トランプ大統領の政策を一覧にまとめたよ!共和党トランプ政権のやったことわかりやすく
2020年の11月はアメリカの大統領選挙ですね。
●共和党代表は現職のトランプ大統領
●民主党代表はバイデン
今後はこの2人が討論会などで争うことになります。
トランプ大統領が掲げてきたスローガンは
・米国第一
・アメリカを再び偉大にする
アメリカが世界のリーダーとしての役割を果たすより
自国の雇用が優先!
アメリカの製品を買え!
ってことで、これをベースに政治に取り組んできました。
●メキシコに壁を作る
当初トランプは
「メキシコが建設費を支ってよ!」
と主張。でも実際に払っているのは米国。国防費を使っています。
作業自体は行われているのですが、壁ではなく既に存在するものを
「ただ取り替えているだけじゃん!」
と言われています。
2020年が終わるまでに450マイル分つくる予定のうち、110マイル分くらいしか出来ておらず、進捗は遅いです(2020年1月の時点)。
●不法移民の一斉摘発
●入国審査の厳格化
イスラム系7カ国からの入国を90日間禁止にしたり、難民受け入れを制限。
トランプの移民政策についてはこちらでも書いています⇒移民問題を現地で実感!トランプ大統領の移民政策&メキシコの壁わかりやすく
トランプ大統領は、
「オバマケアは費用がかかりすぎ!」
と主張して廃止にしたがっています。
現時点で廃止にはなっていませんが、オバマ時代の
「保健に入らなければ罰金」
は撤廃されています(州によっては保健に入らないと未だに罰金)。
オバマケアとは何かと言うと・・
日本と違い、アメリカの保健制度は国が介入していません。
民間の保健に入ることになるわけですが、保険料が高いので無保険の人もいます。
そこで出来たのが政府の補助が付いたオバマケア。無保険だった貧困層を含む、全ての国民に加入を義務付けました。
パリ協定とは、2050年以降に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標としています。
排気ガスによる気温上昇制限することを目的につくられました。
トランプ大統領は離脱を正式に通告していますが、離脱が実質有効になるのは2020年の秋。
離脱の理由は、
「パリ協定は他の国には利益あるけど、米国の労働者には得にならーん!中国の温室効果ガスの排出や、インドの石炭生産が増えるのは認められて不公平じゃん!」
TPPとは環太平洋パートナーシップ協定の略。
アメリカや日本、アジア、太平洋などの12カ国間での経済連携協定のこと。
離脱の理由は、
「国内の雇用を守る為!」
ナフタとは、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国間で結ばれた経済協定。
3カ国間で貿易障壁を取り除き、円滑な取引を行うために作られました。
再交渉ということで、例えばカナダとメキシコからアメリカへ関税ゼロで輸入する乗用車は各年間260万台までとなりました。
後ろ3文字の「FTA」は自由貿易(フリー・トレード・アグリーメント)の意味。
トランプ大統領はこの言葉を嫌っていたようで、NAFTAからUSMCAに名前を変更。
※USMCAはthe United States Mexico Canada Agreementの略です。
イラン核合意とは、イランの核兵器開発を大幅に制限する為に、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国と共に、前オバマ政権がイランとの間で結んだ合意。
イランが核開発を大幅に削減する見返りとして、イランへの経済制裁を段階的に解除するというもの。
しかしトランプ大統領は核合意から離脱。
離脱の理由は、
「イランの核能力が維持されているやないか!」
アメリカが抜けたことにより、イランは核合意で約束した義務の一部を
「今後は守らないよん!」
と言っていて、トランプ大統領はイランに対して自動車や鉄鋼、イラン産の原油などの分野で経済制裁。
過去3回に渡って米朝間で会談。
北朝鮮が朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むなどを確認しました。
なのですが。
2人は過去に、
トランプ大統領「ロケットマン」「病気の子犬」
キム・ジョンウン「老いぼれェ!」
などと言い合っていた事が・・。
今は2人の関係は良いと取らえられていますが、国と国の間ではそうではないですし、表向きな部分が多そうです。
中国に対し、電子部品や半導体などの項目で25%など関税を高くしました。
それに対して中国は低姿勢で出てくるどころか、大豆やとうもろこし、自動車などに関税をかけて報復。
お互いに関税を掛け合ってきました。
現在は一時期よりは落ち着いていますが、休戦と合戦を繰り返しています。
関税をかけた理由は、
「中国からの高いものを買うより、アメリカの工場で作ったほうが良いわ!」
でもこれは世界1の覇権争いの意味合いが大きい様です。
米韓AFTとは、アメリカと韓国間の自由貿易協定(=AFT)です。
主に自動車を中心に改定されたもの。
米国の車を韓国で販売出来る台数を増加、韓国産のピックアップトラック(大型の車)の関税25%を更に20年間維持してその後の2041年に撤廃するなどを約束しました。
法人税率を従来の35%から21%に下げました(=トランプ減税)。
あと個人所得税の最高税率が39.6%から37%に引き下げられました。
これは夫婦で60万(約6000万円)ドル以上稼いでいる人が対象なので、お金持ちにとって有利になりました。
地球温暖化対策で打撃を受ける石炭産業への支援のため、石炭火力の優遇や環境規制の緩和などの政策を打ち出しました。
でもシェールガスの価格下落や再生可能エネルギーの低コスト化によって、石炭の消費は伸びず。
政策は行き詰まっています。
ドット・フランク法は、リーマンショックの再発防止の為、オバマ政権で成立した金融規制改革法です。
金融機関への規制強化、金融機関の破綻ルールの制定、銀行がリスクのある取引をすることへの規制が盛り込まれているもの。
トランプ大統領はそれらを転換し、中小銀行を中心に緩和。
とはいえ公約にあげていた大規模な規制緩和ではありません。
核なき世界の理想主義を掲げたオバマ前政権から大きく方向転換、核戦力の多様化を進める方向。
また原発の減少は国家の安全保障にかかわるとして、原発閉鎖を阻止する緊急措置を命じました。
トランプ大統領が行ってきたコロナ政策についてはこちらで詳しく書いています。
トランプ大統領が行ったコロナ政策まとめたよ!アメリカの対策&対応わかりやすく
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トランプ大統領が取り組んできた事は、薬価引き下げや、アメリカ大使館をエルサレムへ移したなど、細かい部分ではまだあります。
でもエルサレムはパレスチナも領有権を主張していますし、国政的にはイスラエルの首都とは認められていないのにそれを無視。
乱すなあと思いました・・。
トランプ大統領はオバマ大統領の行ったことをひっくり返しているので、オバマさんは内心、怒っているでしょうね・・。
オバマ政権からトランプ政権になった時、民主党から共和党へ政党が変わったので、多少は政策が変わるというのはあります。
それにしても多くのことをトランプ大統領は変えちゃったんじゃないかなあと思います。
良いところで言えば、トランプ大統領は有言実行しようとしているところですかね。
公約を掲げながらやらないという政治家が多い中で、それは評価出来るのですが、側近であっても気に入らないからクビとか
「オレはこれもやった!あれもやったんだあ!」
って小学生か?という感じは正直します。
まあこんなに大きく好かれ、大きく嫌われる人もそうそういないのではないかなと思います。
トランプ大統領はアメリカ第一で国を守るための政治をしていますが、協定は抜ける、合意も離脱するなど、世界と足並みを全く揃えないので余計に問題が起きていると感じます。
協定などを抜けて、1対1の2カ国間の交渉に持ち込んで、アメリカにとって都合の良いルールを作るやり方は脅しに取れるような・・。
NAFTAでも
「メキシコやカナダが再交渉を拒むならNAFTAから離脱しようかな」
と言ってましたし。
多くの国が絡んでいる協定などでは強引に取引できないけど、1対1の交渉に引きずり出せば多少強引に進められる可能性があるからで、そのやり方は怖いなあと思いました。
「俺たちアメリカがナンバーワンだ!」
と力を示したいのもあるんでしょうが、ビジネスマン時代のやり方もこうだったんですかねえ?
アメリカが豊かになっていく政治を目指しているなら素晴らしいのですが、アメリカのことしか考えない、世界に全く寄り添わない政治に対してはどうなんだろう、という疑問が湧き上がりました。
余計に問題が起きていくような・・。
全体的にはトランプ大統領の言うアメリカ・ファーストは
「アメリカの白人ファースト」
なのかなあと思いました。
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