アメリカと日本お金の価値観の違い。お金を受け取ることに躊躇ないアメリカ人【考え方】
日本とアメリカで、お金に対する価値観は大きく違うなあと感じます。
以前、日本とアメリカのお金の使い方違いについて書いたことがあるのですが、今回は同じお金でも、お金を受け取ることに対する違いに焦点を当ててみます。
●米在住の私が感じるアメリカ人がお金を貯金しないで使いまくる理由
アメリカ生活で気づいたことは、アメリカ人が、稼ぐことに対してあまり感情を隠してないということ。
例えば、仕事に対して給料が見合ってなかったとします。その場合、「仕事内容と給料が見合ってない」と上司にアピールすることがあります。
自分が予想している金額よりも低くて、交渉しても給料を上げてもらえなければ、「え?もっと稼げないの?じゃあ他に行こうかな」って感じ。
「仕事がすっごく忙くて、中にはクレームもあったんだけど、でもその分結構稼げたから嬉しい!」と言っている人もいたな。
クレームのことは全然気にしてナイw
それよりもいっぱい稼げた!やっほー!って感じなんでしょうね。
いやクレームも少しくらいは気にしようよw
キャリアカウンセラーの話をたまたま聞いていたときは、
「就職の面接ではお給料について聞いてください。面接で聞くのはマイナスになると思ってますか?そんなことは無いです。むしろなぜ聞かないんですか?」
という意見でした。まあ、アメリカ人でも面接で給料交渉をするのは気がひけると感じている人が多い気はしますが、いくら稼げるのかを聞くのは結構あるんじゃないかと思います。給料やベネフィットを確認しないと、契約にサインできないからかな。契約社会だし。
お金を稼ぐときではないですが、自分がサービスを受けたときのことを言いますと・・
サービスは最悪だったとしても、お金の請求だけはしっかりしてくるんですよねw
例えば、病院で医療を受けたとき、誤請求が結構多かったです。病院(保険会社も含む)なんだから、そんなことは無いだろうって思いますよね?ところが、過剰請求が結構あります。
しかも、「これ違うやーん!」って気づいたら、「これは違うと思う」とクレームをあげないと対処してもらえません。自分がそのミスに気づかなかった場合は、多く支払う羽目になってしまうわけです。
自分のせいじゃないのに、気づかないのは自分のせいになるのです。
病院とか保険会社はそもそも自分たちのミスに気づいてないか、自分たちが仮に間違っていても、「相手が後から何かを言ってくるでしょ?とりあえずこの金額を請求しよう!」的なスタンスなのかなと・・。
ええ?!もぎ取り方式ぃ?
はいそんなスタンスです・・。
アメリカでは主張しないとダメ!と言われることにつながっている気がするなあ。
病院の看護師さんで、出勤日に遅刻している人とか見たし・・。担当のナースがまだ来てないから待っててって・・。
結構適当。
日本はというと、稼ぐことも大事だけど、
・お金のために働いているんじゃない
・この仕事は好きでやりたいからやっている
・正義のためにやっている
・人を助けたくてやっている
・やりがい
という方が多いんじゃないかなと思います。稼ぐことももちろん大事だけど、例えそうでも「お金お金」と言葉にすることははしたないと感じている方が多いですよね。
控えめだあ!
そういえばドコモの携帯電話を使っていたとき、ドコモ側の間違えで2倍の請求が来たことがあります。
でも手紙が届いて、「手違いで請求してしまったため、返金致します」と過剰分はすぐにかえってきました。
ってか、倍の金額を引き落とされていたこと自体に私は気づいてなかった・・w
日本の会社は本当に親切ですよね。
アメリカだったらこんな風にはならないだろうなあ。
とあるアメリカ人が言っていたのですが、
「日本の人は最高だ!お金に対して本当に謙虚だよね。チップを要らないと言うし。アメリカは金(とかチップ)をくれくれ!ってお金のアピールする人がほんと多いよ。日本はスバラシイよ!」
文化が違うので、どっちがいいとか悪いとかではないのですが、昔日本でバイトしてて、外国人がチップをくださったとき、
「チップ?日本ではチップの文化はないんです。頂けないですよ」
と拒否してしまった覚えがあります。その方がチップを置いて去っていってしまったので、最終的には頂きましたが、チップもらっても困るよ〜とその時は思ってました。逆に失礼だった?
でもアメリカで暮らす今は、例えば、自分が働いていてチップがゼロでも、チップくれよぉとアピールすることはありませんが、「はあ?チップゼロ?ありえんわ!!」とは内心思います。
金くれえ!とそのうち私も言い出すのかな?!
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お金を受け取ることに対してアメリカでは感情を隠してないといいますか、正直と言いますか、遠慮はない気がします。
給料を上げてとか上司にいう人もいるし、あまり質のよくないサービスを提供でも、請求はしっかり。過剰請求であっても、相手が気づいてなければ相手の責任だという感じ。稼げればいいと思っている人もいます。
病院もビジネスライクに私は感じてしまったのが正直なところです。
人の命を助けたい!という使命感を持っていると思うけど、「しっかりと見合ったお給料を頂いた上で」、という前提をビシビシを感じたのでした。
アメリカ生活のリアルについてはこちらで書いています↓
アメリカの大自然についてはこちら↓
ラスベガスについてはこちらでまとめています↓
ラスベガスに来たらグランドキャニオンは観光必須!
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