の親戚がを案内してくれることになったのですが、私は行きたいところがあったんですが、遠いし悪いし、「どこでもいいよ」というような返事をしてしまったんですね。
気をつかったつもりでしたが、でも相手からしたらはっきり言ってほしいし、どこでもいいなんて、相手からしたら困るというか、どうしたらいいかわからないと感じるみたいです。
アメリカではハッキリ言っていいんです。遠いけど、カパルアビーチに行きたい!って思うなら、行きたいです!と言っていいんです。ウミガメみたい!だったらウミガメみたい!でいいんです。コーヒー飲みたいだったらコーヒーを下さい!でいいんです。黙ってても全然出てこないですよ。
曖昧な考えだと、アメリカでは何も考えてない人と思われやすいです。自分の意見を言って「私はこう思う」と主張してもだからといって嫌われたりしないですし、1つの考えとして受け入れてくれます。
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そういった、「ん?何かちょっとおかしいぞ。違和感あるぞ」という場に出会ったら、「まてよ。何か違う考え方があるのかな?」と思うことが出来ればオッケーです。
その時は納得できなくても大丈夫で、恐らくその後も同じ様な状況が起こったり同じ様な感情がまた沸き上がってくるハズなので、ちょっとずつ受け入れていけば大丈夫です。
だって自分の価値観ってそんなに変えられないし、32年間、貫いてきた想いとか考え方ってそんなに急に変わらないですよね。
失敗するのを避けようというのではなくて、むしろ失敗は避けられないので、変えるとしたらその問題が起きた時にどう考えてどう対応するかが大事なんだと思います。
ただ、「日本ではこうだった」と固執してしまうと自分が苦しいし、相手にもあまり良い印象はないと思います。あまりというか、自分も相手にも良いことはないかもしれません。
私も無意識に、「日本だとこうなんですけど・・。」って現地生活の長い日本人に話していたことがあります。それは別々のシチュエーションでしたが、2人から「日本では日本では・・っていう考え方は、なるべく早く取っ払った方がいい」と言われました。
その時は自分もよくわかっていませんでしたが、要は、固定概念が強くてアメリカの悪いところばかりが目に付いていたのだと思います。もしくは、良い面を見いだせていなかったのだと思います。
例えば、アメリカ人は時間にルーズに見えるけれど、それは「日本人の時間キッチリは息苦しく見える」とも取れますよね。
海外で日本的な考えを貫くことはやろうと思えば出来ます。できますが、でも自分自身が辛くなります。
まあメンタルを保つ為にも愚痴ったりするのも時々必要なんですけど、愚痴った後はもう言わないとか決めた方がいいと思います。
上手く行かない時にグチグチ言って、人のせい環境のせいにしてた過去が私にはあるんですけど、人は離れていく、後味悪いで良いこと何も無かったですし、人のせいにしている間は物事が好転していきませんでした。
それでもまだ日本では・・って思うなら、どうしてアメリカに来たのかってことを思いだして下さい。
自分で選んで覚悟もってきたんですよね?海外が生半可じゃないことは私もそうなのでわかります。旅行じゃない、生活だから。好きで来たとしても辛いです。
でもアメリカに来たんだから、来れたんだから、もう既に1つ壁乗り越えてるじゃないですか。だから大丈夫です。馴染めないのも越えられますよ。英語の勉強だったり、今自分がやれることでいいからやりましょうよ。やれることやったらきっと次の選択肢が見えてくると思います。
ここはアメリカなんだから、異なる考え方なのは当然。そういう解釈もあるんだ!くらいのスタンスの方がいいのだと思います。むしろ両方の国の考え方を知ることができてラッキーだな~くらいな感じでいいのです。
それは自分の事を受け入れることであり、他人のことも受け入れることなんです。
ゆっくりでいいので、「頭カチカチでアメリカの考えを受け入れらんないよ~!」という自分を、まずは素直に受け入れてみてはどうでしょうか。
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