アメリカでの病院の行き方!急な腹痛・胃痛でも予約無しで行ける病院はアージェントケア

アメリカの医療って複雑で日本と全く違いますよね。

 

日本だったら病気になったら保険証もって近くの病院に行けばいいだけですが、アメリカの医療システムはそもそも国が介入してないから、自分で保健に入らないといけないし。企業に勤めている人は会社が保健を出してくれたりしますが、その保健が適用される病院とか医者に行くことになると思います。

 

好き勝手に病院にいけないのは大変ですよね。厳密に言えば好き勝手に行けるといえば行けますが、保健適用外の所に行ってしまったら大変な金額を請求されます。

 

先日、夫がお腹が痛いと言って嘔吐を繰り返していたので、病院へ連れてきました。

 

意識があったので救急車は呼ばなくて大丈夫だろうと判断しましたが、市販の薬を飲んでもちょっとしか回復しなかったので、翌日に保険証を持って病院に連れていきました。

 

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どこの病院に連れて行ったか

病院に連れて行くと言っても、保険適用の病院に連れて行く必要があるので、入っている保健会社のウェブサイトにまずアクセス。そこから自分の住んでいるエリアのアージェント・ケア(Urgent Care)の病院を探しました。

 

アージェントケアって何ですか?というと、急病を見てくれる病院で、具合が悪いけどそこまで切羽詰まった容態ではない場合に行く所。

 

それに対して、エマージェンシールーム(emergency room)がありますが、こちらは意識が無いとか一刻を争う場合に行く所で、設備が整っているという感じですね。

 

ネットでアージェントケアを探した所・・

 

近所にある大きな病院が適用になっていたのですが、大きい病院は順番を待たなくてはいけない気がするから本人が嫌だと。

 

更に調べたら、UCHealthという病院があちこちにあり、そこの1つがリストにのあったので夫に勧めたのですが、これも評価がイマイチだから嫌だと。

 

病人なのにリクエストが多かったのですが、変なとこに連れて行って治らなかったらもっと嫌だなと思い直し、検索を続けました。

 

すると同じUCHealth でも評価が高い病院がありました。

 

でもそこは保健会社のリストに載ってなくて、じゃあどうしようかなと困っていたのですが、同じ名前の系列病院なのだから、リストになくても適用になるでしょ!ということでその病院に行ってみることにしました。

 

ちなみにUCHealth の略はUniversity of Colorado Healthです。

 

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アージェントケアに行ってきた

行った病院はショッピングエリアの一角にあり、小ぢんまりしていました。

 

受付でまず、この保健が適用になるか?と保険証を提示したら「YES」とのこと。良かったとひとまず安心しました。

 

ちなみにアージェントケアは緊急な人を見てくれるので、予約無しで大丈夫です。

 

かかりつけ医(PCPという)を事前に指定しておけばかかりつけの病院に行けたと思うのですが、自分達はかかりつけ医を決めてませんでした。こういった場合とか、混んでてかかりつけ医の予約が取れない場合はアージェントケアが良いと思います。

 

夫のことが心配で付き添いたかったのですが、コロナ禍ということもあり、付添の人は車で待っていて下さいと言われました。

 

アージェントケアは一般的に待つことが多いとネットに書いてありましたが、私達が行ったときは待合室に全然人がいなかったので、40分程で夫が診察など全て終えて病院から出てきました。胃炎だと診断されました。

 

薬はウォルグリーン(薬局)で受け取って下さいとのことで、処方箋を持ってその後薬局に向かいました。

 

全体的に受付の人もお医者さんもとても親切で、日本人夫の為に今後の食事の取り方など日本語版をプリントしてくれました。医療英語ってめちゃくちゃ難しいと感じるし、かといって間違えたら大変なことになるし、日本語はありがたいなあと思ったので、お医者さんの優しさに感謝ですね。

 

コストは?

アージェントケアでの受診料は20ドルでした。ウォルグリーンでの薬は35ドル。トータル55ドル。

 

これが平均して安いのか高いのかよくわかりませんが、保健なくて緊急で病院行って7000ドルくらいの支払いがあった時と比べると非常に安いです。保健様!という感じですね。

 

でも薬がちょっと高い気が。

 

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最後に

やっぱり海外の医療のことって事前に知識を得てないと慣れてなくてダメですね。

 

今回はそこまで緊急じゃなかったから良かったですが、人の命がかかっている時にどこの病院行けば良いの?とか、調べるのに時間かかってたら意味ないなあと思いました。

 

かかりつけ医(PCP)を決めてなかったのも反省で、これから夫と相談して指定するつもりです。

 

ていうかかかりつけ医って何なのよ?と結構理解するのに時間かかりました。

 

このかかりつけ医っていうのが日本人の感覚だとなかなかわかりづらいですけど、要はまず保健に入る。

 

で、その保健会社と提携していて尚且、自分で指定した病院(かかりつけ医)でまず診てもらう、というのがアメリカのシステムという事なんですね。かかりつけの病院で深刻な病気だと言われた場合は、かかりつけ医が専門的な病院を紹介する、という感じかなあ。

 

そう考えると日本の医療システムってやっぱり凄いですよね。こんな複雑じゃない上に安いし。

 

アメリカはもうちょっと国が仲介した方が良いよって思うんですけど、なかなか糸筋縄ではいかなそうですよね。

 

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